145chan:石郷 学

株式会社team145 代表取締役。145magazineを立ち上げ、人の魅力を尊重し…

145chan:石郷 学

株式会社team145 代表取締役。145magazineを立ち上げ、人の魅力を尊重し、文章を書き、讃えていく。記事の価値観に共感する人達と共に、コミュニティを形成している。小売店の舞台裏、プロダクトへの魂、キャラクターへの愛を語り、講演もこなす。メディアで世の中、変えるよ僕は。

最近の記事

人によって気づかされ、気づくことで成長する

最近、外出する機会が増えて、改めて、思ったことがあります。僕らは人と繋がりあって生きているということです。何か物思いに耽りたい時は、渋谷に僕はいくのです。 この日は、ヒカリエに立ち寄りながら、8階フロアでは、アート展のようなものをやっていました。アート作品の前で、こうじゃなきゃダメなんだと思うと熱く説く(ように見える)先生らしき人と、生徒らしき人。 ああいいなぁって思ったんですよね。 こういう機会を作り出すことの大事さを思うんです。だって、展示する場があるから、人が集ま

    • ネット通販でエンタメ特化BEENOSの着眼点

      ・ありそうでないエンタメ特化の自社EC  越境ECでお馴染みのBEENOSグループ。彼らが自社ECを運営するためのプラットフォームを手掛けています。昨今、Shopifyなど脚光を浴びがちなここに彼らが何故、参入したのでしょう。  当然ながら、その越境ECの強みを生かしたものですが、大きな差別化はエンタメに特化している点です。それがBEENOS Entertainmentの提供する『Groobee』というサービス。  BEENOS Entertainment取締役 玉谷芳和

      • ■東京駅から始まるJR東 とベルメゾン 変革の時

        ・東京駅 常設店Disney Fantasy Shop に潜入    兼ねてから、JR東日本と千趣会の業務提携に関連して、お互いの強みをどう生かすのかに僕は注目していて、JR東京駅 京葉線地下八重洲口改札前に向かいました。結構前の話ですけどね。  ここでの話は『Disney Fantasy Shop by BELLE MAISON』がオープンし、潜入させてもらった時の話。  初の常設店ですからここにどんな意図があるのだろうと、千趣会 取締役 佐野太さんに説明してもらったん

        • こんな所にマーケット?動物がもたらす熱狂

          ・動物雑貨が熱狂する理由 作家の体験談    先日、クリエイターのみやかわさとこさん、鈴木ズコさん、福士悦子さんらとお話をする機会がありました。  三人は共通して動物を描いていて、彼女達からその動物雑貨のマーケットが熱いことを聞かされて、気づきがありました。 実は、この動物雑貨のマーケットは細分化されて広がりを見せているんですよね。 それを辿ると、深く人々の心理と紐づいていて面白いのです。SNSの追い風もあって新たなヒットの予感もあります。   きっかけは、みやかわさん

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          僕らが抱く“花”や“服”の価値はもう古い

          ・花は相応しく集まれば価値になる    ものの価値っていうのはどこに潜んでいるかわかりませんね。だから、ものに依存して、力任せに売るのではなく、そういう価値観を探して、商売に変える工夫がこれからは大事です。  先日、フラクタの取り組みで、僕はそういう新感覚のブランドのポップアップストアに触れて、そんなことを思ったのです。  言うなれば、それは「ものではなく価値で追う」時代だということ。すると僕らが当たり前に向き合っている商材も実は視点を変えれば、全く別の価値観を持って

          僕らが抱く“花”や“服”の価値はもう古い

          悲願達成 カラーミーショップに 導入で証明したレムトスの実力

          ・辞書屋の地道な一歩から  新小岩にいぶし銀のレムトスという会社があります。その起源を辿れば、今から30年以上前、銀行のATMのようなデバイスを提供していて、扱っていたのは、全国津々浦々の住所、ありとあらゆる姓名のデータでした。写真は歴史を感じさせます。これがEC(ネット通販)に直結するなんて、誰が思っていたでしょう。  ちなみにこれらはコールセンターのオペレーターに重宝されています。お客様からの電話で瞬時に、このデバイスで、その住所や姓名を特定して、記録に残していたから

          悲願達成 カラーミーショップに 導入で証明したレムトスの実力

          “街ガチャ”ってなんだ?船橋を騒がすあのカプセル玩具

          ・地元民しか知らない買えない だから良い  これが「さざんかさっちゃん」か…。庶民の待ち合わせ場所 船橋駅の改札口前で、僕はキーホルダーを持ってたたずんでいました。手にしているキーホルダーが「さざんかさっちゃん」のイラストが入ったもので、その名も「街ガチャ in 船橋」。    船橋に設置されたガチャでしか手に入らず船橋の人しか分からないモチーフを中身に詰め込んだプロジェクト商品で、目の付け所がマニアックですよね。船橋は“街ガチャ” の発想で新たな 観光を楽しく模索していま

          “街ガチャ”ってなんだ?船橋を騒がすあのカプセル玩具

          老舗 小田急百貨店も注目した文具女子博

          ・この楽しさはバレンタインデーに通じる  そこには見ているだけで想像力をかき立てられる文具が並んでいます。そういう感性は曖昧だから「売れる」「売れない」という基準の前に見過ごされていました。でも、そこに気づかせてくれたのは『文具女子博』。遂に小田急百貨店のような大御所までが関心を示したことに僕は時代の潮流を感じました。  この催しは『文具女子博』のスピンオフ企画として「文具女子博 #インクとデコ沼」と銘打たれて、2021年9月23日から4日間、小田急百貨店新宿店の本館11

