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『あったらいいなを考えよう!』じぶんはたらき方講座第3回


10月12日(木)『ママ&プレママのためのじぶんはたらき方講座』第3回目の講座が開催されました!

今回のテーマは「あったらいいなを考えよう!」
つまり……「アイデア発散の会」です!

この回の目指すところは、「半歩先に近づく"なにか"を見つける」ということ。思い描く「半歩先」にぐっと近づく回となりました。

ひたすら自分に向き合う時間がスタート!

今回も、卒業生が受講生をしっかりサポート。オブザーバーの方や、佐久市商工振興課の方にもワークショップに参加していただきます。

アイデアを発散するための新しいワーク、どんなものだろう…?「今日はとにかくアイデアを発散する回。これまで以上に頭を使っていただく回になるかもしれません!」という講師の声に、みんなワクワク、そしてすこしドキドキ。

あっという間の2週間の中で気づいたこと


前回の講座から、あっという間に過ぎた2週間。
子育て・家事・仕事に向き合う時間の過ぎさる速さに驚きながら、ふとこの講座で感じられる、しあわせな部分に気づきました。

止まることなく進み続ける時間。
めまぐるしい日々のなかで、自分自身の過去・今・未来とじっくり向き合える時間を作ることって、やっぱり難しい。

この講座で過ごす時間は、自分のためにたっぷりと自分に向き合う、贅沢なもの。託児によって子育てから少し離れ、仲間と一緒に「感じ・考える」ことができるこの講座は、じぶんにとってしあわせな時間なのだと感じました。

前回までのふりかえり


第1回目のテーマは『自分の過去を振り返り新たな気づきを得る』
・働き方を考える
・自分史を作る
・じぶんの人生の棚卸し

第2回目のテーマは『大切にしている自分の価値観を理解して、今後について少し考えてみる』
・自分史をグラフにし俯瞰してみる
・「ちょっとやってみたいこと」を考える

赤ちゃんも一緒にママのじぶんさがしに付き添います

<前半パートのまとめ>

「自分のやりたいことの見つけ方」を学びました。
いくつかのワークを進める中で心に残ったのは、「やってみたい!の根底に
ある自分自身を理解する」
ことがとても大切なのだということ。

「自分のルーツとは?」「どうしてあの時それを選んだの?」…自分のこれまでの人生を俯瞰し、一つ一つを深く掘り起こすことで、この先の半歩につながるものが見えてきました。

素直な気持ちで棚おろしした「こういったことがあったな~」「あの時、こんなことを思っていたな~」という経験たちが、今の自分を作り出していること。またその経験たちを無意識にベースにして、今の日々につなげているのだと改めて気が付けた気がします!

前半パートのワークでの収穫は、“自分では気づけていなかった内面(自分の思っていることとは違うもの)”を知ることができたことでした。

・自分の気持ちのアップダウンのきっかけはどこにあるのか?
・自分が「動く原動力」は一体何なのか?
・やりたい!に繋がる感情は何か?
など…。

じぶんの内面にある無意識の部分は、自身のアクションにつながっている。このことについて気づけなかったら、私は自分自身のことを「ただの気分屋」なのだと思っていたかもしれません。また、じぶんの日々にある「やってみたい!」のサインにも気がつかず、流れに身を任せ、何気なく今も過ごしていたと思います。

「やってみたい!」の気持ちを「半歩」の形にすることも、ひとりでモヤモヤ考えるだけでは難しい。この講座で自分と見つめ合う時間をフル活用して、半歩先へ進む入口を見つけていきたいと思います。

ちょっとした会話からも「気づき」がある今回の講座。みんなでワイワイが楽しい。

「ちょっとやってみたいこと」をもう少し形にする


今回の講座の前半では、「ちょっとやってみたいこと」をもう少し形にするワークを行いました。

受講生たちは、半歩を進めるために真剣なまなざしで講義をきいています!

「ちょっとやってみたいこと」をもう少し形にするワーク:

1.「ちょっとやってみたいをもう少し形にするシート」に、じぶんの「ちょっとやってみたいこと・サービス」案を5つ記入する

2.それぞれの案に対して「提供したい対象(相手)」「提供したい価値」「なぜ提供したい?」を考えてみる。

A4サイズの紙に、自分がやってみたいと思うアイデアを書き出し、アイデアを展開させるワークに取り組みます。

アイデアそれぞれを「誰に」提供する?「どんな価値」を提供したい?「どうして」それを提供したい?

