Teejay

趣味で絵を描いています。日々上手くなるための練習を重ねつつ、作品制作の過程などをこちら…

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趣味で絵を描いています。日々上手くなるための練習を重ねつつ、作品制作の過程などをこちらで語っていきたいと思います。

最近の記事

(超自己流)水彩画の制作過程を紹介します。

数ある画材の中で、水彩画(中でも透明水彩)は、何となく「相性が合わない」と思っており、なかなか手が出せずにいたので、本格的(趣味の範囲で、の意味ですが)に絵の具やスケッチブックを揃えて描き始めたのは、ほんの一年ほど前のことになります。 水彩画を縁遠く感じていたのは、自分の絵を描くスタイルとかけ離れた特性を持っているという印象があったためです。具体的には、自分の描き方が「様々な色を塗り重ねて紙の上で試行錯誤をしているうちになんかいいものができる」であるのに対し、透明水彩という

    • 形をとるための「デスケル」をパワーポイントで作ってみる

      私の場合、絵を描くうえで一番苦手なのは、下書き、即ちものの形をとることです。特に建物、人物、動物は、位置関係がちょっと狂うとモチーフと全く別物になるのが悩みの種(それはそれで味がある、と思っているのですが...負け惜しみかな)。 そのような人のためにあるのがデスケルという道具。透明の四角の枠の中に仕切り線が入っており、これを通して対象物を見ながら、同じように仕切を引いた紙面に正確な位置を写し取っていくというもの 存在と仕組みは分かっていたのですが、実際の写生で使う機会がな

      • 水彩パレットを自作しよう(2)

        前回記事では恐る恐る、ごく基本的な固形パレットを自作しましたが、一旦成功体験を得ると手持ちのチューブ絵の具(お高めのものも含め)も全部固形化してみたくなり、これに伴い →パレットも入れ物を工夫していろいろなタイプを作りたい →パレットが増えたので、色が足りない →絵具買ったら、パレットが.足りない.. のループにハマることに。 パレットも絵の具も、沼にハマると膨大な数が欲しくなりますが、そこは自分のお財布と相談しながら楽しくコレクションを増やしていきたいですね。 以下

        • 水彩絵の具の自作パレットに挑戦 (1)

          水彩絵の具のチューブがだいぶたまってしまったので、これらでパレットを自作してみようと思いつきました。 小中学校の図工や美術の授業の感覚でいうと、絵具というのは都度チューブからパレットに出して使い、その日の作業が終わったらパレットをきれいに水洗いして保管、というイメージが定着していました。 画材店などでちょっといい水彩絵の具のチューブを見ると5mlのものが500円!よくよく考えると、ぺんてるなどの学童向けのものも、12色セットで1000円前後なので、パレットに余った絵具を洗

        (超自己流)水彩画の制作過程を紹介します。

          水彩絵の具の沼にハマりました。

          皆さんこんにちは。 Noteでお絵描きのことを書き始めたのが去年のこと。 1年以上放置してしまいました...。 Instagramの方はほぼ毎日投稿し、今年中に1000件を目指しているのですが。 こちらも何らかのきっかけで挫折しそうでびくびくしています。 言い訳はいろいろあるのですがそれは抜きにして。 1年でお絵描き環境にどんな変化が起きたかというと、散々苦手意識のあった水彩画が、現在日々の練習のメインになっています。 理由はいろいろあるのですが、一番は「出会い」です

          水彩絵の具の沼にハマりました。

          色鉛筆での作品制作過程を紹介

          今回は、私が絵を描く過程を写真で紹介します。 アドバイスやチュートリアルを意図したものではありません。私の個人的な絵に対する姿勢は、「絵を描くのに正しい方法、間違った方法はない。あるのは自己流のみ!」というものなので、この記事を読んでくださったら、役に立ちそうなところは取り入れ、ダメだと思うところは温かい目で見過ごしていただければと思います。助言などがあれば...いつか取り入れるかも?? 使用するのはプリズマカラー(現カリスマカラー)色鉛筆。36色を購入した後10本くらい

          色鉛筆での作品制作過程を紹介

          水彩色鉛筆じゃないの??ダーウェントインクテンスに感動

          水彩色鉛筆は、前の記事に書いた通り、ファーバーカステル社のもので落ち着いたのですが、その決断に至るまでにどうしても無視できなかった気になる画材がありまして。 ダーウェント社の、インクテンス、という商品です。 一見水彩色鉛筆なのですが、商品説明やレビューを流し読みすると必ず目に留まるのが「乾くと耐水性になる」という特徴。 水彩色鉛筆は、固形の水彩絵の具を鉛筆の芯にして、木の軸の中に入れたというイメージですが、インクテンスの場合、固形水彩絵の具の代わりに固形耐水性インクが入

          水彩色鉛筆じゃないの??ダーウェントインクテンスに感動

          比較して実感! 高い画材と安い画材

          絵を始める際、最初から高い画材をそろえるべきか、安い画材で試しながらレベルアップしていくかは、悩みどころです。 高い画材を買うリスクは、「使いこなせないうちに飽きてしまうかもしれない」点。ちょっと使って飾っておくだけになってしまってはもったいない。そして、「せっかく高いものを買ったのだから上手い絵を描かなきゃ」というプレッシャーを自分にかけてしまう点。もったいないから、上手くなるまで使わないようにしよう...と遠慮していたのでは、いつまでも上手くなれません。 一方で、安い

          比較して実感! 高い画材と安い画材

          簡単?手ごわい?アクリル絵の具に挑戦

          透明水彩の淡い感じ、文字通り透けるような色の美しさ、微妙な色の混ざり合いは、鑑賞する立場では大好きですが、実際に描いてみると、非常に難しい。どうも私にとっては「苦手」な画材の1つと言えます。 苦手意識を感じる要因の1つが、一発勝負の危うさで、間違った色を置いてしまうと上から塗りなおしても決して元通りになりません。修正のテクニックはありますが、基本、間違ったところから元に戻るのではなく、前へ前へと進みながら、当初の計画とは違う完成の方向を目指していくような部分があります。

          簡単?手ごわい?アクリル絵の具に挑戦

          野外スケッチ初挑戦ーー苦手意識を克服できるか??その成果は?

