褒める人もいれば貶す人もいれば

すっかり夏が終わり
秋まっしぐらで
涼しげな日々を過ごす
ネタ終わりが涼しげな結果で終わることが
まだまだ多い現在全くと言っていいほど
売れていない芸人が日々送るにつれ
思ったことなどを書き起こす糞エッセイ

お気に召さない方はスキとフォローだけして閉じてください。


最近身の回りに些細な事だが変化が起き始めた

単刀直入に言うと

私が他の芸人からの支持が増えてきている

支持と言うと何か選挙じみた言い方みたいなので
簡単に略すと

私のネタ終わりに
「ネタ面白かったです」と他の芸人さんが声をかけてくる機会が多くなった

ただでさえ地下芸人は褒められる回数が少ないため
他の芸人からの意見でもすごく嬉しく感じる

今の私のスタイルは一言で表すと

狂喜乱舞喚き散らしスタイル
なので
基本的に他の芸人とテイストが被ることが少ない
こんな言い方を自分自身でしていいのかになるのだが
芸人がこのスタイルに行きついたらダサいなと思われるスタイルを
私は全力で突き進んでいる

大きい声 翌日の事を考えずに動き回る 変顔 変な動き

分析するのも恥ずかしいが
私のネタの9割がこの4点で満たされている
先日のキングオブコントで特に評価されていた設定重視など皆無に近い

だからこそ

他の芸人の支持が多い

と感じている
肝心のお客さんの評価は残念ながらまだついて来ていないが
いずれか同業者からお客さんに伝わるのを心ばかりにしている


ただ、そんな調子がほんのりいい感じの私だが
この間久しぶりにボロカスに言われた
むしろ腹が立った

今回の記事のメインディッシュに当たる部分を今から書こうと思う

先日とある事務所オーディションに行った時の話だ
その事務所オーディションに参加するのは初めてで
思ったよりも大きい事務所に圧倒されたのを覚えている

受付で名前を言い
とある会議室へと通された
そこでその事務所に所属しているか定かではないような芸人に囲まれながら
着替えを済ませ自分の番が呼ばれるのを待った

遅い
それにしても

事前の連絡では16時に自分のネタ見せの時間と書かれていたのだが
ふとその会議室にある時計に目をやると17時を優に超えていた

時間にルーズな事務所なんだろうなと感じた

時計の針が18時に差し掛かる瞬間に私の番になり
会議室の隣にある小部屋へと移され
良く分からない作家2人に対してネタを見せた

ネタが終わり息が上がっている私に対して1人の作家がこう言いやがった

「そのスタイルって逃げてるよね」

思わず怒りそうになった

そこからダラダラ作家2人にこれだから面白くないんだ的な事を
言われ続けたが
心の中で死ねと思いながら右から左に受け流した

今の私のスタイルは確かに大喜利連発と言うよりは
テンション芸に近いものではあるが

ボケが出来ないから逃げた

と判断されるのは違うと思う
逃げと言うよりもそのスタイルで攻めているんだ

そのスタイルに全てを捧げているんだ
それでボケているんだ

そもそも理解できない人に対してはいくら面白いネタをしても
意味が無いなと思った

私のスタイルは賛否両論だ
否の方が多いかもしれない

かたや褒められ方や貶され
お笑いってまだまだ難しいと感じた


今日まで私は売れていない、しかし明日はもっと面白い私に出会える、明日は売れる、明日から売れる。


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