お酒を完全にやめて、10年経った
僕は、2013年から、一滴も酒を飲んでいません👍
酒を止めて、ちょうど10年になりました。
今noteを更新していることもあり、noteにもそのことについて書いておこうと思います。
結論
結論から言います。
酒を止めると良いことばかりでした。
(あくまで、「僕の場合は」です😅)
僕は、酒と上手く付き合えない終盤だったので、尚更です。
少しでも禁酒に興味がある人には、かなり酒を止める生活はオススメできます。
もしご興味が湧いたら、以下も読み進めてもらえれば嬉しいです。
まずは、僕がお酒を止めた理由から書いていきます。
その後に、10年経ってみての感想を書きます。
お酒をやめた理由
人間、何か行動や習慣を変える時には、いろいろな理由があるもんやと思います。
僕は転職や起業をしましたが、もちろん、ポジティブな理由もありますが、その反面、現状に不満があるというネガティブな理由もありました。
誰しも、そういうもんかなぁと思っています。
僕の禁酒でも、同じです。
ポジティブな理由もあれば、ネガティブな理由もあって、酒をやめました。
▶︎ネガティブな理由
まずは、ネガティヴな理由から書いていきます。
自分の未熟さを書くだけなので、なかなか筆が重い面もあるのですが・・・
ほんま、単なる恥さらしの内容です。
ただ、禁酒で悩む方、読んでくださる方の何かのヒントになったり、自分自身の振り返りの意味でも書いておきます。
ネガ理由① 非常に酔いやすくなっていた
僕はそもそも酒は好きでした。
よく飲んでました。
一人でも晩酌をする日々でした。
なので、20代で酒を飲むようになってから、休肝日なんてほぼ無かったですね。
酒の席での楽しい思い出も多いです👍
ですが、30歳前後あたりからから、非常に酒に酔いやすくなっていました。
酒を止める直前の期間は、記憶が無くなることが頻発。
酷い場合は、ビール一杯で記憶がなくなっており、気付いたら家に帰っていたなんてこともありました。
そして、これが本当に僕の情けない点ですが、酒の席でのトラブルもありました。。🙇♂️
迷惑をかけた方もいました。。。🙇♂️
(その節は、申し訳御座いませんでした。。。)
また、トラブルにならなかったとしても、二日酔いの気持ち悪い頭で、泥酔して自堕落な生活をしている自分が嫌になることが再三ありました。
しかも、後述するように、ポジティブな理由と重ねて考えると、この「酒に酔いやすくなっていた」という状態が、酒を止める一番の理由になっていたと思います。
迷惑をかけてしまった方に、もう二度と同じ過ちをしないようにと、そういう意味で、酒をやめました。
つまり、迷惑をかけてしまった方々への罪滅ぼしの意味合いで、好きな酒をやめたという面もあります。
ネガ理由② 肝臓の数値が悪化
その30歳前後のころから、健康診断時のガンマGTPの値が、劇的に悪化しました。
おそらく、肝臓のアルコールを分解する機能が使えなくなっていたんではないか?と個人的に思っています。
それゆえ、酒に酔いやすくなっていたとも思います。
いずれにしても、肝臓をそんな状態にしたのは自業自得。
肝臓の数値が悪いので、酒をやめねば、という想いをより強くしました。
ネガティヴな理由はこんなところです。
要するに、
この2点です。
でも、この2つが理由なら、完全に酒をやめなくても良かったかもしれません。
そう思われた方もいるでしょう。
酔わない程度に飲んだり、肝臓が良くなったら飲酒を再開しても良かったかもしれません。
でも僕は、完全にやめました。
それは、以下のポジティブ理由が強いです。
▶︎ポジティブな理由
ポジ理由① 目標(起業)を成功させるため
僕は、起業をしようと32歳の時に決めました。
しかし、家族の同意を得られなかったり、自分自身も踏ん切りが付かなかったりで、結局起業したのは34歳の時でした。
そして、ちょうどその期間の33歳の時に酒を止めました。
