![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61076560/rectangle_large_type_2_850f60088f5d3d48870a45f292b8af8d.png?width=800)
六人の嘘つきな大学生
書名:六人の嘘つきな大学生
著者:浅倉 秋成
出版社:KADOKAWA
発行日: 2021年3月2日
読了日:2021年9月12日
ページ数:304ページ
9月 :4冊目
年累計:29冊目
これは面白かった!
就活が舞台でここまでグイグイ
引き込まれるとは思わなかった。
誰が犯人なの?ドキドキ?全然わからない。
巧みな心理描写。様々な伏線。
これはミステリーとしてはすごく読みやすく
身近に感じる部分も多く、おすすめできる!
最終選考に残って、誰が内定にふさわしいかを
6人で話し合って決めろというのは
実際の企業ではないだろうけど
すごくうまい設定だと思う。
そこに一人一人の黒歴史が投下されていき
互いを信じられなくなっていく。
何がその人を決めるのだろうか?
今のその人だろうか?
その人の過去は影響するだろうか?
誰にでも聞かれたくない事はあるだろう
覗かれたくないものもあるだろう
お互いの信頼とはそんなに簡単に崩れるものなのか?
真実かどうかわからないけど
一度、耳に入ったものは人は信じてしまうのか?
疑心暗鬼に陥った時の人間の行動が
よく現れていて、非常に面白かった。
自分を良く見せたいのが就活の面接だろう。
そこを舞台としたところがこの物語を
一層面白くしている。
映像化して欲しい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?