今更人に聞けない四字熟語vol.5「軽薄短小」「唯我独尊」
「軽薄短小」(けいはくたんしょう)
【意味】
価値が少ないこと。 「軽薄」は、軽くて薄いという意味から、転じて、軽々しくて価値がないこと。 「短小」は、短くて小さいこと。内容などが薄っぺらで中身のないさま。
【語源】
「軽薄」と「短小」が組み合わさったことば。 軽く、薄く、短く、小さいこと。そのような商品が一般に好まれるとして、1980年代になっていわれた語。
【例文・使い方】
(1)だれとでもすぐに親しくなるのはいいが、度が過ぎると軽薄短小と思われるよ。
(2)携帯電話は軽薄短小の傾向が著しい。
(3)電化製品は軽薄短小化している
「唯我独尊」(ゆいがどくそん)
【意味】
この世で、自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること。 釈迦しゃかが生まれたときに七歩歩き、一方で天を指し、他方で地を指して唱えたという言葉と伝えられる。 この世の中で自分より尊いものはいないという意味。
「天上天下てんげ唯我独尊」の略。 「唯我」はただ自分のみということ。
【語源】
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」とはお釈迦さまが生まれた際に発した言葉です。 「宇宙の中で私より尊い者はいない」という意味で,お釈迦さまが誕生した時に,右手を挙げて唱えたと伝えられています。
本当の「天上天下唯我独尊」はすべての人の命に等しい価値があることを
教えられた言葉なのです。
(「自分が一番」と偉ぶってうぬびれている人に対して「唯我独尊」という言葉が使われますが、これは本当の意味ではありません)
【例文・使い方】
(1)「彼は私が今まで出会った人の中でとりわけ唯我独尊な人なので、苦手だ」
(2)上司の唯我独尊的な決定に部下たちは不満を持っていた。
(3)唯我独尊な人がリーダーになると、チームの雰囲気が悪くなる。
天上天下唯我独尊が元の文でお釈迦様の語録であることは確かなようですが、自己中思想の強い人じゃなく人命全て等しい価値ありが正解?との説がありますと少々悩む所であります。
自己解釈としては「唯我独尊」と「天上天下唯我独尊」の意味は違うと認識
するようにします、日本語って難しいですね。