シン・映画日記『非常宣言』
MOVIX三郷にて韓国映画『非常宣言』を見てきた。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンという韓国2大スター共演のフライトパニックムービー。
ソン・ガンホ演じる刑事ク・イノの奥さんやイ・ビョンホン演じる元パイロットと娘の親子などがハワイ行きの航空機内で離陸後、乗客達が謎の死を遂げる事件が続発しパニックになる中、地上でク・イノが追っていた事件の犯人が飛行機内でウイルステロを行う予告動画を見つけ、それがク・イノの奥さんが乗る飛行機であることが分かり、地上でもパニックになる。
いわゆるハイジャックによるフライトパニック映画だが、それがウイルスパニックも併せたパニック映画に変わる。ハイジャックされる韓国映画なら2年前に公開した『ノンストップ』があったが、
こちらはアクションよりも特に後半はウイルス感染によるパニック映画になる。
そこがコロナ禍の現在にフィットし、
しかも国際問題に発展したり、
大臣や大統領まで出てくる国家レベルのパニックになり、話のスケールも大きくなる。
ただ、その話のスケールが大きくなるスピードが異様に早いあたりは流石にリアルさを欠いているが、
エンターテインメント映画としてはかなり楽しめる。
終盤の国をあげての混乱模様は『ドント・ルック・アップ』っぽいし、
考えてみれば飛行機内のウイルスパニックは飛行機と列車の違いはあるが『カサンドラ・クロス』を彷彿させる。
イ・ビョンホンが演じるパク・ジェヒョクが中盤から大活躍するが、そちらも違う種のドキドキがあるフライトパニックになっている。
展開の急さには難があるが、
概ね楽しめるフライトパニック×ウイルスパニック映画だったかな。
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