少しの躊躇もなくファンとご飯に行った話

もうすぐで冬も終わり
春の訪れが来ると言われているのに
芸人人生において
ずっと極寒の真冬状態に陥っている程の
現在全くと言っていいほど売れていない芸人が日々送るにつれ思ったことを書く糞エッセイ

お気に召さない方はスキとフォローだけして閉じてください。


新たなファンが出来た

だいぶと前の記事に書いた初めてのファンが出来てから
しばらくたったがようやく2人目のファンと言うファンが出来た

私のネタに惚れこんでと言うわけではなく
広告活動的に使用している配信アプリ内の常連の方が
わざわざ遠方から足を運び
犯罪者でも出れるようなフリーライブに見に来てくれた。

しかも
見事にそのライブでカマしてくれた

カマすのみでは分からないので少しかいつまんで説明しよう

そのファンが来てくれた犯罪者でも出れるようなフリーライブは
私よりも数段上のランクの芸人さんが多数出演するようなライブで
集客の10割がその芸人さん目当てのような感じだったのだが
そのライブのオープニングの際に

MCの芸人さんが「今日は誰を目当てに来たんですか?」と
たまたま私のファンを当てた

「○○(私の芸名)です!」

会場は一瞬にして「誰?」の空気に変わった

空気が止まったと言ったほうが表現上あっているかもしれない

そんな空気を変えてしまうほど売れていない私が全てにおいて悪いのだが
袖にいた私ですら「芸人さんに配慮して嘘つけよ」と思ってしまった。

そのお陰か普段よりもウケて
何とかいい姿を見せれたんじゃないかなと思いつつライブも終演し
帰り道でたまたまそのファンと出会った

「○○(私の芸名)です!」の時に分かったのだが

女性だった

しかも凄く綺麗な方だった

普通にモデルしていますと言われても納得するようなビジュアルで
こんなに綺麗な方と芸人ということで繋がっている状態に感動を覚えた

とりあえず来ていただいた礼をして
何年も前から用意はしてたのだが一回も渡す機会の無かった自己紹介を
載せた名刺を渡し

気が付いたら
2人で居酒屋に入っていた

念押しに言うが
その後、しっかり手を出したとか
そんなウルトラハッピートゥルーエンドでは無いので安心してほしい
正直「あれ?これって、、」みたいな変な気持ちには凄くなった

居酒屋でそのファンとお笑い談義を交わし
お互いにお酒も入り
お笑いとは関係なく談笑も沢山した

あぁ凄く楽しい

今まで彼女もおろか異性と手すら繋いだことすらない男が30cmも無い距離で綺麗な女性とお話をしている
現在全くと言っていいほど売れていないのに
こんなことをしていいのだろうかという罪悪感も余裕で消し去ってしまうほどに
楽しかった

ガールズバーってこんな感じなんだろうなぁ

本来芸人とファンはあくまで芸人とファンの間柄から成り立つのが常識だが
決められている校則を破る高校生みたいな
訪れなかった青春を謳歌しているような気持ちになった

やってしまったことに対しては反省している
最低だと貶してもらっても構わない

ただ 褒められたいんだよ
ぬるま湯に浸からせてよ

そして食事が終わり 解散をして
1人寂しく家に帰った

芸人とファン
こんな売れていなさ過ぎて笑ってしまうほどの芸人にも
ファンは着実に増えているんだなと実感も出来た


何か芸人で恩返ししないとな そろそろ
いや明日にでも


今日まで私は売れていない、しかし明日はもっと面白い私に出会える、明日は売れる、明日から売れる。


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