ベネさん

東京都町田市でリフォーム工房bene vivereという小さな会社を営んでいます。 (…

ベネさん

東京都町田市でリフォーム工房bene vivereという小さな会社を営んでいます。 (屋号のベネ・ヴィベレとは、ラテン語で”よりよく生きる”という意味) 日々の"よりよく生きる"ための気づきや"ここちよい暮らし"のヒントを備忘録として記録しています。

マガジン

  • ベネさんのbene vivere日誌

    bene vivere(ベネ・ヴィベレ)とは、ラテン語で「よりよく生きる」という意味。 その日に見つけたbene vivereなコトやモノを記録しています。

最近の記事

直観にしたがう

いい歳をして数珠を持っていなかったので購入。 昨日、近しい方の葬儀に参列してきたからだ。 しばらくお会いしていなかったのだけれど、関係的にとても近しい方。 私の両親と変わらないはずなのに、いつもエネルギッシュで明るい印象の方だった。 大きな病気をされて、無事に退院されたと聞いたのが少し前だったので、突然の訃報を受け、驚いた。 告別式の当日は、まちのお祭りに出張マルシェで出店予定だったので、キャンセルするかどうか迷った末、代わりに店番をしてくれるという娘に任せることで、妻と

    • 36回目のマルシェ

      昨日は毎月第3日曜日に自宅の庭を開放して開催している「こだちの家マルシェ」の日でした。(2021年4月1日より毎月開催し、36回目) ※トップの写真はゲスト参加くださった手織り小物の作家さんの作品。 こもれびの柔らかな光が当たった感じが素敵だと感じたのでパチリ いつも一緒にやっているメンバーは、 「がま口をメインとした手づくりバッグやポーチの作家さん」 「自身で市場に行き目利きした魚を干物にしたり、海鮮類をミールキットにしているまちの魚屋さん」 「布小物からエプロン、スカー

      • 「やり直しがきく」ことの意味を考える

        今日は子供部屋を間仕切り、お兄ちゃんと妹ちゃんのお部屋をつくる工事の最終日。 それぞれのお部屋に可動棚を設置しました。 棚板は、色をつける前提でパインの集成材をご用意し、壁紙の雰囲気に合わせた色のオイルを入れる予定だったのですが、カウンター材の切れ端で奥様と試し塗りしてみるも、思ったより色が綺麗に入らず、ペンキにて色をつけることに…😌 後日、それぞれのお部屋の棚板を自分で塗装するお手伝いをし、仕上げる予定です。 クロスと同様、お子さん達が棚の色を選ぶそうなのですが、奥様

        • 「階段室のギャラリー」がもたらすもの

          先日一緒に「愉しく養生」をさせていただいた子供部屋の間仕切り工事。 おかげさまで順調に進んでいます。 本日、息子くん、娘ちゃんのお部屋の間仕切りした壁面にクロスが貼られました。 お子様との関わり方をとても細やかに、そして丁寧にされているお客様なので、各々のお部屋のクロスは各自子供達で決めました。 それにしても、大人っぽいクロスを選ぶなぁ。 話は変わりますが、今回は2階の子供部屋の工事なので、必然的に毎回階段を登り降りします。 その階段室の壁面に、ものづくりが好きな2人の

        直観にしたがう

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        • ベネさんのbene vivere日誌
          17本

        記事

          竜退治の騎士になる方法

          昨日は頭痛が酷かったので早寝。 今朝は早くに目が覚め、昨晩ほったらかしにしていたシンクまわりの片付けを済ませ、事務所へ行こうと玄関に行くと、靴が乱雑な状態が目につきました😌 最近の私は、「靴を揃えること」を意識しています。 当たり前のことなのだけれど、私には意識しないとなかなかできないこと。 気づいたら、自宅ではもちろん、お客様宅でも自分の靴はもとより、職人さんの靴も揃えるようにしています。 そのきっかけは、現場で出た端材を利用して下駄箱の棚を増設し、家族それぞれの靴の置

          竜退治の騎士になる方法

          昭和な思い出

          先日、これから工事を担当させていただくお客様宅にうかがい、内装の仕様打ち合わせをしてきました。 いつもはご夫婦とのお打合せなのですが、この日は奥様だけ。 フローリングもクロスもすんなり決まり、話は高校に進学する息子さんの話に…。 息子さんの進学先が、たまたま私の最寄り駅の学校だったので、通学経路のこと、地元商店街のこと、校風についてなどの雑談をしているうちに、奥様の趣味の話になりました。 奥様の趣味は野球観戦。 小中学校の頃からハマりだしたとのこと。 で、好きだった球

          昭和な思い出

          愉しく養生♪

          今日は明日からの工事に向けて、作業をする2階子供部屋と資材の搬入経路の床養生(養生→傷がつかないようにカバーすること)をさせていただきました。 いつもは独りで黙々と作業をし、淡々と終えるのですが、今日は仲良くさせていただいているお客様ということもあり、お子さん達に「テープ貼るのを手伝ってくれる?」と声をかけてみました。 お休みということもあり、お兄ちゃんがテープを貼っていると、妹ちゃんも「やりたい!」と手をあげてくれたので、テープ貼りおまかせし、おかげさまで私は次の作業に

          愉しく養生♪

          親の背中

          先日、大分県の国東半島の山の上で田舎暮らしをしている両親宅へ3年ぶりに里帰りした。 帰省中、九州の豊かな自然の中で感じたり思ったりしたことがたくさんあったので、忘れないうちに少しずつふりかえりをしていこう。 私は両親(特に父親)に対してコンプレックスがある。 なぜかというと、自分たちの世界観を持ち、その世界観を磨き、愉しんでいる一方で、自分にはそういうものがないと感じているから。 とはいえ、3年ぶりに両親の世界観に触れてみると、森の中に作られた父の手づくりの家を、素直に「