          老舗 小田急百貨店も注目した文具女子博

          AWSを紐解きつつ来たる物流の大変化を考える

           昨今、「2024年問題」が叫ばれている。これは2024年4月1日以降、自動車運転業務の時間外労働時間を960時間とする規制が設けられることによって生じる問題の総称だ。改めて、物流の向き合い方を考えるべき時が来ていて、先日も、ヤマト運輸がクロネコDM便のサービスをに終了して、日本郵便に委託するなんてニュースが出たばかり。その時代にあって、小売店やメーカーの意識に何が必要なのだろう。 物流は一層、生活 のインフラへ1.AWSはwebの敷居を下げて革命を起こした  今一度、こ

          AWSを紐解きつつ来たる物流の大変化を考える

          商品は単品で完結しない時代へ「Tamagotchi Uni」

          ・デジタルとの融合で迎えた新たな局面  これから商品はこうやってデジタルと融合して、新しい価値を生むんだなと痛感しました。それは、僕が東京ビッグサイトで開催されている「おもちゃショー」でバンダイからお誘いを受けた「Tamagotchi Uni」の発表会で、思ったことです。  Tamagotchi Uniというネーミングでわかる通り、たまごっちの最新版で、デジタルとの融合を果たして、おもちゃとして新しい価値を見出しています。語弊を恐れず言えば、それはもはや「商品」ではないと

          商品は単品で完結しない時代へ「Tamagotchi Uni」

          ごまちゃま

           ごまちゃまってご存知でしょうか。山梨県の方言のようで、サンリオの社内では“かつては”よく使われていた言葉だと言います。  その言葉の意図するところは、「ちょっとした小さなもの」。例えば、会社にお客様が来ると、ちょっとしたお土産をお渡しするようにして、そんな時、社員は「ごまちゃま、お渡しした?」などと話をするそうです。  これって素敵だなと思うんです。僕は、以前から、サンリオの「プレミアム」に着目していて、それは、サンリオの店頭で商品を買った時についてくる小さな雑貨のこと

          書くのは好き。でも、いつか商品も作り売りたい。その為の起業とメディア。

          時には商品が作りたくなるんです クリエイターさんと色々お会いすると気づきがあって、自分もこういうクリエイターさんと一緒に「商品を作ったり」「売ったり」をしてみたい衝動に駆られて、自分の最終目標は、メディアをやりながら商品を販売するってことなんですよね。  え?通販、やりたいの?って言われました。こんな話したら。通販がやりたいんじゃ無いんです。ものづくりがしてみたいんです。でも、ものづくりだけではマネタイズできないから、通販を絡めてやってみたい、ということになんです。  元

          書くのは好き。でも、いつか商品も作り売りたい。その為の起業とメディア。

          人生はひと続き、未来は必ず裏切らない

          キャラクター業界を離れジュエリーの世界へ 下記の投稿にもありますが、僕は全く使い物にならない記者だったのが、地道にやり続け、自分を信じて、名物記者にはなったのですが、その「ファンシーショップ」紙のライター時代にピリオドを打つ決意をします。  実際に、ライセンスを展開することで、商品を販売する現場を身近に感じました。メディアって何かを伝えていく責任があるのだけど、僕は商売のこと、何も分かっていないなと。それで、自ら商品企画をやろうと思い始め、スパッと記者を辞める決意をしてしま

          人生はひと続き、未来は必ず裏切らない

          予想通りの人生じゃないけど、後悔はない。予想し得ない感動もあるから。

          就職も失敗し、最初に勤めた所も1ヶ月でクビ  思えば、挫折ばかりの人生です。そんな挫折から毎度立ち上がって今があります。学生時代思い描いた未来とは予想していたのとは全く違った今だけど、予想を越えた感動もあったのは事実です。そんな過去を、振り返ってみようかな、と思いました。  僕の社会人デビューは挫折から始まりました。元々、大学が法学部だったこともあり、当時、就職難でもあったので、最初、法律事務所に勤めようと思い、働き始めたものの、驚くなかれ、わずか1ヶ月あまりで辞める羽目に

          予想通りの人生じゃないけど、後悔はない。予想し得ない感動もあるから。

          アートと商いのバランス〜石岡瑛子さんに惹かれて

           「石岡瑛子」さん、この方のお名前をご存知でしょうか。  この方はいわゆるクリエイティブ・ディレクターの先駆けであって、今から50年前に、資生堂に入社し、その頭角を示して、その後、独立。パルコの広告、シルクドソレイユの衣装などをデザインされた方です。  僕は日頃、自分の仕事において、それをお金を稼ぐためだけ、という位置付けでは見ていなくて、むしろ、表現を通して、それが人の心を動かし、それで結果、飯のタネになったらいいな、という思いでやっています。  とは言え、アートでご

          アートと商いのバランス〜石岡瑛子さんに惹かれて

          世の中をアイコンで表現する 佐藤可士和展で想う

           先日、佐藤可士和展に行ってきて、改めて考えさせられた。印象的だったのは、「一番最初、Macを開いて、そのアイコンみて、世の中もまた、アイコンで表現できるのだな、広告とはそういうものだ、という思いから始まっている」という趣旨の発言を佐藤さん自ら、この展示会のボイスで話していたのです。ものごとの切り口にセンスがあるなあと思ったのでした。  例えば、SMAPの広告を手がける時には、それをアイコンにして、街でコミュニケーションをしようと、だから至る所に赤青黄色の表現をしましたって

          世の中をアイコンで表現する 佐藤可士和展で想う