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私が撮りたい写真、とは。

ずばり、

「察してもらえる写真」

です。

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「良い写真」という言葉をよく目にも耳にもするけれど、はて、良い写真とは何だろう。
「良い」の基準は人それぞれだし、写真に求めているものも人によって違うので、「良い写真」イコール「これ」というものは無いと思っています。
皆さんにとっての「良い写真」はどんな写真ですか?
私にとっての「良い写真」は、「その写真を撮った人がいつどこで何をどう思って撮ったのか」を察することが出来る写真です。
例えば、

ああ、この写真を撮った人は〇〇を旅行した時にこの写真を撮ったんだろうな。楽しかったんだろうな。
ああ、この写真を撮った人はお子さんとお出かけしたんだろうな。目に入れても痛くないほど可愛くて仕方ないんだろうな。

と感じる写真です。

たった一枚の写真からそう推測出来たのは、その一枚に「必要な情報が必要な分だけ」収まっているから。
情報が多すぎると纏まりません。かといって、情報が少なすぎると判断に困ります。情報は多すぎても少なすぎても混乱を招くだけで、結局何も得られないままあやふやに終わってしまいます。
だから、たった一枚の写真を見て「いつどこで何をどう思って撮ったのか」を察することが出来る写真は凄いな、と思うんです。
写真に収まっている情報が多すぎず少なすぎず、写真を一目見ただけでそこに写った状況を理解できる。且つ、その状況から写真を撮った人の情緒も察することが出来る。
凄くないですか。
私もそういう写真を撮りたい。

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誰かの写真を見て「楽しい」「幸せ」という気持ちになることはあります。
でも、「私の写真を見てこういう気持になって欲しい」とは全く思っていません。
世の中全員、育った環境も社会的地位も、職業も住んでいる場所も性格も何もかも違います。そういう状況で、私基準の「こういう気持ち」を相手に求めるのは少し、僭越に思えてしまうのです。
ただ、私の写真から私の「好き」「楽しい」が相手に伝わって、それにつられてその人も「楽しそうだから行ってみようかな」などと連鎖したら嬉しいな、とは思っています。

私がnoteに投稿している写真達は、私が思う「良い写真」ばかり。
そんなわけで、いつも「つられてくれ~つられてくれ~」と念じながら写真を投稿しています(笑)

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余談ですが、私がカメラを始めた頃に撮った写真を見た妹が

「これ、何を撮ったの?」

と言いました。
シャッターを切る瞬間、妹のこの一言がいつも頭をよぎります。

「何を撮った」、か…。

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