          親の背中

          若気の至り

          箱根にセカンドハウスを持つ同級生のお宅の工事に朝からうかがう。 土曜日ということもあり、箱根湯本の駅に近づくと自転車乗りの人をちらほらと見かけた。 そして温泉街の風景を見ていたら、新卒で入った会社を辞め、ワーキングホリデーでカナダに向かうまでの期間に、ふと思い立ってマウンテンバイクで名古屋まで行った時のことを思い出した。 なぜ温泉街で思い出したかというと、初日はお昼過ぎに地元の町田を出て、暗くまるまでこぎ続けてたどり着いたのが箱根湯本だったからだ。 準備もせずに出かけた私は

          若気の至り

          身近な師匠

          久しぶりにお客様宅の棚をDIY。 ちょうどいい感じに空いているスペースにピッタリの寸法の棚。 いたってシンプルな棚なので製作は順調に終わり、片づけをする。 自分でいうのもなんだけど、以前よりも片付けができるようになったなぁ。 昔の私は本当にやりっぱなしだった・・・(苦笑) 特に自宅の場合は「まぁ、いいか?」となりがちだった。 私は仕事柄、いろんな職種の職人さんたちとのおつきあいがあるのだけれど、皆さん本当にすごい人ばかりだ。 職人としての技術的な面はもちろんなのだけれど、

          身近な師匠

          ガンコおじさんの謝罪

          妻が教えてくれたのだけれど、わが家の子供達からみた私は 「絶対に謝らない人」だそうだ。 聴いたときは「心外だな」と少々ショックを受けたけれど、 「確かに頑なになってしまうところがあるな・・・」と思い直す。 それ以来、そう思われていることが心に引っかかっていた。 先日、外出していた娘を駅まで迎えに行ったときのこと。 車中でとりとめのない話をしていたのだけれど、 その中で彼女が小学校の時に所属していた少年団の話になり、 高校生の娘はどうやらそのお手伝いとして久しぶりに参加するら

          ガンコおじさんの謝罪

          「もなか」が教えてくれたこと

          昨日、わが家の家族の一員だったジャンガリアンハムスターの「もなか」が亡くなりました。享年約1年8ヶ月。 あまりにも短い一生でしたが、私たち家族と過ごしてくれた時間は癒しや幸せに満ちたものでした。 今日も、ケージに歩み寄って様子を見に行こうとする自分にふと気づいた時に、「ああ、もういないんだ・・・」と実感し、とてもさびしくなりました。 話は変わりますが、最近、かつてベストセラーになった「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」を読み、アドラー心理学に興味を持ち始めました。 「も

          「もなか」が教えてくれたこと

          モノよりもコトの方が大切

          同級生のセカンドハウスのちょっとした工事の現地調査にうかがいました。 打合せを早々に終え、帰り際に、車のない友人を乗せてホームセンターへ。 今夜ある花火と大文字焼がある箱根は大にぎわい。 すごい人出で、道路もめちゃくちゃ混んでいます。 で、時間がたっぷりあったので、車中でいろいろな話をしたのだけれど、一番印象に残ったのが、彼のお金に対する考え方でした。 友人は超一流企業の研究者。 色んな面で恵まれていて、手に入れようと思えば、なんでも手に入れることができるのだけれど、「

          モノよりもコトの方が大切

          「新しい楽しみ方」みつけたよ

          ふとメールボックスを開くと、先週開催したワークショップの参加者のお母様からうれしいレポートが入っていました。 ご許可をいただいたのでご紹介しますね。 ワークショップ中は、まずスタートとゴールを決め、その間の動きをお母様と力をあわせながら作っていました。 特に貼りつける木の長さを計り、「ここで切って欲しい!」と線を引いて何回も私のところに持ってきてくれた積極的な姿勢が印象的でした。 ワークショップを終え、カスタマイズできるように銘木の「端っこ」をご希望の方にお持ち帰りいただ

          「新しい楽しみ方」みつけたよ

          親子でつくるビー玉おもちゃ

          今日は一粒万倍日。 何かを始めるのによき日なので、久しぶりにブログを再開してみました。 再開1回目は近況報告。 先週末に、木工ワークショップ(以下WS)を久しぶりに開催しました。 コロナになる前に、年4回に渡って連続木工WSを開催したことがあるのですが、その時は地元の絵画造形アトリエ アトリエ・アルケミストさんとの共催だったため、今回は当社主催で初の単独開催。 開催に先立ち、約2ヶ月に渡って、アルケミストさんのWSの手法を学ばせていただきました。 今までやっていたWSで

          親子でつくるビー玉おもちゃ

          たまごを売るリフォーム屋の想い

          今日は午後からお得意様へたまごの配達。 去年の4月から毎月、約1年半続けているのだけれど、よく言われるのが 「リフォーム屋さんなのに、なんでたまごを売っているの?」 という質問。 なんでだろう?と振り返ってみました。 そもそもは去年3月の新型コロナの飲食店の自粛がはじまった頃、ちょうどご自宅のリフォーム工事をさせていただいていた養鶏農家を営む友人(上は鶏舎を見せてもらった時の写真。撮影時以外はマスク着用)が困った状況になってしまっていたので、少しでも応援したくて始めました

          たまごを売るリフォーム屋の想い