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プレゼンで「笑い」を取りたがる病い


仕事でプレゼンテーションをすることがある人も多いと思います。


僕は、サラリーマン時代も多少機会はありました。

しかし、独立起業をしてから、プレゼンをする頻度がかなり増えました


例えば、銀行や投資家の方々などに何十人も集まって頂いてのプレゼンテーションですね。
(見出し画像の写真は、まさにその一幕です)


こういう大規模なプレゼンでなくとも、機会は多いです。

初見のクライアントとの会議となると、大抵は

「まず、スタートアップのあなたの会社について、プレゼンしてもらえますか?」

などと言われることが多いです。


初見の相手なら、会議の冒頭に5〜10分で、自社についてプレゼンをするのがほぼ毎回です。



僕の #仕事の心がけ


こういうプレゼンでは、僕は心がけていることがあります。


「なんとかして、笑いを取ろう😃😃😃

ということです。


時には、冗談を言いにくい雰囲気もあります。

完全にアウェー感が漂っていることもあります。


そんな時でも、なんとか笑いを取るように心がけています。

(もう病気ですね😅)


そんな僕の奮闘?について、まとめてみました。




なぜ、プレゼン中に笑いを取ろうとしてしまうか?


まずは、そもそもの話です。

なぜ、笑いを取りたいと思ってしまうのか?😅


これは僕の育ちに強く関係があります。

僕は奈良の田舎の団地住まいでした。


僕の育った団地


地元の連中は、バリバリの関西気質でして、

「どれだけおもろいか?」

が、良い意味で、めっちゃ重要でした😃


同級生にもモンスター級におもろい人がいっぱいいました。

その中で、

「いかに自分も笑いを取るか」

を試行錯誤するという幼少時代を過ごしました。


子供同士なので、基本的にボケ合戦になります。

次は誰がボケるか?


というある種の緊張状態の中で、みんな、様々な角度からギャグを繰り出します。


地元では、僕の笑いのレベルでは太刀打ちできず、ツッコミに回っていた時期も長かったですね笑


ともかく、こんな環境で育ってきたので、

「スキあらば笑わせたい」

というのが、染み付いてしまっているのかもしれません。



笑いを取ることの大きなメリット


さて、話を子供時代から、今に戻します。


ビジネスでのプレゼンで、笑いを取ろうとすることは、かなりメリットが多いと確信しています。


僕が、性格的に笑いを取りたくなってしまうということを差し引いて、ビジネス上のメリットだけを考えても、笑いは取れるなら取ったほうが良いと思います。



1)「あなたの仲間です」というメッセージ


まず、冗談を言うことによって、僕はこういうことを言っているつもりです。


「僕は、あなたの仲間です」

「警戒しないでくださいね」


というメッセージの意味合いのつもりなんです。


ビジネスの話は、聴く側は特段ウェルカムでは無いことが多いと思うんです。

最初から、僕にめっちゃ興味を持ってくれている方なら良いです。

でも、大抵の場合はそうじゃない。


むしろ、「こいつ、何者や?」というところから入ってくるのが、自然かと思います。


いつも「こいつ、何者?」と思われてるところからスタート


そういう時に、僕は仲間ですということを、冗談を言うことによって伝えようとしています。


そして、警戒をとくために、出来るだけ自分の弱みを出す冗談を言うようにしています。


自分の弱みを出すことによって、笑いも取れて、親近感を得る効果が大きいと、経験値的に思っています。


少し違う言い方をすれば、
「組んでいる腕をほどいてもらうイメージ」
かもしれません。

懐に少しだけ入らせてもらうことが出来るという、とても大きなメリットがあると思っています。



2)笑い声という「声」を出してもらう


例えば、全く警戒心が無い状況から、僕のプレゼンが始まったとします。

それでも、笑いを取る効果は大きいと思っています。


一番は、プレゼンを聞いている方の注意をぐっと惹きつけることです。


それで、他のプレゼンターよりも、自分が目立つことが出来ます。


さらに、プレゼンを聞いて頂いている方が、笑い声という「声」を出すことにより、僕のプレゼンの参加者になってもらうことを意図しています。



笑い「声」を出すと、参加者の気分に



3)最後に、僕(当社)のファンになってもらう


これは、「出来たら」の目標です。

もちろん好みの問題やと思うんです。

でも、自分の素をさらけ出して、それでお客さんに気に入ってもらえれば、こんなに嬉しいことは無いなと思うんです。



ついつい笑いが欲しくなる、

冗談を言ってしまう、

そんな自分をそのままに、お仕事をする相手も増えたら理想やなと思っています。


こんだけ笑ってくれりゃ、最高です



どんな冗談を言っている?


