宿泊税と水洗トイレ税
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
先日、gamiPさんからこのようなコメントを頂きました。
gamiPさん、サポートとコメントありがとうございます。
gamiPさんご指摘の大阪をはじめ、全国各地の自治体が宿泊税の導入に躍起になっていますね。
これまでもこのnoteでは、宿泊税や観光税について何度か取り上げてきましたが
「宿泊税反対」の世論を作るにはもう少し別の方法が必要かもしれません。
その別の方法とは
「宿泊税の呼び方」
です。
「増税メガネ」というフレーズが、サラリーマン増税や防衛増税を後退させたことは皆さんも記憶に新しいと思います。
あれは「増税メガネ」というワードだったからこそ世論に刺さったのであり、仮に「増税反対」だけではあそこまでの炎上は期待できなかったでしょう。
それと同じように宿泊税も「世論に刺さる別の呼び方」があれば違った展開を見せるかもしれません。
実際に海外ではこうした「ネーミング」を上手く使って増税反対世論を喚起しています。
その一例を紹介しましょう。
メリーランド州には「Bay Restoration Fee(湾岸修復料)」という税金があります。
この「湾岸修復料」はチェサピーク湾の水質改善を目的に2005年に導入されたもので、下水道料金に年間60ドルが課される形で徴税されています。
そんな「湾岸修復料」をメリーランドの住民は
「Flush Tax(水洗トイレ税)」
と呼んでいます。
つまり下水料金に課されるその特徴から、「湾岸修復料」のことを
「トイレで水を流すたびにお金も一緒に流れていく」
という皮肉を込めて、こうした画像と共に「水洗トイレ税」と呼んで世論にわかりやすくその反対を訴えているのです。
このように政府側が決めた名前を使わず、世論に響く別の呼び方で増税反対の訴求力を高める方法は珍しいことではありません。
他にも金メダリストへの報奨金に課される所得税は「victory tax(勝利税)」と呼ばれていますし
モンタナ州の富裕税は「フェラーリ税」と呼ばれています。
同じように宿泊税も「宿屋税」とか
「税金トラベル」とか
「日帰り推奨税」「観光来るな税」
などの別のネーミングがあればいいと思うのですが、見ての通り私はワードセンスがゼロなのでぜひ皆さんの脳内の糸井重里をフル回転させて、世論に刺さるなにか良い呼び方を生み出して頂ければと思います。
もちろんこれは社会保険料や防衛増税や消費減税でも同じですし、無償化を「税負担化」と言い換えてるのも実はこの手法です。
と言ってもこういうのは狙えば狙うほど当たらないものなので、日頃のポストの時に意識する程度で構いませんし、他の誰かが使った良いフレーズを真似してみるのもアリでしょう。
大阪万博の木造リングを「ボッタクリング」と呼んでいる人がいましたが、そんなノリの名前が色んな税金に付けば面白いと思います。
では今日はここまで笑
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