Netflix チェスナットマン
北欧デンマークで製作されたサイコ・スリラー・サスペンスドラマシリーズ
かなり出来の良い内容で今年見たドラマシリーズの中でも屈指の出来だと思う
サイコ・スリラー・サスペンスはもう出尽くした感はあるので、どこまで雰囲気を持って最後の犯人まで辿り着くかがポイントなってくる中で、この作品は「北欧」という普段あまり映像作品としては馴染みのないお国柄の雰囲気をフルに活用して製作しているのがとても良かった
北欧のイメージとサイコホラーはありそうでなかった組み合わせなのでギャップが良かった(ヨーロッパの小国なんかだと実際はとんでもない事件がたまに出てくるのであくまでもイメージ)
事件の内容もかなり容赦のない描写がさらっと出てくる辺りもヨーロッパの生々しさがあって良かったし、事件の流れと登場人物達の側面で揺れる苦悩も事件とリンクしてくる構成がうまく効果として現れていたと思う
北欧の映像作品はどの場所でも家具が異様にオシャレ過ぎるというのも見どころで、なんてことない体育会のような場所に並んでいる椅子が「ヤコブセン」だったり、家のダイニングの照明が「ルイスポールセン」だったりで、デンマークの人達からすると一部は生活に馴染んだ家具なのかもしれないけれど(実際はIKEAまみれというのも聞く)あまりにも洗練され過ぎていて内容そっちのけで小道具・インテリアを見てしまう
原作本もある作品である一定の節目で終わっているので、今後シーズン2ができる内容なのかは分からないけれど、世界観は抜群に良い上質なサスペンスドラマなので、是非続編も期待したい
ポスター(インターナショナルver)
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