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1.5馬力学級経営のススメー1人でやろうは、バカやろうー

こんにちは、エンジョイ先生です。
今回は、心の病で病休を取ったぼくが、毎日を楽しく過ごせるようになった学級経営法をご紹介します。

結論からお伝えします。
僕が毎日を楽しく過ごせるようになった学級経営法。
それは、名付けるならば『1.5馬力学級経営』です。

つまり、学級経営を自分1馬力でなんとかしようとするのではなく、他の力を借りて1.5馬力でしてしまおうという考え方です。

今日は、この1.5馬力学級経営についてご紹介します。

『1.5馬力学級経営』とは

学級経営をする時、働き方が楽になり、余裕が生まれて毎日が楽しめるようになる学級経営法です。

学校の先生のほとんどは担任をもち、自分の学級があります。
つまり、教師である以上、毎日毎日学級経営をする必要がありますよね。

この『1.5馬力学級経営』は、そんな毎日の学級経営が楽になる考え方です。この考え方をすることで、ゆとりがもてるようになり、毎日を楽しむことができるようになります。

どんな人におすすめか

今、時間や気持ちに余裕がなくて、「もっと毎日をラクにすごせるようになりたい」「毎日を楽しめるようになりたい」という方におすすめです。

方法

やり方はとっても簡単です。
ありとあらゆる他のものの力を借りるのです。

学級経営って、担任が自分しかいないから自分の力量にかかっているように思いがちですよね。
でも実は、教師が力を借りれるものって多くあるんです。

例を挙げます。
1番力を借りやすく、また効果が高いのが子供です。

例えば、教室や廊下に掲示物を貼るとき。
あなたは1人で子供全員の作品を貼ろうと頑張ったりしていませんか?
覚えてください。1人でやろうはバカやろうです。(どこかで聞いたことがあるような…)
教室には、30人の力があるんです。彼らに力を借りて手伝ってもらえばいいんです。

そもそも子供は手伝うことが大好きです。
あなたが「掲示物、貼りたいんだけど誰か手伝ってー!」と一声かければ、きっと何人もの子が「やるー!」と言ってくれるでしょう。
思う存分、子供達に力を借りましょう。

そうして、作業が終わったら、あなたは
笑顔で「ありがとう!助かったよ。先生とても嬉しい」
と言うのです。

自分1人でやっていたら、
膨大な時間と精神的余裕が失われていた。
そして、イライラして何かがあると子供に怒鳴り散らしていた。
(これぞ、1人でやろうはバカやろう)

そこを、子供の力を借りて1.5馬力で行うことで、
時間が生まれ、あなたの余裕が生まれ、子供は感謝されて自己肯定感も高まります。

子供の力を借りられる場面って、実はものすごくあります。
1人で頑張ろうとしないで、子供に力を借りればいいんです。
そして、時間に余裕が生まれれば、それを子供と話すことにあてたり、教材研究する時間にあてて、楽しい授業ができるようになったりします。

1馬力で頑張っていたことを、子供の力を借りて1.5馬力にすることで教師も子供もハッピーになるのです。

なぜ『1.5馬力学級経営』なのか

ぼくが『1.5馬力学級経営』をおすすめする1番の理由は、教師1人に求められる仕事量が多すぎるからです。

こちらをご覧ください。

こちらの文科省の資料にあるように、
欠席児童への連絡、給食指導、掃除指導、家庭訪問、部活
また、最近ではタブレット指導やプログラミング、コロナの対応なども、担任1人に任されるようになっています。
日本の教師は担任1人当たりに任されている仕事量があまりにも多すぎるのです。

1人あたりの仕事量がどんどん増えていく中、教師はどうなっていったか。
膨大な仕事量に追われ、学級で問題があっても「どうにか自分で解決しないといけない」と、誰にも頼れずに自分を追い込んでしまう人が多くいます。
その結果、

以前のぼくのように、心の病で休職した教員は過去最多を記録しています。

現在、教員の働き方改革や待遇改善などに動きはみられますが、おそらく担任制度は今後もずっと変わらず、僕たちは1人で学級経営をしていく必要があるでしょう。

だから、『1.5馬力学級経営』がおすすめなんです。
本当に1馬力で学級経営ができるのは、ほんの一握りの教師だけです。
色んなものの力を借りて、1.5馬力で進めていきましょう。
それが自分と周りの幸せと、楽しい毎日につながっていくのです。

最後に

今日覚えていただきたいことは、以下の2つです。
・1人でやろうは、バカやろう。
・『1.5馬力学級経営』という考え方。

他のものの力を借りる、という考え方をもつことで、あなたの働き方はグッと楽になり、毎日をエンジョイできるようになります。

この記事が高評価でしたら、僕が普段どんなものの力を借りているかをご紹介していこうと思います。

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→続きの記事です。実践編を書きました。


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