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№42 係り

いつもの人が
乗らなくなった朝のバス

分度器の目盛りのように
いくつもの理由が
幸から不幸まで
放射状に広がって
消えていった

今朝は晴れ
窓ガラスを叩いた昨夜の雨も
風に流れて乾いていく

今日も僕が
停車ボタンを押す






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