バステト

日々の気になった事や考え事を整理するのが目的 中の人はデザイン関係の人

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最近の記事

Netflix パワー・オブ・ザ・ドッグ

今年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)と獲った作品で映画批評家らにも今年のオススメ映画に入っていたりしたので観ることに Netflixの映画は映画じゃないって映画祭側から弾かれていた数年前までの映画界の態度はなんだったんだっていうくらいの手のひら返しにまずは流石と言いたい Netflix側ももちろん郷に従った部分は多分にあって、専用の劇場を作ったり期間限定で劇場で上映したりなど、合法的な手続きを取ってきてのコンペへの参加なのでこうなってくると映画側も文句の言い

    • NETFLIX カウボーイ・ビバップ

      恐らく今年観たドラマシリーズの中でワースト作品だったかもしれない 原作にあたるアニメ版は擦り切れるほど観ていて、歴代No.1に近いくらい好きなアニメ作品だったので、今回の実写企画が立ち上がった時点から本当に楽しみと不安で一杯だったが、結果、不安で一杯になる結末になってしまった 今年ワーストに酷いとはいえ、音楽はアニメ同様に菅野よう子、吹き替えの声優も当時のアニメの声優を起用と、ファンへの「安心材料」は担保されていてこの出来なので、その2要素もなかったらと思うともっと恐ろし

      • Netflix スーパー・クルックス

        ボンズ制作のNetflixオリジナルアニメ 原作は「キックアス」「キングスマン」のマーク・ミラー 若者向けアニメというよりかはどちらかというとアラフォー以上の人が観るようなアニメのテイストでちょっと懐かしさがあるくらいの雰囲気と内容 音楽はテイ・トウワでED曲のボーカル担当はUAな辺りもターゲット層の年齢層が高めなのが更に如実 この作品自体がスピンオフだということを知らないで観ていて、これがスピンオフだと気づいたのは第7話くらいまで観てからというかなりどんくさい観方を

        • Netflix スヘルデの戦い

          第二次世界大戦時のスヘルデの戦いを描いたオランダ・リトアニア・ベルギー合作の戦争映画 ナチス・ドイツと戦う連合軍の話で、各々が人種・立場・関係性の違う若者3人の視点で描かれた構成になっていて、一方的な見方ではない現代的な戦争映画になっていて見応えがあった アメリカの戦争映画的ないかにもプロパガンダ映画な作風でなく、(とはいえドイツ側に関しては若干の偏りは仕方ない設定)直接戦争最前線の勇姿を描いているわけでもないストーリーの進行の仕方がとてもよかった 1944年あたりの資

        Netflix パワー・オブ・ザ・ドッグ

          Netflix ナルコス:メキシコ編 S3

          南米版ゴッド・ファーザー作品でもあるNetflixオリジナルのナルコスのスピンオフ メキシコ編のシーズン3 今作のシーズン3でメキシコ編はラストシーズン 今後「ナルコス」自体が他のスピンオフも含めて新作が出るのかは分からないので、もしかするとこれで「ナルコス」という作品自体が終わりの可能性もあるのが個人的にファンだった自分からすると大変寂しい シーズン3は少し他のシーズンとは違い、直接的にカルテルと敵対しない間接的な繋がり(結果的には組織にダメージを与えるきっかけは作る

          Netflix ナルコス:メキシコ編 S3

          Netflix アーミー・オブ・シーブズ

          ザックシュナイダー監督の「アーミー・オブ・ザ・デッド」からのスピンフフ作品 時間軸は「アーミー・オブ・ザ・デッド」の前日譚な位置づけ 主人公が「アーミー・オブ・ザ・デッド」で金庫破り担当だったティーダが主役とあって、内容は金庫破りの泥棒コメデイ寄りエンタメでジャンル的には鉄板ジャンル 一応世界的にはゾンビが蔓延し始めているというメディアからの報道をサブリミナル的に入れつつスピンオフ感は出しているものの、正直そんなに関係がない内容なのでゾンビが好きじゃない人にも楽しめる内容

          Netflix アーミー・オブ・シーブズ

          Netflix チェスナットマン

          北欧デンマークで製作されたサイコ・スリラー・サスペンスドラマシリーズ かなり出来の良い内容で今年見たドラマシリーズの中でも屈指の出来だと思う サイコ・スリラー・サスペンスはもう出尽くした感はあるので、どこまで雰囲気を持って最後の犯人まで辿り着くかがポイントなってくる中で、この作品は「北欧」という普段あまり映像作品としては馴染みのないお国柄の雰囲気をフルに活用して製作しているのがとても良かった 北欧のイメージとサイコホラーはありそうでなかった組み合わせなのでギャップが良か

          Netflix チェスナットマン

          ブラック・ウィドウ

          マーベル作品のナターシャを主人公にした映画作品 これもコロナの影響をモロに受けてディズニーは配信も始めようとし、主演のスカーレット・ヨハンソンから訴えられそうになるほど揉めた作品(配信になると映画の興行成績からパーセンテージでボーナス契約をしていたであろうスカーレット・ヨハンソン自身のギャラが減るから) 今作品のストーリーは時系列で見ると、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後くらいの時間設定となっているものの、もうシビル・ウォーを憶えていない… なのでそこまでコ