酒を止めたのは、起業に色濃く関係しています。
その点について、細かく書かせていただきます。
僕はある日、確かNHKのプロフェッショナル仕事の流儀か何かで、ダルビッシュ投手の特集を見ました。
何気なく見ていたのですが、以下の言葉が心に残りました。
「24時間を全て野球のために使っている」
僕は当時酒を飲みながら
「ふーん。ほんまもんのプロはすげえな」
「プロは考え方もストイックやな」
ぐらいの感じで見ていました。
が、じわじわと、こんなことを考え始めました。
「野球の技術レベルはダルビッシュ投手に及ばなくても、
考え方だけなら、凡人の僕でも取り入れれるのではないか」
こう考え始めていた僕ですが、所詮凡人。
また酒で泥酔することがありました。
頭では偉そうなこと考えているのに、こんな体たらくです。
その日は、会社の同僚と金曜日に飲みに行った日でした。
BBQだったと記憶しています。
その日、僕はまた記憶が無くなってしまいました。
また、最悪なことに、駅のホームで他の酔っ払いとちょっとした小競り合いになってしまいました。。🙇♂️
その時に、相手の酔っ払いが僕のメガネを駅のホームでどこかに投げ捨てました。
今思えばとんでもないことなんです。
ですが、なんと泥酔した僕は、メガネが無くなったことすら気づかずに(!)、家まで帰っていました。
翌日目を覚まし、二日酔いの頭で、無くしたメガネを探しにいきました。
二日酔いの頭で、なんとかおぼろげな記憶を思い出します。
幸い、金曜の夜に泥酔したので、メガネを探しに行ったのは土曜の午前でした。
時間がたっぷりあったのを覚えています。
ただ、その投げ捨てられたメガネを探している自分の気持ちの惨めなこと、惨めなこと。。。
本当に最悪な気持ちでした。
泥酔したことによる自己嫌悪。
見ず知らずの酔っ払いとトラブルになった自己嫌悪。
そして、心では起業をすると決めながら、こんなことをしている自分への自己嫌悪。
そう考え始めると、自分自身が本当に嫌になってきました。
当時の自分に対して、以下のような考えがどんどん湧き起こってきました。
10年前のことですが、明確に覚えています。
メガネを探しながら、以下のことも考えていました。
「このままの自分では、人生を賭けて起業すると言いながら、結局酒の失敗で会社をダメにしそう。
自分の人生を、酒ごときで失敗してええのか?
酒と自分の目標(起業)では、どっちが大事や?」
この2択を何度も自分に問いかけました。
何度問いかけても、答えは起業でした。
僕は、不器用な方なので、中途半端に酒をやめるということは出来ませんでした。
なので、0か100かで決めました。
思い返せばこのメガネ探しの時間が、本当に冷静に自分を見つめ直すよい時間となっていました。
何時間もかけて探し、メガネは見つかりました。
僕は、投げ捨てられたメガネを駅のホームで拾いました。
激しく汚れたメガネをかけた時、僕は完全にこんな自分と決別する決意を固めていました。
酒を止めると完全に決めることが出来ました。
その後、家に帰ってすぐに、家にあった全ての酒をトイレに流しました。
それから、一滴も飲んでいません。
書いているうちに、これがほんまにポジティブな理由かどうか、わからんくなってきました😅
が、僕としては、前向きな理由のつもりです。
要約すると、
「 酒と、人生の目標と、どっちを取る?」
と自問自答し、その結果、酒を捨てたということです。
ポジ理由② 健康ため
ガンマGTPの数値が異常に悪くなっていました。
なので、シンプルに健康のために止めました。
これは、ポジティブな理由と言えると思っています。
禁酒10年経っての感想
▶︎率直な感想
本当に、止めれて良かったと思っています。
喪失感も何もないです。
「酒を止めると寂しい思いをする」
なんてことを聞いたことがありました。
僕自身も、酒を飲んでいる時はそう信じてました。
が、一切そんな気持ちは無いですね。
