詩) 成長を感じる娘の言葉 「エスコバーとヤキソバ」
娘、2才の秋
君は覚えたての言葉で一生懸命話してくれた
その成長が 僕には嬉しかった
ある日の午後、君はスキップしながら
嬉しそうに、とても嬉しそうにこう言ったね
「 いっいこと〜 わっすれちゃった〜 ♪ 」
僕は深く、とても深く深呼吸した
そして思った
「 ・・・忘れたんかい 」
娘、2才の冬
君は覚えたての言葉で一生懸命話してくれた
その成長が 僕には嬉しかった
ある日の朝、寝起きの君は、起きてくるなり寝ぼけ眼で
唐突に、本当に唐突にこう言ったね
「 たこやき と たいやき って”やき”がいっしょだね 」
僕は深く、とても深く深呼吸した
そして思った
「 ・・・確かにそうだ 」
娘、3才の春
君は覚えたての言葉で一生懸命話してくれた
その成長が 僕には嬉しかった
ある日の夜、妻とDeNAベイスターズのエスコバー投手について話していると
君は、はっきりと、とてもはっきりとこう言ったね
「 ヤキソバの話ばっかりしてる 」
僕は深く、とても深く深呼吸した
そして思った
「 エスコバー、ヤキソバ
・・・確かに似てる 」
娘、3才の夏
君は覚えたての言葉で一生懸命話してくれた
その成長が 僕には嬉しかった
ある日の午後、二人で到着した公園で、君は振り向きざまに
力強く、とても力強くこう言ったね
「 あたしは砂場で遊ぶから
お父さんはすべり台で遊んでて 」
僕は深く、とても深く深呼吸した
そして思った
「 ・・・俺も一人で遊ぶんかい 」
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
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