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獅子座新月「宮古島の彗星のおはなし」

とんでもない夜空に遭遇した。
まさかのペルセウス座流星群の夜空を
見ることができたのだ。

「流星群」とは、
宇宙空間にある小さなチリの粒子が、
地球の大気にたくさん飛び込んできて
大気と衝突するときに
そのエネルギーで光を放つ、すなわち彗星。

その彗星が数多く現れる現象を
流星群というのだそう。

この流星群は、
毎年特定の時期に起こるのが特徴的で、
その活動が最も活発になる
「極大時刻」は僅か1日。

中でも有名なのが、
8月のペルセウス座流星群。

まもなく迎える新月のタイミングで、
月は姿をひそめ、

代わりに彗星たちが
舞台の主役に躍り出て、
チカチカとこの上ないほど
その輝きを放っていた。
見たことのないまばゆい光景、
どこまでも広がるギャラクシー。
憧れの宇宙が目の前に。

息子が夢中で撮った写真!

漆黒の闇夜、
ざばんざばんと
寄せては返す波の音と
チリチリ鳴く虫の唄…

その時、
流れ星が一筋
シューっと長いしっぽを携えて
落下していった。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,
10秒はあっただろうか

息を呑み
瞬きするのも惜しいほど見惚れた。

私たち家族3人しかいない
夜の離島の浜辺。

我々はなんて小さな存在なんだろう
なんという奇跡で家族になって
一緒にいるのだろう

仕事のことだったり、
健康のことだったり、
日常生活においてなにもかも
予定通りにいかない時もあるけれど、

私たちの悩みは
なんてちっぽけなんだろう?

「これから先の人生で悩みにぶち当たったらこの空を思い出そう」イギリスを発つ直前まで片手でスーツケースに荷物を積め込みながら、もう片方の手にはコンピュータで仕事に追われていた夫が、しみじみと言った。

一生に一度あるかないかの
タイミングだったと思う

8/13で
宮古島でなければ、

前日に灯台に行って
係の男性に流星群のことと、
島の特定の浜のことを聞かなければ、

この空を見ることは出来なかった!

(灯台の男性が言った星がよく見えるという浜は奇跡のような場所にあった。途中不安になるほどの真っ暗な道をおそるおそる車でノロノロと走り、もはやナビも役立たず、直観のみで浜辺を目指したら突如たどり着いたのだ)

昨日までひとっこ一人いない離島の浜辺で
この宇宙を見ていた。

そして今は大都会東京にいる。
更には旅行者の私の帰る家はイギリスにある。

その土地で体験できる夏は一瞬だ。
振り返ってももう見ることはできない。
全部が夢みたいだ。

流星群は革命的な変化の前兆

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