むしろ、あの二日酔いの気持ち悪さ、酒での失敗による自己嫌悪など、ありとあらゆる負から解放されて、とても清々しい。
そんな気持ちです😃
単に、やめるだけの困難さ、ならば、僕は禁煙の方が辛かったですね。
酒は、タバコよりは止めやすかったです。
(ちなみにタバコは20代のうちにやめました)
僕の主観は置いておいて、以下では、もう少し汎用性を考えた意見を書いてみたいと思います。
禁酒のメリット、デメリットです。
▶︎メリット① 時間が出来る
思っていた以上のメリットです。
このメリットが一番大きいように思います。
僕は酒を飲んでいる時は、飲み会が始まった時間から、そのまま寝るまでは、ほぼ生産的なことは何も出来ませんでした。
例えば、18時から24時までとしましょう。
その6時間は、ただ楽しんでいるだけでした。
でも今は、飲み会に行っても、帰ってから、仕事をしたり、本を読んだり出来ます。
酒を飲んでいないので、頭は冴えています。
なので、飲み会の後でも2、3時間は生産的なことが出来ます。
起業して、自分の時間が必要になり、且つ家でも仕事が出来る状況でした。
なので、この2、3時間の捻出は、とても大きなメリットでした。
もっと言えば、二日酔いとは無縁です。
なので、酒を翌日まで引きずるということは、当然一切ありません。
▶︎メリット② 我を失わずに済む
これは、完全に僕の場合は、ですね😅
僕は、この価値が大きかったです。
今は子供も出来ました。
子供に対しても常に同じように接することが出来るというのは、自分としては大事なことなので、良かったなと思います。
(思い返せば、僕の親父は、酔っ払って帰ってきて、よくいらんことを言うてました😅)
▶︎メリット③ 面倒な飲み会には呼ばれなくなる
僕は今、酒を飲まなくても、行きたい飲み会には参加はしています。
仲の良い友達の集まりとか。
でも、会社の付き合いとか、仕事のなりゆきとか、そういう惰性的な飲み会には一切行かなくなりました。
最初は、仕事と割り切って、そういう惰性的な飲み会も行っていたんです。
すると、ある重大なことに気付きました。
シラフで参加すると、楽しく無い飲み会の楽しくなさが、5倍増しぐらいに感じるんです。
あれって、酒を飲んでいる時は、脳を麻痺させて、楽しくなさが感じなくっていたんですね🤔 おそらく。
一度、会社の付き合いの飲み会で行って、愚痴大会にみたいになりました。
その時に、
「本当に早く帰りたい・・・」
と思いました。
それ以降、そういう類の飲み会には一切参加しなくなりました。
僕は酒を飲みませんと公言したので、一度断れば、次第に誰も誘ってこなくなりました。(仲の良い友達は除いて)
▶︎デメリット① 妻から嘘つき呼ばわりされる
妻は酒が好きです。
交際していた時から、二人でよく飲みに行っていました。
それが、結婚してから3年で僕は酒をやめたので、妻からは
「この嘘つき(笑)」
と、酒を飲みながら言われます😅
ただ、この妻にも、
「僕が起業を成功させるためにも、僕の弱点(人間としての至らなさ)である酒との付き合いを断つんだ」
と説明してあるので、よく理解をしてくれています。
このことを除けば、特段デメリットは無いと思います。
ちなみ、禁酒は終わりなき旅です。
これからも僕のこのチャレンジは続きます👍
さて、思ってたより長くなりました。。
ここまでお読みいただき有難う御座いました。🙇♂️
次回では、どうやって酒をやめたか?について、書いていこうと思います。
ちょっと方法論的な内容です。
ご興味あれば読んであげてください😃
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
最後までお読みいただき有難う御座います! サポート頂ければ嬉しいです😃 クリエイターとしての創作活動と、「自宅でなぜ靴下が片方無くなることがあるのか?」という研究費用に使わせて頂きます!