          ブラック・ウィドウ

          クワイエット・プレイス 破られた沈黙

          近年のB級ホラー映画ではダントツに面白かったクワイエット・プレイスのまさかの続編 パート1を見たときには確かに面白かったんだけれど、終わり方を思うとまさかのパート2ができるとは思わなかったし相当ヒットしたんだと思う 今作は本来2020年公開作品だったものの、コロナの影響で公開が延期し、ようやく今年に公開になった作品 そして公開を後ろに延期できるほどの期待値の高い作品だったということもわかる(特に外画の強気な無限延期ループはえぐかった) もちろんパート2なのでパート1は見

          クワイエット・プレイス 破られた沈黙

          NETFLIX イカ・ゲーム

          今年のNo.1ヒットドラマで全世界でのNETFLIX視聴者数もNo.1、NETFLIX歴代視聴者数もNo.1 やたらNo.1の「イカ・ゲーム」は確かに1話を見た時点で「これは面白いドラマだ」と誰が見ても思うし、日本だととても馴染みのある設定とストーリー展開で楽しみかたも分かる作り よく思われる点かもしれないけれど「じゃあなぜ日本だとこれが作れないの?」と率直に思う人も結構いたんじゃないかと思う ポップな雰囲気と子供の遊びで競うデスサバイバルゲームという設定はどちらかとい

          NETFLIX イカ・ゲーム

          NETFLIX ケイト

          アメリカ制作の日本を舞台にしたNETFLIXオリジナルのアクション映画 ここ最近日本をベースにしたアメリカ制作映画のリリースが増えていて、この辺の流れはおそらく東京オリンピックの流れで企画・制作が進んでいた作品だと思われる ただ、コロナの影響で大会開催も伸びたことで、こういったエンタメ作品も丸々1年延期されて配信や上映を行っていてどこも大変な状態なのがよく分かる 内容はよくあるリベンジモノで、その舞台が日本で外国人が日本のヤクザと暴れまくってどんちゃんするお話 正直そ

          NETFLIX ケイト

          Netflix イントゥ・ザ・ナイト S2

          ベルギー制作のNetflixオリジナルドラマシリーズ シーズン1が2020年配信だったので約1年ぶりの更新 1話が30分前後だったシーズン1はお試し的な要素もあってのことだと思っていたので、シーズンはもっと尺が長いのかと思ったら、今回もだいたい30分前後で1話が終わるコンパクト仕様は継続 ヨーロッパ制作だからか、こんな世界観でも恋愛的要素や人種・主義主張の要素がアメリカと少し違う演出があるのはお国柄もあって今回も新鮮で面白い 冒頭からシーズン1から突然なんのアナウンスも

          Netflix イントゥ・ザ・ナイト S2

          フィアー・ザ・ウォーキング・デッド S6

          「ウォーキング・デッド」の外伝的立ち位置の「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のシーズン6 本家以外に外伝もシーズン6まで見続けていると、もう立派なウォーキング・デッドフリークなんじゃないかと自負している 本家の「ウォーキング・デッド」から合流したキャラクターが主なキャラクターとしても活躍しているので、本家を見ていた人も最近のシーズンは話に入りやすい面もあると思う 本家がかなりグダグダになってきている分、フィアーは少し路線が違ってきているのも見やすい点なんじゃないだろう

          フィアー・ザ・ウォーキング・デッド S6

          Netflix そして私たちは

          Netflixのもはや得意ジャンルになっているメキシコカルテルを題材にしたドラマシリーズ 実際に街の住人を大虐殺したカルテルの事件を題材したドラマで、ストーリーは主に街の住人側から描かれたストーリーで、一人主人公を据えてのストーリー展開というよりかは色々な街の住人の視点で話が進んでいくマルチストーリーシステムになっている 徐々に話が良くない方向に向かっていく緊張感はメキシコカルテル作品としてのはよく出来ていたと思う ただ予算的な問題なのか役者も演出も結構限られた範囲で作

          Netflix そして私たちは

          Netflix 泥の沼 '97

          ポーランドのドラマシリーズで前作に「泥の沼」というシーズン1があり、その後を描いた続編 ジャンルはサスペンスこの作品の大きな特徴はびっくりするほどのストーリー展開のダルさと暗さが特徴だと思っている シーズン1では新聞者のライターがストーリーテラーだったのに対して、シーズン2は都会から派遣されてきた結構やりての女性刑事がメインに変更になっている 時代設定も世界中で80〜90年代をベースした作品が乱立しているのはポーランドも同じなのか、世界観や服装、特に音楽なんかは90年代

          Netflix 泥の沼 '97

          Amazon Prime 地下鉄道~自由への旅路~

          アカデミー賞を獲ったバリー・ジェンキンスが監督を努めた黒人差別問題を題材にしたドラマシリーズ 南北戦争前の南部で行われていた黒人労働者への過酷で差別的な環境から逃げ出す主人公と、それを追いかける賞金首との逃亡劇が主なストーリーの主軸 一部の人間しか知られていない地下に作られた地下鉄に乗って逃げるというのが1つのキーワードになっている 原作本があるお話で自分は原作本は未読で本作を観た一人 一応ファンタジーな演出も入っている作品で、ある程度史実はあるもののノンフィクションで

          Amazon Prime 地下鉄道~自由への旅路~