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新しいコミュニケーションの前兆

column vol.834

本日は、私の記事を3つもご紹介くださった那由他さんの「前兆」という言葉に何かピンとくるものがありましたので、那由他さんへのオマージュコラムを執筆したいと思います!

昨今、テクノロジーの進化により社会が変わろうとしていますが、その中でも最近、コミュニケーションについての新しいトピックスが散見されます。

〜ということで、今回はこれからのコミュニケーションを変えるだろう3つの話題を共有させていただきます。

家に居ながらオフィスワーカーとハイタッチ

まずはワークスタイルについてのトピックです。

最近は、リモートワーク派オフィスワーク派「どっち派論争」が続いていますが、遠距離の社員同士がグッと身近に感じ合えるだろう新たな技術に期待が集まっています。

〈ZDNET Japan / 2022年11月11日〉

日建設計ホロラボは今月10日、仮想空間現実空間が融合した職場「Cyber-Physical Workplace」(CPW)の実現に向けて、複合現実(MR)のプロトタイプアプリケーションを開発したと発表。

最初に端的に説明すると、リモートワーカーはVRを、オフィスワーカーはARを使います。

まず、リモートワーカーは、VR仮想現実)デバイスを通してオフィスを模した仮想空間に入ると、オフィスワーカーのアバターと交流できます。

そして、オフィスワーカーは、AR拡張現実)デバイスを通して、現実空間に投影された在宅ワーカーのアバターと対面できるというわけです。

こんなイメージです。

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日建設計

上の画像は「Cyber」リモートワーカー「Physical」オフィスワーカーの視点になります。

利用シーンに関しては、チーム内での会議や従業員同士の雑談を想定。

将来的にはコンテンツの共有機能などを搭載し、プレゼンテーションなどにも活用することを目指しています。

アバターは指の関節がしっかりと再現されており、言葉でのコミュニケーションの他、握手やハイタッチ、じゃんけんも可能とのこと。

こんな感じです。

画像2

日建設計

日建設計のデジタル推進グループ デジタルソリューションラボの光田祐介さんは、「体に障がいがある人や家族の介護などで自宅から離れられない人は、このアプリケーションにより移動を伴わずに働くことができるのではないか」とインクルーシブの促進にも期待を寄せています。

今は青のシンプルなアバターですが、これがパーソナライズされるなど、深化が進めば、よりリアルに感じられるようになるかもしれませんね。

個人的にはハイブリットワークが進めば良いなと思っているだけに、今後の展開に注目したいと思います。

「言語の壁」が無くなる時代の到来?

続いてはSNSの話題です。

SNSは国境を超えて人と人が繋がるとは言え、言葉の壁は存在しています。

そんなコミュニケーションの課題に本気で取り組んでいる企業があります。

それが、Metaです。

〈TABI LABO / 2022年11月7日〉

同社は、AIを使った翻訳機能を開発。

何と!

ビデオ通話中にリアルタイムで翻訳が可能とのことです。

従来の翻訳機能は音声を一度文字に起こしてから翻訳するのが主流なのですが、Metaのシステムなら音から音へそのまま翻訳できるというのです。

この技術が発展すれば、福建語のような文字を持たない言語の翻訳も可能になるとのこと。

〈Meta AI Twitterアカウント〉

文字体系のない言語は世界に約3,500もあるとされているため、「Meta」の翻訳機能はまさに世界を変えると言っても過言ではないでしょう。

この機能が世界のスタンダードになった時。

全てのSNSクリエイターが世界進出する時代になるのかもしれませんね。

非常にエキサイティングな話題に胸が躍ります。

月にいる人との対話も可能な時代に

最後は宇宙についての話題です。

KDDI総合研究所では月面でのモバイル通信提供を目指して研究開発を行っているというのです。

2030年頃には、月面に宇宙飛行士が常駐するような時代になるとされ、それに間に合うように準備を進めているとのこと。

〈ITmediaビジネスオンライン / 2022年10月30日〉

地球と同じようなモバイル通信環境をつくろうとしているのですが、それには月面にも基地局を建てなければなりません。

そこで、同研究所では通信回線の整備の仕方月面での基地局の整備手法などについて検討しており、今年度もJAXAから継続研究の発注を受けられる見込みとなっているそうです。

その一環として、月の成分に近い土壌を使って、月面での電波の反射特性を調べています。

清水建設富士山の溶岩を粉砕して作った土壌を採用し、電波無響室に並べて反射特性を調べたところ、コンクリートの特性と似通っていることが判明。

地球の基地局設計手法がそのまま月でも使えそうだという結論に、関係者は胸を撫で下ろしています。

KDDIとしては2028年頃にサービス提供することを目指しているのですが、今後の進行に注目したいですね。

宇宙旅行は昨年、イーロンマスクさんや前澤友作さんなど、民間人の飛行に世間が沸きました。

まだまだ一部の超富裕層の楽しみではありますが、民間人でも宇宙に行けるというのは、この時代を生きる者としてはワクワクさせられます。

先日、テレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」で、リモートワークをしながら南極を自転車で旅し、南極点に到達した方が出演されていましたが、いつかリモートワークしながら、月でムーンウォークをする日が来るかもしれません。

その時はきっと複合現実オフィス「Cyber-Physical Workplace」も理想的な世界として完成されているでしょう。

月からオフィスにいる同僚とハイタッチ。

そんなシーンを夢の中でも良いから見たいものですね〜


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