こちらは私のワークシート。すべてを埋めるのは難しかったです

この時のポイントは3つ。

・とにかくいっぱい書く(とりあえず書く)
・その案の情景を少しイメージしながら書く
・「すごい案」や「面白い案」じゃなくて全然OK!

「こんなお店を開いてみたい。」
「こういうサービスを作ってみたい」
「誰かとこんな場を作りたい」

などなど…実現性は一旦置いておいて。まずは思いつくままに、アイデアたちを1個ずつ分解していきます。

正直、書き出すのは難しいな…と感じた私。
そもそも「やってみたい」を口にだすのが恥ずかしいというか、言っていいのかな?と変な心配をするクセがある私。

「自分なんて……」と自分に蓋をしてしまうことがあるので、今回も「私がやりたい!って言ってもな……」というマイナスな感情が、前に進みたいという気持ちをブロックしてしまったのかも。

でも、じぶんはたらき方講座のルールを思い出します。"否定も批判もない”この空間では、とにかく思いつくままに自分の思いを書き出してみよう。そう思い切ってみました。

誰かに伝えることで見えることも。卒業生の方も後押ししてくれます。

書き出した後は、ペアワークでの共有会。交代でお互いのアイデアを発表します。その時、アイデアを聞く側の人はいくつかのポイントを軸にヒヤリングします。

・どんなときにそれを考えたのか?
・始めるとしたら何からやりますか?
・どんな人(誰と)一緒にやってみたいか?


聞く側の人が「問い」をくれることによって、自分のアイデアについてまた違う角度で考えるチャンスをもらうことができます。思考が深まって、初めに描いたアイデアとは違う形の結論になることも!

「ちょっと自分らしくカスタマイズしましょう!」

卒業生と受講生、ワークの中で自然にアイデアが交わされます。

講座の後半では、受講生各々の発想とアイデアに対して「ちょっと自分らしく」オリジナリティを生み出すためのワークに取り組みました。

「SCAMPER法」というアイデア発想法の1つにチャレンジしましたよ!

S=代用する
C=組み合わせる
A=適応させる
M=修正する
P=転用する
E=削除する
R=再調整する

この7つの問いに沿って、自身のアイデアを適用させていきます。例えば「組み合わせる」では、自身の考えたサービスと、他のサービスを組み合わせることはできないかな…?などと考えてみます。

これは見本。この7つの問いに答えるカタチ。

今回は、練習として<生活編>と<仕事編>にチャレンジしてみました。7つの問いに対してアイデアを適応させていくことによって、短い時間でオリジナリティあるアイデアに出会えました!

生活編です。考えの角度を変えるのって、結構難しい!

ひとつのアイデアを手にとって、思いっきり角度や視点を変えてみることは、とても難しいチャレンジでした!

でも、講師や卒業生による「例えば、こんな視点ではどうかな?」というアシストがあったので「あ!そういう展開ができるんだ!」と、自分では思いつかなかったことに出会えたり。アイデアをやわらかくするコツを掴むための練習でした。

講師の岩崎徹也さんが「今日の講座は、起業家育成コースのような内容になっていますが……(笑)」なんておっしゃったように、この日の講座は、ビジネス的な思考を拡げる方法を学んだ回でした。

「ちょっと自分らしい」に出会うために、常識をやぶりすて、いつもとはちがう考え方・見方をできるようなトレーニングの時間!とてもエキサイティングでした。

アイデアを広げていくとき、常識的な思考がストッパーになっていることに改めて気付かされます。
「こう考えてはダメ!」「こういうのが当たり前だからダメ!」というふう、それ以上考えることを無意識にやめてしまってたかも。「こういったもの・ことである」というような思い込みって、案外クセになっているものだな…。

例えば「子どもの勉強ができない」という悩みに対して、SCAMPER法を使ってみると…。
・学びの環境を変えてみる
・興味の持たせ方を工夫してみる
・勉強の目的をシフトしてみる
など…思考の角度を少し変えてみるだけで、アイデアはいくつにも広がる!
そんな気づきにもつながりました。

またこれは毎回感じることでもありますが、この講座ならではの一番の価値。受講生のみんなと、心をほぐして話すことで生まれる考えは豊かだな、と感じます。講座独自のルール設定やコーディネートによって実現されている安心安全の場だからこそ、叶うディスカッションなのだと思います。

自分が大事にしていることは?

