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2021年9月の記事一覧

人生の短さについて

人生の短さについて

書名:人生の短さについて
著者:セネカ
出版社: 光文社
発行日: 2017年3月9日
読了日:2021年9月20日
ページ数:310ページ
9月 :8冊目
年累計:33冊目

約2000年前のローマのストア派の哲学者
セネカによる作品。

2000年前も今も忙しさや人生の悩みは
変わらない事に改めてびっくり。
命をいきなり奪われる事はなくなったけどね。

「時間の大切さ」について。
人はお金を奪

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幸福な生活

幸福な生活

書名:幸福な生活
著者:百田 尚樹
出版社: 祥伝社
発行日: 2013年12月12日
読了日:2021年9月20日
ページ数:344ページ
9月 :7冊目
年累計:32冊目

全部で18篇の短編集なので1つが20ページ弱で
さくさく読んでいけるのと
最後の1行のオチがほんと素晴らしい!

めちゃくちゃ面白かったです。

何気なく生活している人々の裏側にある
様々なダークな人間模様がラストに凝縮さ

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護られなかった者たちへ

護られなかった者たちへ

書名:護られなかった者たちへ
著者:中山 七里
出版社: 宝島社
発行日: 2021年7月21日(文庫)
読了日:2021年9月20日
ページ数:477ページ
9月 :6冊目
年累計:31冊目

来月から公開されるとの事で読みました。
一気読みです。

生活保護がテーマになっていて
その制度で護られなかった者たち。

誰からも恨まれるはずがない
誰もが口を揃えて話す。
そんな人物が餓死死体で発見さ

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警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔

警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔

書名:警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔
著者:浅倉 秋成
出版社: 朝日新聞出版
発行日: 2021年9月13日
読了日:2021年9月12日
ページ数:248ページ
9月 :5冊目
年累計:30冊目

警察庁長官は30万人いる警察官のトップ。
その方々にインタビューした本書は
警察のこれまでの努力とトップが抱える重圧や重責を
感じる事ができます。

いわゆる警察庁は国家公務員でキャリ

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六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生

書名:六人の嘘つきな大学生
著者:浅倉 秋成
出版社:KADOKAWA
発行日: 2021年3月2日
読了日:2021年9月12日
ページ数:304ページ
9月 :4冊目
年累計:29冊目

これは面白かった!
就活が舞台でここまでグイグイ
引き込まれるとは思わなかった。
誰が犯人なの?ドキドキ?全然わからない。
巧みな心理描写。様々な伏線。
これはミステリーとしてはすごく読みやすく
身近に感じる

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偶然屋

偶然屋

書名:偶然屋
著者:七尾 与史
出版社:小学館
発行日: 2018年10月5日
読了日:2021年9月12日
ページ数:413ページ
9月 :3冊目
年累計:28冊目

偶然を装う、偶然屋のお話。
テンポはすごく良いし、コメディタッチで
読みやすい小説でした。

アクシデントをコーディネートするから
アクシデントディレクター!

もう少し重みがあっても良かったかなというのは
正直なところですが、こ

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ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

書名:ひとつむぎの手
著者:知念 実希人
出版社:新潮社
発行日: 2021年4月26日(文庫)
読了日:2021年9月12日
ページ数:420ページ
9月 :2冊目
年累計:27冊目

やっぱり知念さんの作品は優しさがある。
心臓外科医は素人からでも、すごく大変なんだろうなと思う。
そんな世界で頑張る主人公「平良」くん。

この主人公の人柄がすごく親しみ持てる。
自分と同じ苦労はさせたくないのっ

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消滅世界

消滅世界

書名:消滅世界
著者:村田沙耶香
出版社:河出書房新社
発行日:2018年7月5日
読了日:2021年9月12日
ページ数:287ページ
9月 :1冊目
年累計:26冊目

村田さんワールド全開だわ。
強烈なインパクト。
子供を産むためにはセックスは必要はなく
夫婦間の性交渉は近親相姦。
結婚後もお互いに恋人がいて互いに容認。

最後は価値観の問題であるから
もちろん、夫婦で決めれば良い事ではある

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