          プロアマ問わず、野外に出て自然や建物をその場でスケッチするのは非常に人気ある活動の1つです。 私も、屋外でスケッチブックを手に無心に絵を描いている人をみると、憧れのまなざしで見つめてしまいます。 ところが、私自身は今まで野外スケッチというものをしたことがありませんでした。なぜ?と自問しても、上手く言えないのですが、一言でいえば「気まずい」のだと思います。 私は普段、家の中で一人で、その辺にあるものや写真を参照に絵を描きます。じっくり腰を据え、時間をかけて、飽きたら中断し

          野外スケッチ初挑戦ーー苦手意識を克服できるか??その成果は?

          三原色チャレンジ

          最近の傾向なのか、それとも私が大人になったからなのか、様々な色鉛筆やクレヨンの製品を物色していて驚かされるのは「色数」です。 ちょっと大きな画材店に行くと数十年前あれほどあこがれていた60色くらいの色鉛筆のセットなら普通に売っていますし、各社で100色以上のちょっと高級な箱に入ったセットを展開していて、一般の通販サイトで購入可能です。値段も、数千円から数万円で、今の経済力なら買えないこともないなあ...と、日々誘惑と戦っています。 その一方で、「あんなにたくさんの色があっ

          三原色チャレンジ

          クレヨンとオイルパステルーークレヨラの場合

          私が海外のメーカー、クレヨラの代表的商品であるクレヨンにがっかりした理由は、その特徴(発色と硬さ)が、日本製のクレヨンと全く違ったものであったためです。 しかし、本来は、クレヨラ社の「クレヨン」が、世界的に認識されている「クレヨン」であるようです。 日本でクレヨンとして出回っているもの(代表的なものとして、サクラ社とぺんてる社のクレヨンを念頭に置いています)は、クレヨンではないのか?そもそも、クレヨンの定義とは?? 上で挙げた日本の2社には、クレヨンのほかに人気の製品と

          クレヨンとオイルパステルーークレヨラの場合

          クレヨラクレヨン - 安かろう悪かろう?

          クレヨンの良さについては別の記事で紹介していますが、今回は特定のクレヨンブランドに関するお話です。 日本に住んでいるなら、クレヨンで絵を描いてみたい!と思い立ったら、まずぺんてるやサクラといったよく知られたブランドのものを買えば、はずれはありません。各社のくれよんの違いも、あると言えばありますが、取っ掛かりはどちらを選んでも特に問題はないと思われます。 これらのクレヨンの一番の利点はお値段。学校で使う事を想定しているので、1本100円以下です。これなら、下手なうちも遠慮な

          クレヨラクレヨン - 安かろう悪かろう?

          色画用紙でクレヨン画

          自分が描いた絵を際立たせるためにコントラストを重視している、ということを、別の記事でお話ししましたが。 コントラストを付けるのに一番いい方法が「背景の色」です。景色などを描く場合は、その絵のフォーカスになるものと、それ以外の(文字通り)背景の色や明るさに差をつけることで、フォーカスの部分を際立たせます。静物画、人物画、動物など、背景を描かない、或いは思いっきり省略するような場合は、画用紙の白を残すよりも、対象物の周りを暗めの色で塗ると、対象物が浮き出てくる効果が期待できます

          色画用紙でクレヨン画

          絵を上手に見せる(見せられるかもしれない)コツ--コントラスト

          別の記事で、私個人が独自に実践している色の塗り方を紹介しましたが、これはその続きにもなります。 対象物に実際にない色で塗る、と説明しましたが、この方法だと、パッと目を引くような素敵な効果が出る時もあれば、とんでもなく下手くそに見える時もあるのです。色の組み合わせがランダムなので、それぞれの色の相性がばっちりあって互いが引き立って見える時と、汚く混ざり合う時があるんですね。 いかに汚く(下手に)見える確率を減らしていくのか、が上達の醍醐味だと思って描き続けていますが、経験を

          絵を上手に見せる(見せられるかもしれない)コツ--コントラスト

          水彩画は怖くない

          色鉛筆やクレヨン同様、いつの間にか家にある身近な画材といえば、水彩絵の具ですね。小学校、中学校の図工/美術の授業で使ったものが、何年も家の中で眠っている人も多いのでは? 私も、クレヨン、色鉛筆の例にもれず、押し入れの整理をしていたら子供たちに買ってやって、ほとんど使わずきれいに残っていた絵具セットを見つけて、自分のものにしてしまったクチです。 ただ、頻繁に使うようになるまでには、結構時間がかかりました。 その理由は。 その辺の広告の裏でも、紙さえあればすぐ使えるクレヨン

          水彩画は怖くない