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六人の嘘つきな大学生

書名:六人の嘘つきな大学生
著者:浅倉 秋成
出版社:KADOKAWA
発行日: 2021年3月2日
読了日:2021年9月12日
ページ数:304ページ
9月 :4冊目
年累計:29冊目

これは面白かった!
就活が舞台でここまでグイグイ
引き込まれるとは思わなかった。
誰が犯人なの?ドキドキ?全然わからない。
巧みな心理描写。様々な伏線。
これはミステリーとしてはすごく読みやすく
身近に感じる部分も多く、おすすめできる!

最終選考に残って、誰が内定にふさわしいかを
6人で話し合って決めろというのは
実際の企業ではないだろうけど
すごくうまい設定だと思う。

そこに一人一人の黒歴史が投下されていき
互いを信じられなくなっていく。

何がその人を決めるのだろうか?
今のその人だろうか?
その人の過去は影響するだろうか?

誰にでも聞かれたくない事はあるだろう
覗かれたくないものもあるだろう

お互いの信頼とはそんなに簡単に崩れるものなのか?
真実かどうかわからないけど
一度、耳に入ったものは人は信じてしまうのか?

疑心暗鬼に陥った時の人間の行動が
よく現れていて、非常に面白かった。

自分を良く見せたいのが就活の面接だろう。
そこを舞台としたところがこの物語を
一層面白くしている。

映像化して欲しい!


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