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THE BEACH BOYS 個人的10選

僕は日傘がないとすぐに日射病みたいになるので差すのですが、昨日それでも小一時間外を歩いただけで、帰ってから日射病みたいになってちょっとしんどかったです。昨日の大阪の最高気温は晴れで33度でした。9月も半ば過ぎてこの暑さはたまらないですよね。……というわけで(?)、まだまだ暑さが続いているから、まだ夏と言えばこのビーチボーイズっていう記事書いてもいけるかな?と思って駆け込み的にやりたいと思いました。少し時期ずれると、また来年まで待たなければいけなくなりそうなので、すいません。では早速行きます。夏が終わる前に……。

Surfin' U.S.A. (1963年)
誰もが一度は聞いたことのあるメロディで、60年も前の曲とは思えないくらいに、未だに夏と言えばこのサウンドって感じのエバーグリーンな名曲ですね。元ネタはチャックベリーの曲で少し歌詞をサーフィンとかに変えたらしいですが、こっちの方が市民権を得ていますね。古い曲なのでPVはほぼないです、この記事全体的に、すいません。


Surfer Girl (1963年)
古き良き時代の洋楽ここにあり、みたいな名曲ですね。まだビートルズが世界制覇する前は洋楽ってこんな感じのゆったりした甘いメロディー、オールディーズとかいうんですかね、が多くて僕はそういうのも大好きでスタンドバイミーとかもよく聞いたりしていました。夏のビーチのゆったりしたサンセットでこの曲聴くとたぶんたまらないでしょうね。


In My Room (1963年)
同じようなバラードが続きますが、これも捨てがたい。本当にこの時代のアメリカ人の豊かな精神性というか、そういうのが滲み出ていますよね、曲から。まだロックとかに毒される前のアメリカの良心というか。50年代のアメリカがもの凄く豊かだったっていうことを映画などとかから言われたりしますが、第二次大戦をほぼ無傷で終えた唯一の超大国だからこの時代はこの世の天国みたいなバイブスがアメリカを覆っていたのでしょうね。音楽からそんなことを感じたりします。


Fun, Fun, Fun (1964年)
これは打って変わって陽気なポップス、ロックです。ロックですが、やっぱり夏の海に落とし込んでいく、彼らの職人芸的なサウンドがいいですね。ビルボードでも1位取ったりしました。


I Get Around (1964年)
これも前の曲と同じく明るいポップス、ロックですね。この頃はもうビートルズがアメリカにも進出してきてまして、おそらく相当彼らはビートルズから刺激を受けたんじゃないでしょうか?やっぱりロックという深さはビートルズの方が数段上だったので「このようなサーフィンばっかり歌っていて、俺たちはこれでいいのか?」なんて思って、ここからビーチボーイズのサウンドも進化していったりします。ちょっといろいろと凝って来るんですね、夏の海という題材はそのままに。でもこの曲は純粋なサーフロックの最高峰とも言える曲で、古いですが本人たちのライブ映像がありましたのでどうぞ。


Don't Worry Baby (1964年)
これもいいですね。バラードとポップスの間的な感じで。若者の夏の海での純粋な優しさとか恋とかを歌わせたら彼らの右に出るものは今の時代にもほとんどいないんじゃないかな、とか思ったりします。それくらい時代がまだ純粋というか、豊かだったのでしょうね。これは珍しくPVがあったので。でもビーチボーイズは出てないです。


California Girls (1965年)
80年代にヴァンヘイレンのデイヴィッド・リー・ロスがカバーしたりした元ネタがこれです。僕はヴァンヘイレンから入ったのですが、どっちもいいですね。やっぱりまだまだ夏の海を歌わせたら、って感じですが、やっぱりどこかサウンドがこれまでとは進化してる感じがします。ビートルズの影響が少しずつ出て来てますね。何となくですが、そう思います。少し影の部分とかがサウンドにも黒が少し入って灰色になるみたいな。明るいだけではなくなってきてますね。


God Only Knows (1966年)
邦題は「神のみぞ知る」ですが、これは本当に神様が作ったとしか思えない至高のメロディーです。あのビートルズ最高のメロディーメイカー、ポールマッカートニーをして「これまでに聴いてきた中でも最高の曲だ」と言わしめるくらいですから。この曲はロック史に残る名盤「ペットサウンズ」に入っている一曲ですが、これは今聴いても本当にいいと思うので是非。そしてビーチボーイズの天才作曲家ブライアンウイルソンはこのアルバムはビートルズの「ラバーソウル」を聴いて刺激を受けたから、と答えており、さらにビートルズのポールマッカートニーはあのロック史上最高峰のアルバム「サージェントペパーズ」は「ペットサウンズ」がなければできてなかったとまで言っていて……という風に大西洋を挟んでもの凄いジャブの応酬があの時代行われていたのですね、凄い時代やなあ。これもPVあったので。本人たちは出てないですが。後年作られたのでしょうね。


Good Vibrations (1966年)
ついにビーチボーイズが来るところまで来てしまった、一般には彼らの最高傑作と言われる大ヒット曲です。夏の海を歌っていたらこの高みまでサウンドも詩も来てしまったのですが、中心人物のブライアンウイルソンはこの曲を最後に精神的に問題を抱えてしまって、長期間のスランプ、休養などに入っていきます。たぶん本当の天才だったから、かなり神経をすり減らしてしまったのでしょうね。それくらい精神を削らないとあの一連のサーフロックの至高のサウンドは出てこなかったのでしょう。天才に憧れますけど、悲劇も付き物ですから、やっぱり健康が一番ですかね、才能より。


Kokomo (1988年)
長らく低迷していたビーチボーイズが奇跡の復活を遂げたのがこの曲です。1988年「カクテル」という「トップガン」でトップスターとなったトムクルーズ主演の映画の主題歌でなんと前の曲「Good Vibrations」以来22年ぶりのビルボード1位を記録して大いに話題になりました。この曲にはブライアンウイルソンは参加してないですが、ビーチボーイズのメンバーや外部のソングライターが「らしさ」満開のサウンドを全世界に響かせて、オールドファンとかは歓喜したんじゃないでしょうか。僕も大好きな一曲です。80年代サウンドでもあるので。これはさすがにちゃんとした当時のPVがありました。


洋楽好きな僕にとって夏と言えば「ビーチボーイズ」だったので、夏がかろうじて続いている(?)うちにこの記事書くことができて良かったです。でもこの夏は観測史上一番の暑さだったらしくて、これから毎年のように更新していくのではないかと危惧しております。気候問題は本当に何とかしないと、どうしようもないですね。気楽にビーチボーイズとか聴けなくなりそうです。……とまあそんな感じで、今回は以上です。ではまた何かの10選で。

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