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四国で出会ったサツマイモスイーツ

 秋になると思い出す幼少期のサツマイモ堀り、焼き芋。ひんやりした青空の元、ホクホクの焼き芋が恋しく感じる季節です。

 一世帯あたりのサツマイモ消費量、購入額日本一の徳島市、芋けんぴなど芋菓子の生産が盛んな高知県など、四国には、サツマイモスイーツが勢ぞろいしています。今回は、その中でもお土産にオススメのものを紹介します。

サツマイモ

歴史

 中南米の赤道付近が原産。日本の縄文時代には栽培されてました。
 1605年、中国福建省から沖縄へ伝来し、1705年、鹿児島県指宿市で前田利右衛門が沖縄から持ち帰って鹿児島県に上陸したため、「サツマイモ」と命名されました。さらに、1732年の夏の冷害による享保の大ききんが西日本を中心に発生。米が凶作になり、食糧難に陥りました。愛媛県の大三島や鹿児島県ですでにサツマイモの栽培がおこなわれていた地域では、ききんの影響をほとんど受けませんでした。そこから、さつまいもは、土地が貧弱でも栽培可能で冷害に強い特長がわかり、1734年、儒学者の青木昆陽によって江戸に伝えられ、全国で栽培されるようになりました。

栄養

 サツマイモは、食物繊維、ビタミンC、カリウムが特に豊富。でんぷんによって守られるため、加熱しても減少しにくいのも特徴。しみの予防、疲労回復、風邪予防、むくみや老廃物の排出、便秘改善などさまざまな効果が期待されます。効果を感じるためには、生活習慣を整え、継続してバランスよく食べることが大切です。
 紫芋には、アントシアニンが豊富で抗酸化作用が期待されます。

保存方法

新聞紙で包むか段ボールに入れて直射日光の避けた風通しのよい冷暗所に置くこと。

 上陸の指宿市では、地産地消による健康食の普及を目指し、市民からレシピを募集。選ばれたものが下記ページに記載されています。

なると金時

特徴

 徳島県鳴門市など鳴門海峡に近い地域で生産されたさつまいも。海岸沿岸地域は、海の養分を豊富に含む土壌で、砂地のため、水はけのよい土地が特徴。さらに、年中暖かく、降水量が少ないという典型的な瀬戸内の気候。
    皮は美しい紅色、中はクリーム色で粉が吹いています。
 加熱すると、中が黄色く変化。ホクホクして上品な甘みがあり、昔懐かしい味。
 焼芋だけではなく、芋けんぴ、天麩羅、大学芋等、食べ方はそれぞれあります。どれも甘みを感じ、おいしいです。

芋けんぴ

 短冊状に切ったサツマイモを揚げて砂糖をまぶしたお菓子。高知県の名物で、おみやげにぴったり。指宿へ上陸して間もない時期に、高知県に伝来。そのときに、芋けんぴが誕生したといわれています。当時は貴重だったため、特別な日しか味わえませんでしたが、現在では全国の。名前の由来は、高知の伝統的な菓子「けんぴ」。小麦粉、砂糖を水で練り合わせて焼いたお菓子で、噛み応えのある堅い食感が似ていることから、「芋けんぴ」と名付けられました。
 オススメは、芋屋金次郎。素朴な味、かみしめるごとに優しい甘みを感じます。


けずり芋

 高知県中部を流れる仁淀川。その流域で栽培された土佐紅金時。
 一本一本削ることによって生み出される軽い触感とサクサク感。スナック菓子感覚で食べられます。
 味付けで蜜を絡めないため、芋けんぴより甘さ控えめで、より素材の味を感じます。さらに、ヘルシーであることも特徴。

 塩、てんさい糖、生姜の3種類の味があります。


生母恵夢

 愛媛のタルトに並ぶ名物菓子の一つ、母恵夢。母恵夢には、実は生母恵夢という新名物が存在します。
 主役は鳴門金時。バターをたっぷり使用し、アーモンドミルク、ミカン果汁も配合。鮮やかな黄色、皮と餡が一体感しており、なめらかな口溶けでまるで高級スイートポテト。

オススメは電子レンジで500W10秒で温める食べ方。
できたてのような温かさで、口の中に入れると溶けます。
※温めすぎると熱々で滑らかさが損なわれますので注意!
 母恵夢についての記事は執筆中。

なるとポテト

 徳島市の徳島県阿波おどり会館近くの交差点にある小さなお菓子屋さん、PATISSERIE CONCHA。
 ここには、贈り物にぴったりなお菓子が揃います。
サツマイモを使ったスイーツが、なるとポテト
鳴門金時を使用したホクホクのスイートポテト。
他にも、徳島名物の和三盆を使用したマドレーヌ、阿波の踊り子もオススメです。


 他にも、四国にはサツマイモを使ったスイーツが勢ぞろい!コロナが落ち着いてから、四国へ足を運んで楽しむのもオススメです。全国旅行割で秋の行楽シーズンに四国を訪れたときに、お土産として購入するのをオススメします。

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