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社員に伝えたい「大切なこと」

column vol.102

今までもちょこっとnoteで触れてきましたが、2020年度上半期フィードバック面談が無事終了いたしました。2日間、全社員一人ずつに上期の評価を伝えさせていただきました。

先週まで手術・入院していたもう一人の副社長も、かなり身体はキツイ状態と言っていたのですが、「やっぱり、自分もなるべく多くの社員に想いを伝えたい」と、通院などで参加できない時間以外は同席してくれました。

私が逆の立場でも同じようにしたいと思ったはずです。私たちには明確に伝えたいことがあるからです。

「成果」を伝える

まずはビジネスなので、どんな成果を生み出してくれたかを伝えます。それも、なるべく一人ひとりのその人ならではの成果に絞り込みます。

当社はチームで動くので、もちろん成果はチームみんなのものになるのですが、その中でもその社員がどんな役割で、どんな貢献をしたのかをしっかりと抽出して伝えます。

意外と本人がチームの中での存在価値に対して無自覚で仕事を進めていることがあります。そこで、個人個人の成果を明確化することで、本人のチームでの立ち位置や、今後取り組むべき役割がより一層はっきりさせるのです。

「成長」を伝える

2番目はこの半年の成長を伝えます。当社の評価制度は、幹部を中心とした11人の評価メンバーの他、上司、同僚、部下を組み合わせた360°評価で一人の社員つき1/3の社員が評価します。

ですので、その社員がどんな成長を遂げたのか事細かに把握できます(これは成果にも当てはまることなのですが)。

上司から見ると可愛い妹キャラでも、部下から見ると頼れるお姉さん。結構、部下からの評価を見てハッとさせられることが多くあります。なるべくニュートラルに社員一人ひとりを見ようと思っても、上司の立場だと先入観が邪魔をしてしまうことあります。

親が子をいつまでも子供だと思ってしまうのと同じ原理です。

成果以上に成長は自分自身では見えないので、見える化することで自信をもってもらい、次のステップをイメージしてもらいます。

「価値」を伝える

最後が、その人ならではのオンリーワンの価値(個性)を伝えます。当然、会社は複数人の集まりなので、お互いがお互いを比較してしまいます。もちろんそれが競争力を生み、プラスに転じることもあります。

ただし、一方で自分がこの会社にとってなぜ必要な人間かを明らかにする必要もあります。そして、自分の存在価値に自信をもつことで、他人の個性もリスペクトして欲しいと思っています。

評価制度を変えて3回目の評価になりますが、回を重ねるごとに社員一人ひとりが他の社員の良いところをより意識して発掘してくれているのが分かります。

お互いが自分自身の価値に自信を持ちながら、他の社員の価値も認め、お互いに関わり合うことで良い掛け算になるような会社にしていければと思います。

本当に一番伝えたいこと

もちろん、あくまでも評価なので、時に厳しいことも言わなければなりません。でも、一番伝えたいのは「感謝」「敬意」、そして「期待」です。

だからこそ、退院ホヤホヤのもう一人の副社長も同席して、想いを伝えたかったのだと思います。

ウチの会社には手前味噌ながら、本当に魅力的な社員が多くいます。尊敬できる社員たちに感謝しながらも、副社長としての責任をもって、この会社を社会に誇れる価値ある集団により育んでいきたいと思います。

一人ひとりと話したことで、その責任感とやる気が改めてフツフツと湧いてくる二日間でした。

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