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【先生の仕事術】子供や後輩を誉めるとどうなるか?(民間企業もね)

先生や仕事上で後輩をもつ人たち、知ってます?自分は子どもや後輩を指導はしても誉めることはごくわずか。「出来て当たり前」「出来て『普通』」とどこかで思ってるからです。
「いや、そんなことはない」という先生や先輩、この記事を読んだ日、もしくは前の日、誰をどんなことで誉めましたか?


1) 保護者や上司(先輩)も子どもや後輩を誉めていない

特に日本人は「誉めるのが上手くない」ことは有名です。
保護者や上司も誉めていません。これから伸びる子どもや後輩は実績を「保護者、上司」も誉めるどころか「できて当たり前」。最低なのは「知らずに」伝聞で評価している人まで実際にいます。さらに数字で判断される営業職などは数字に表れない「努力」は評価されません。

じゃあ、誰が誉められてるのか?

上司や先輩、学校では「自分がしてほしいことをしている子ども」が褒めらています。
日常的に「誉めることができない」のは日本人の謙虚さにあるのかもしれません。国民性とでも言いましょうか、自己アピールもしませんね。

「みんな同じが1番安心」

「自分の経験で得た知識や知恵」を伝えてもおそらく「自慢話」として捉えるでしょう。なぜなら「それはあなただから(時代だから)出来たんでしょ」なんて思われてます。伝え方にもよるのですが

2) 誉められると子どもや後輩はどうなるか?

まず誉められると相手が「どう受け取るのか」によります。コーチングのテクニックもありますが、相手の経歴に応じて「できている事実を具体的に伝えること」で充分です。誉められると相手はまず無自覚にしていることを自覚します。その自覚が意識して継続することになります。
その結果、「当たり前」のレベルが1年かけてかなりのレベルアップします。加えて、誉める側への信頼感(信用ではだめなんです)も増し増しになり、積極的にすべきことに取り汲みはじめます
なにも教えなくてもこちらがしてほしい動きをするようになります。つまり「見通し」を持つようになり、勉強(仕事)や人との向きあい方が変わります。

気をつけるのは、これが「悪魔の言葉」にもなります。
伝わらないと、ただ「なにいってんの?」と信頼感を失うだけで、わからないことや困ったこと、勉強(業務の進め方を)相談にも来なくなります。

3 誉めるとは一体何を誉めるのか?

まず誉められた側ですが最初は「?」、「そんなことを褒めるの?」と疑心暗鬼か、「当たり前でしょ」となります😭
そりゃそうです。相手も「誉められたことがない」んですから「ポカ~ン」になって当然です。大事なのは、常に
「当たり前のことが当たり前にできる凄さ」
を伝えることです。
いかに「当たり前」がすごいのかを伝えなければ「意識」はできません。この意識がないと失われていき、「できない子ども(後輩)」が増えてきて「指導」という名の「叱責」が増えてきます。
結果「努力することをやめる」。最悪の結果、不登校(辞職)になってしまいます。
ですから「さっき◯◯してたでしょ?あれがいいのよ!」と言葉で必ず伝えます。「こちらの態度で分かるだろ?」じゃあ、伝わりません。

「具体的に、端的に、当たり前にしていることを誉め、継続を促す」

この一点に絞ることで子ども(後輩)は自分から変わる(継続することが増える)ことを「見てくれ~」となります。

ぜひ「当たり前にできること」の凄さを自覚させてあげましょう!

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