「45歳定年」論の衝撃…!
column vol.416
昨夜、衝撃のニュースが舞い込んで来ました…。
サントリーの新浪剛史社長が、経済同友会の夏季セミナーにオンラインで出席し、ウィズコロナの時代に必要な経済社会変革について「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と言及。
〈JIJI.COM / 2021年9月9日〉
新浪社長は社会経済を活性化し新たな成長に繋げるには、従来型の雇用モデルから脱却した活発な人材流動が必要と主張。
私は来週の月曜日でちょうど45歳になるので、まさにピンポイントの話です。
ただ、以前、社員35歳ピーク説を唱えた私としては、腑に落ちる部分もあるのも正直なところ。
少なくとも、35歳以降は経営者(幹部、リーダー)として頭角を現すか、若手や中堅にはない能力を身につける必要があると感じています。
それを理解しつつ、もう一つ踏み込んで、会社に頼らなくても生きていける自分をつくることが大切だということですね。
終身雇用制を期待して社会に飛び込んだ我々世代からすらと、こんなにも世の中変わるのかぁ…と思いつつも、これが現実…。
厳しいですが、少なくとも何が起こっても対応し得る自生能力を身につける意識は必要ですね。
優れた起業家に共通する3つの特徴
まず「自立」と聞いて頭に思い浮かべるのは「起業」です。
一国一城の主になる。理想的な会社員からの卒業でしょう。
ちなみに、Netflixの初代CEO、マーク・ランドルフさんは、成功した起業家には3つの共通点があると語ります。
〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2021年9月10日〉
3つの共通点とはコチラです。
①まずはやってみるというマインド
起業を志す人の多くは、会社を設立する前に良いアイデアが必要だと感じていると思いますが、ランドルフさんはそれに対して「危険な誤り」だと語ります。
良いアイデアというものはなく、そのアイデアの良し悪しを判断するには、実際にやってみるしかないというわけです。
②「トリアージ」能力
「トリアージ」は、さまざまなタスクがある中で重要なものとそうでないものを見分ける能力のこと。
つまり、優秀な創業者は、どこに力を注ぐべきかを知っているということです。
③細部へのこだわり
ランドルフさんが最も大切だとするのが「細部へのこだわり」です。
「それは、あらゆるものを排除して最後に残った非常に小さな事柄に対して、自分の時間の110%を割くことができる能力だ」
とコメントしています。
当社の社長がまさにこの3つ全てを兼ね備えているので非常に納得しました。
皆さんは、いかがでしたでしょうか?
「副業」「起業」に向けての動機付け
起業までいかなくても、まずは副業から。そんな風に思う方も多いでしょう。
bizSPA!フレッシュでは、副業、起業にトライする人に、3つの問いかけを推奨しています。
〈bizSPA!フレッシュ / 2021年9月8日〉
質問① 3か月後の目標は?
マーケティングコンサルタントの仙道達也さんは、「3ヵ月後の目標数字を徹底的に書き出してみてください」と促しています。
単に「3か月後の売上金額」だけではなく、「働く時間」は何分になっているとか、「セールス活動の日数」が何日かなど、細かく数字を書き出します。
これにより、客観性と具体性を磨きます。
質問② 別人級の凄い自分ならどうする?
次の問いは、「その作った目標を、今の自分ではなく、別人級の“すごい自分”だったらどこまで上げていますか?」です。
ビジネスにおいて、ついつい現実的な目標(視点)になってしまいます。
失敗はしなくない。地に足をつけて仕事を進めたい。そういったプラスの面もありますが、一方で小さくまとまってしまう可能性もあります。
可能性を広げる思考。それもアクセントとしては必要です。
質問③ 目標にワクワクしていますか?
そして、別人級の凄い自分のストレスに押しつぶされてしまってはいけません。むしろ、「やりたい!」とワクワクできることが重要だと言います。
むしろ、ワクワクするような目標じゃないと、上手くいかないような気がします。
起業も副業も、単に勤めている会社で仕事するよりも、莫大なエネルギーを使います。
noteでも、仕事を抱えて書いている方が多いので、どうしても継続的に投稿することが難しくなります。
だからこそ、ちょっと夢見がちであっても、ワクワクするような目標を設定した方が良いというわけです。
これは、ちょっと分かりますね。
投資の「向き・不向き」を見極め方
新たな収入源の確保ということで言えば、投資もあるでしょう。
実際、コロナ禍で投資に目覚める人が多くいると聞きます。
そんな中、今を時めく2ちゃんねる創設者のひろゆきさんが、投資家に必要な3つのマインドを挙げていらっしゃいます。
〈DIAMOND Online / 2021年9月10日〉
①まずは「心のゆとり」から
ひろゆきさんは「投資をするなら、まずは1,000万円のお金を貯めてください」と訴えかけます。
元手の少ない状態は、心も不安定なことがほとんど。
少しの増減で、気持ちが高ぶったり、不安になったりすると続きませんし、上手くいきません。投資に対してどのように「心のゆとり」を保てるかが肝要ということですね。
②贅沢を覚えないこと
最初は300円の牛丼で満足していたのが、1,000円のランチに変わったり、3,000円のコースランチに変わったりするような人が多くいます。
自分の中で最低限の満足が得られるレベルを把握して、後はそれを維持させる。年収に応じて生活レベルを上げてしまわないことがポイントとのことです。
生活レベルを一定に保ち、残りは全て貯金に回せば「1,000万円なんてすぐに貯まる」とひろゆきさんは話します。
生活レベルは一旦上げてしまうと、なかなか元には戻せません。
この冷静さが確かに投資をする上では重要なことかもしれませんね。
③「投資」より「寄付」となれるか
1000万円を貯めれたしたら、1万円~10万円の額を寄付できるだろうか?
何に寄付するか? 誰に寄付するのなら納得できるか?
そして、ひろゆきさんはこのように考えていらっしゃいます。
それくらいの額の寄付ができないのなら、投資はいさぎよく諦めてください。向いていません(笑)
結局、投資は勝つこともあれば、負けることもある。
負けた時に「良い経験をした」と思えるかで、そう思えなければ投資をせずに貯金をした方が良いというわけです。
投資はある意味「寄付と思え」ということですね。
なるほど…、成功者のそれぞれが大切に思う3つのポイントをご紹介させていただきましたが、参考になりますでしょうか?
私のnote仲間の中には、起業家の方も、副業をされている方も、投資家の方も多いので、活躍している皆様の大切にしている3つのポイントが知りたいですね。
兎に角にも、中高年には厳しい風が吹く時代になっていることはあると思いますので、私もなるべく自生能力を高めながら、あと30年ぐらい社会に必要とされる人間に成長したいと思います。
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