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【休職23ヵ月目】リワーク通所開始

(もう6月になったけど、)5月は進展がありました。


1.リワーク(Return to Work)通所開始

今年の3月末から考えていたリワーク、通所がやっと決定・開始しました。

私が通所するリワーク施設は、精神科が運営しているところです。
ただ、私が通院している精神科(厳密には心療内科)とは違う病院なので、リワーク通所にあたり、初診が必要とのことでした。

5/7(火)に初診、1週間後からリワーク通所開始が決まりました。
その間、役所の障害福祉課へ、「自立支援医療」の申請を行います。
→ これを申請することで、リワークプログラム利用料が、3割ではなく1割負担の820円に!

そして、はじめは2〜3日/週で通所する人が多いとのことで、
正直この時期は1日/週でも電車に乗るの怖いけど、
夫がちょうど週2日程度在宅勤務なので、その日に合わせて(=やばくなったらいつでも車で迎えに来てもらえるという安心感)通所することにしました。
結果的に、5/14(火) → 5/21(火) → 5/23(木) → 5/28(火) → 5/31(金)と、9:00~15:30で通所することができました。
エラすぎ。花丸満点。

そして、リワークではなにをしているの?について。

① 講義(受講)

リワークのスタッフ(精神保健福祉士)さんや、外部の心理学の教授みたいなひと?による講義が、おおむね毎朝、1時間程度あります。
テーマはいろいろで、リワークプログラムとは?のような概要や、復職後の再休職リスクについて、認知行動療法、企業のストレスチェックなど、メンタル疾患に関わりの深いものになります。
講義後は、グループごとに感想の共有や、意見の交換などがあります。

私は、2日目くらいまでは、緊張や疲れ、暑さへの恐怖などから、講義内容があまり頭に入ってこない感覚でした。
でも、周りも似たような人多いかなーと思い、気にしませんでした。
3日目からは、講義内容が頭に入ってくるようになりましたが、代わりに講義を聞いているうちに職場であった嫌なことを思い出して、腹を立ててました。

② 個人作業

いろいろ意図が含まれているようですが、リワーク通所開始からしばらくは手芸がメインとのことで、
私は切り絵と、ビーズ製作をしました。
切り絵はカッターを使うときに、ビーズ製作はテグスを力一杯引っ張りながら進める必要があり、どちらも想像以上にパワー系作業。
私は手首痛持ちで、作業内容を変えてもらおうかなーとか考えましたが、
復職後、パソコンのタイピングで同じような手首痛が発生することを踏まえると、「この痛みとどう向き合うか」という視点で進めてみようと思いました。

現在は、

  • 5分以上続けて作業しない

  • 「あともうちょっとでキリが良い」ときも、手が痛くなったら作業を止める

  • 周りにどんどん追い抜かされても気にしない

を強く意識して、休み休み作業するようにしています。
本当は、手首痛が治るのが一番なんだけど…。

(今日も、新しい整形外科で相談したけど「難しいですね、負荷の高い作業をしないようにしてください」で終わって絶望。)

③ 運動

週1日、太極拳のプログラムがあり、それに参加しています。
あまりよくわかってないのですが、「呉式太極拳」の「方拳」を私はしている模様(本当にわからないまま進んでる)。
運動負荷もそれなりに高いのと、覚える型が星の数ほどあって、認知負荷も高いのではないでしょうか。
私は認知機能の低下は現在ないと思いますが、全然覚えられず苦戦しています。

なにより、フロアいっぱいに人が広がって人口密度が高く、
トイレに行くのも人の間を縫っていくような感じで、
汗もかくからフロアの温度・湿度も高くなり、
パニック発作を起こしやすい条件…。
案の定、1回、パニック発作(軽度)を起こしてしましました。
でも、危険な環境ではない(熱中症になるほどの暑さではないし、トイレにも行こうと思えば行ける)ので、こういう環境に慣れていくことも目的です。
トラウマになってしまうと台無しですが、良い塩梅で取り組んでいきたいです。

④ その他

いろいろ雑多に思ったことについて。

  • 給食があってありがたい。味はまずまず。でもリワーク利用料に食費が含まれててありがたい。

  • 電車に乗れないのとは別に、「朝起きれない」という生活リズムの崩れがあったのが、リワーク通所直前から朝起きれるようになった。いまの私は、外的要因でちゃんと起きれるらしい。

