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鈍感

人の歪みを
仕方ないものとして
排気ガスのままに
吸い込んでいた
教室は遠く
痛みも弱さも
ほとんど忘れた
圧力は
どのくらいだったか
それはまだ
この社会の
至る所に散在してるけど
あの頃ほどに
柔らかくもないから
強さと錯覚した
鈍感さの中で
スルーしてきただけ
それさえも
想像だけど
その分
生きやすくなったのも
確かなことだ
ただ
もう君の痛みに
気付かないかもしれない
鈍感さで
大人は大抵
生きてしまってるんだろうな

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