『恐竜ガーティ』論 アニメーションの他者性
0.従来の『恐竜ガーティ』評価『恐竜ガーティ』(1914)はアニメーション映画黎明期におけるアメリカの作品であり、アニメーション映画の先駆的な仕事をしたウィンザー・マッケイの代表的な作品である。
例えばアニメーション研究者であるポール・ウェルズは『恐竜ガーティ』について、マッケイがガーティのアニメーションと対話し、最終的にマッケイがガーティの背中に乗って映画の中に入っていくことを説明しつつ、以下のように評価している。
ウェルズ自身が「大袈裟な評価に思えるかもしれないが」と注