  • リワーク中、スマホ(ネットにつながるもの)を使用してはいけない。スマホを使わない生活になりたい私でもたまに不安になるけど、みんな平気なのかな。

他にもいろいろプログラムがあるのですが、通所日数が増えてきたら参加になります。楽しみ。

2.暑さ

5月に入ってすぐ、25℃超えの日が続く(5/3、5/4、5/5)…。
下旬も含めて、15日間も25℃超えの日がありました。
車で3分の近所のスーパーでさえ、駐車場から店内入口までの暑さが怖くて、パニック発作が出かけることも。
こんなだから、5月に入ってからは電車でも、車でも、遠出はしなくなりました。

でも、リワークの通所(2駅8分)は頑張ってます。
6月も耐えられますように…。

3.オンラインカウンセリング

昨年の12月から不定期に受けているオンラインカウンセリング。
5/13(月)に14回目のセッションがありました。

前回のセッションから約1ヵ月が空いて、その間リワーク通所が始まったりいろいろありましたが、
あらためて思うことは「私は不安を探していて、不安で身体を硬直させる。これらはすべて脳(心)が作り出す幻想(発作)だけど、実際に起きている」ということでした。

そして、セッションで導かれた、今後のテーマは「自分を信用するには」。

いまの私は、パニック発作を恐れるとき、「自分の身体を自分の意思で動かせないこと」「自分の身体を自宅へ帰せないこと」がとても不安です。
パニック発作にならないように、
身体を冷やすものや抗不安薬、飲み物を持ち歩いたり、
天気予報から時間帯を選んだり、
空いている時間帯を選んだりなど、

いくらリスクを先回りして避けようとしても、「不安を探そうとしている」以上、別の不安を探してくるため、いたちごっこになってしまうのです。

こうなってしまうのは、「ピンチのときの自分を信用できない(実際に硬直しちゃうし)」というのがありますが、
そもそも、平常時の自分を信用できずに、ピンチのときの自分を信用することはできないでしょう。

そんなわけで、セッションでは、自分が「どうせ〇〇できない」「どうせ〇〇してしまう」と感じていること(=自信のないこと)を探して、その自分を変え、自分に対する信用を取り戻そう、というということになりました。

これから長く取り組んでいくテーマだと思いますが、
半月考えて「これかなー」と思ったのは、「伝えることに自信がない」です。

具体的にですが、私は、

  • 断れない

  • わかってもらえない

  • 意図が伝わらない

ということがよくあります。
たとえば、夫に対して、前向きに考えたことを伝えようとしても、その手前にネガティブな言葉が多すぎて、ネガティブに伝わることが多い、などがあります。
思い返すと、親に対しても、友達にも、医者にも、会社でも、「そういうことを言いたかったんじゃないんだけど…」ということがよくありました。
なんなら通所中のリワーク内でも、さっそく起きてます。

「伝わらない」というのは、不安障害(パニック障害)としても大きな不安があります。
それは、「パニック発作が起きた時に、自分がどうしたいのか、周囲に伝わるか、の不安」です。

さて、どうしたら「どうせ伝わらない」という自分に対する不信感を払拭できるのか。
どうすれば「伝えることに自信をもつ」ことができるのか。

それはこれから取り組んでいくことなのでまだわからないのですが、現時点で意識しようと思っていることを挙げておきます。

  • 伝えたい、ということを意識する

  • 「でも」を付けて話しがちなことを自覚する

  • ポジティブな言葉選びを意識する

4.音楽

さいごに。
相変わらず、音楽(特に演奏)は、私の精神安定剤であり、癒しであり、生きがいであり、とても重要な位置づけのようです。

ピアノとバイオリンは、今月は合計37時間弾いていました。
今年の1月末から始めた(再開した)ことですが、自己充足的な楽しみが見つけられて本当に嬉しいです。
こういった楽しみは、一生見つからないこともあるんだな、というのが見つかって初めてわかるので、よりありがたみがあります。

(逆に、他人に「プロセスそのものが楽しめることを見つけたら、生きるの最高に楽しいよ!ぜひ!」なんて簡単に言えないということがわかりました。)

それでも、5月月初は、他人と比較して「楽しむ」よりも「上達しない」に意識が向いたり、
ジャズというジャンルに興味が向きつつも、知識も経験もなく、何から始めればいいのかわからない焦りがあったりと、苦しいこともありました。

でも結局、自分が「楽しむ」ことが一番みたいです。
毎日、ソナチネの4・7・9・14番を弾くだけで楽しい。周りが飽きても私は飽きない。
毎日、小野アンナとスズキメソードの4・5・6巻を繰り返すだけで楽しい。
同じ曲でも、体調やメンタルによって響きが異なるから、自分の状態の確認にもなる。
ちょっとした刺激がすぐに演奏に影響するから面白い。影響しないでほしいけど。

プロ級に上手い人の前で、「最高に楽しく」演奏できるようになるのが目標かなあ。

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