これをお披露目するのは、かなり小っ恥ずかしいです。。。

が、思い切って書いてみます。



① 例えば、自分の経歴


自分の経歴を簡単に話すことから大抵のプレゼンが始まります。

僕は、三菱重工、三井物産に勤めて、その後起業しました。

なので、

三菱、三井ときて、次は住友と思わせて、起業しました」

などと、自分のキャリアを紹介すると、笑ってもらえることが多いです😅

これは、特にシニア層にウケる印象です。

これ以外にも、掴みの部分、導入の部分のお決まりの冗談がいくつかあります。


② 通信状況やマイクの質のせいにする

例えば、①のような軽い冗談を言ったとします。

で、滑ったとします。

というか、よく滑ります

その時に

「あ、音声が途切れたみたいなので、もう一回言いますね。

 僕は三菱、三井で働き、次は住友と思わせて・・・」

と、再度同じことを言います。

すると、

「いやいや、音声は聞こえてたけど、おもしろく無いから誰も笑ってなかったんだ(笑)」

などと、聴いてくださっている側にノリの良い方がいれば、突っ込んでくれます。

ツッコミがなくとも、大抵の人は冗談と気づいて笑ってくださります。



こういう流れで、滑っても、なんとか笑いを取ることにチャレンジします。


(発症していますね。。どなたか、お医者さんを呼んでください)



③ 前のプレゼンターの引用をする

スタートアップのプレゼンで多いのが、他の人と順番でやることです。

自分より前のプレゼンターがいることが多いです。


そういう場合は、出来るだけ前の人の話を引用をするようにします。


すると、聴いている側は、「おっ」と気づいてくれます。

また、引用された側も、

「自分のサービスを、再度掘り返してくれている」

と好意的に受け止めてくださることが多いです。



こんな感じで、いつも話しています🙇‍♂️



プレゼン中に笑いってとりやすい?


ダウンタウンの松本人志さんも、

「 笑いが生まれるのは、緊張と緩和 」

という趣旨のことを仰っているそうです。



そういう意味では、ビジネスのプレゼンは、最高の環境。


既に、緊張というフィールドが準備されている。

ちょっとした緩和だけでいいんです。


少しの緩和だけで、笑いが生まれやすい。


とても笑いを取りやすい環境ではあるんです👍


なので、プレゼンター側にとっては、少し勇気を出すだけで良いと思っています。


高度な笑いの技術やギャグは特に不要やと思います。

(あったら良いのですが。。)

ちょっと勇気を出して、冗談を言ってみるだけで良いと思います。

すると、心地よい緩和が生まれます。


プレゼン中の僕。真面目な顔に見えますが、頭の中は「何言ったらウケるやろ?」が充満




僕のプレゼンでの成果


こう考えている僕は、(貪欲に)笑いを取ろうとプレゼンしてきました。


その結果、プレゼンテーションによるビジネスコンテストなどで、いくつか賞を頂きました🙇‍♂️

その一例を、まとめます。

(なお、以下では、旧社名のテクニコル、現社名のROXの二つが混在していますが、両方とも同じ僕が起業した会社です)


IBM BlueHub 第二期に採択


KSAP  2018年度 採択


第9回 大田区ビジネスプランコンテスト 受賞


AIアクセラレーター 2019年採択


他にもいくつか受賞をすることが出来ました😃



もちろん、落選したコンテストも多くあります。

ただ、僕が受賞や採択をされた際に、審査員の方から

「プレゼンが良かった」
「人柄が伝わった」

と言って頂いたことが多くありました😃


なので、やっぱり笑いを取ることの効果は大きかったなと思っています。



僕なりのまとめ


上記の僕のプレゼンの成果を、

「成果がよく出た!」

と取るか、

「いやいや、成果が出ていないやん」

と取るかは、人それぞれかと思います。


ただ、僕個人としては満足いく結果です😃


そして、何よりもプレゼンをしていて、自分自身が楽しくもなります。

なので、今後も貪欲にビジネスでのプレゼン中も笑いを狙っていこうかと思っています💪


この一連の文章で証明した通り、スベることは慣れっこですので。






今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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