1人の思いにみんなで耳を傾けます。温かい世界が広がっています。

最後は、本日のチェックアウトで振り返りをしました。

「自分にとってどんな時間でしたか?」
「何か気づきはありましたか?」
「自分が大事にしていることとは、なんでしたか?」

・やりたいことのアイデアはあるけれど、やはり実現にはお金が必要と気が付いた。が、他で代用できる可能性は?と違う視点で考えるきっかけになった。
・自分のやってみたいことには現実味がないのかも?と思ったこともあったが、「あったらいいな」をテーマに、一歩進んでみようと思った!
・ちょっとやりたいことシートを書いたとき、自身が保持しているスキルや資格のことが、不思議と「今やりたいこと」に入ってこなかったことに驚いた。資格を取得することで安心してしまったということに気が付けた。
・いろいろとアイデアを変形させていくワークは、難しかった。

こうしたワークによって、自身の「やりたい!」にとことん向き合う時間を過ごすことは、初めての経験。

お母さんになると、子どもや家族がやっぱり生活の中心になり、自分のことがどうしても後回しになってしまいがち。「やりたい!」の気持ちと日々の生活のはざまでモヤモヤしている部分があっても、いつもの間にかモヤモヤをそのままにしてしまうこともあるな、と改めて感じます。

これまでモヤモヤしていたものや妄想を深めるワークによって、今回も「自分らしい半歩」を一段と煮詰めることができたのではないでしょうか?

2週間後の10月26日(木)は、いよいよ最後の講座。次回のテーマは「今いる場所の"半歩先(はんぽさき)"を思い描こう」。いよいよ、この講座の総集回です。

回を追うごとに深まる受講生の絆と、明るくなる表情。この講座のクライマックスが楽しみです!

こんなかわいい子もママの勉強時間を応援!
小さなお子さんがいらっしゃっても
学べる環境が整っていますよ。

第三回のグラフィックレコーディング

今回もささっと書き上げてくださいました!
(グラフィックレコーディング:エムラヤスコ)

ママ&プレママのためのじぶんはたらき方講座にご興味を持っていただける方へ

地域の子育て中女性が抱える働き方の課題と現状について、ぜひ、生の声をお聴きください。また、首都圏からの移住者のコミュニティ形成やエンパワーメントの場にもなっている、すてきな講座です。
運営事務局が、講座の展開や目的、実績などについてお話しさせていただきます。

さまざまな対象への講座展開も可能です。どうぞお気軽にご相談ください。もちろん取材も大歓迎です!下記まで、お気軽にご連絡ください!
jibunnohatarakikata@gmail.com

じぶんはたらき方講座 運営事務局によるプロジェクト
冊子「働く女性の移住と『その後』佐久でのくらしとしごと」発行しました!

信濃毎日新聞さまに取材していただきました!ぜひご覧ください。


ライター
久保田まゆ香(くぼた まゆか)
佐久市出身。長野市在住のフリーライター。より前に、「半歩先」へと未来を楽しく歩めるように自分軸をつくりたいと今回講座にも受講生として参加。7歳・2歳のやんちゃな男の子ふたりのお母さん。

編集:team OHAYASHI 小島美里

5年前、佐久地域に移住。フリーランスのクリエイティブディレクター。クリエイティブチームteam OHAYASHI まちの広告やさん事業部を展開。新潟市出身。慶應義塾大学院(SFC)終了後、広告代理店での制作経験を積む。広報コンサルタント、ライティングなども請け負いながら、春から社会人学生。やんちゃな5歳の女の子のお母さん。

主催:佐久市役所商工振興課
受託:ジェイアール東日本企画 長野支店
運営:team OHAYASHI
デザイン:エムラヤスコ
ワークショップ:株式会社PABLO


まちの広告や team OHAYASHI(チームオハヤシ)です。すてきなデザインやことばで、まつりばやしのように、この街で活動するあらゆるひとたちを盛り立てていきたいと思っています。