SNSにおける人との距離感

どんな集団においても他人との距離感の取り方は難しいものです。
しかもそれは人によって感覚が違います。自分では普通にしているつもりでも、他人からは馴れ馴れしく映ることもありますし、逆もまた然り、親しくしているつもりなのに相手からはよそよそしい人と思われていたりします。

SNSの場合、相手の顔が見えないことがこれをさらに難しくします。
Twitterなどの非対話型のSNSであればそれでもさほどの問題はないのですが、対話型SNS（Clubhouseなどがその典型として挙げられます）場合、相手との関係性は常に良好に保つことが非常に重要です。

ポイントとなるのは距離を詰めるスピードとその距離感、そして使う言葉、あるいは言葉遣いです。
いくらSNSとはいえ、やはり最初から馴れ馴れしい人は敬遠されます。特に男性が女性と話す時は要注意です。先方は警戒心のカタマリのようなものですから、すこしずつ仲良くなるのが最大のポイントです。

また、ある程度距離が近くなった途端にグッと距離を詰めてくるタイプの人もいます。これもNG、急に近づいてくる人には誰でも恐怖感を覚えます。

男性はあまり意識していないと思うのですが、性被害にあったことのある女性の比率は意外に高いのです。痴漢なんて可愛いもので、中にはレイプ被害に遭った人も多くいます。
多くの場合、こうした被害者は声を上げられずにいます。そしてSNSに救いを求めている人も多くいます。
そんな人が今度はSNSで怖い思いをしてしまうと本当にその人はPTSDを発症してしまったりします。

ですので、顔が見えないSNSでは特に人との距離感を大切にしてください。
必要以上に身構える必要はもちろんありませんが、

✅ 丁寧な言葉遣いを心がける
✅ 必要以上になれなれしくしない
✅ 相手の気持ちを考えて発言する

ことがとても大切です。

SNSを出会いの場所と勘違いしている人がたまにいますが、SNSは出会い系ではありません。そういう人は有料サービスなり、別の場所で活動して頂きたい。

相手の人格を大切にする。

これが一番大切なことです。
これさえ心がけていればいずれお互い打ち解けて、良い友達に慣れると思います。そしてみんなが距離を越えてそんな友達同士になれる、SNSはこうした大きなポテンシャルを持ったメディアです。

打ち解けて友達同士になれば多少乱暴な言葉遣いをしたって、なれなれしくしたって大丈夫ですよね？　でも最初は大切です。

特に初対面との人とSNSでお話をする時には丁寧に襟をただして話をする、これがSNSで良い人間関係を構築するためのキーだと思います。

その上でSNSを十分に楽しんで下さい。
上手に使いこなせればSNSは楽しい場所です。以前にも書いた通り、全員から好かれたいと思う必要はありませんが、少なくとも嫌われないように注意すれば、きっとSNSはあなたの生活をワンランク楽しいものにしてくれるはずですよ。

SNS時代を生きるために｜蒲生竜哉＠『魔法で人は殺せない』著者🎈｜note

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