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「イーロン・マスク」に成る方法

column vol.614

写真:CNN

本日は休日ですが、某商業施設でトークショーイベントを行いまして、無事イベント自体は終了したのですが、施設が閉店するまで撤収作業ができず、その間でnoteを書いています。

こうして毎日小さな努力を積み重ねているので、人生が少しずつでも好転して欲しいのですが(笑)、イーロン・マスクさんの「成功習慣」の記事を読んでいると、若干慎重な見方が必要な気持ちになってきます。

〈lifehacker / 2022年3月23日〉

その成功習慣とは、誰でもできることですが、誰もができないことなのです。

「日常の努力」を疑う

ライフハッカーの記事は、イーロン・マスクさんの成功習慣をつくる3つマインドについて触れられています。

(1)習慣を問い直す
(2)成功するために、プライドを捨てる
(3)成功する習慣のはじめ方

今、毎日努力を続けている「ルーティン」は無いでしょうか?

(1)「習慣を問い直す」にあるように、イーロン・マスクさんは、その努力に対して常に疑いの目で見つめ直しているそうです。

「自分のやり方が間違っているとしたら、どうするだろうか?」

山登りで喩えると分かるように、闇雲に登っていてもルートを間違っていては、遠回りしてしまうかもしれませんし、そもそも目的地に着かない場合もあるかもしれません。

例え、登り切ったとしても、実はその山は登るべき山ではなかったかも…なんてこともあります。

特に、移り変わりの早い今日では、「この山を登った方がよい!」と聞いて、一心不乱に登っているうちに、新しい時代の山が生まれることも往々にしてあります。

確かにそう考えると、ただ努力をするだけでは…ということはあるかもしれません。

ついつい頑張っていると、「頑張ること」「努力すること」が目的になりがちになることもあります…。

常に、時流はもちろんのこと、「何のために登っているのか?」「登り方は間違っていないだろうか?」と疑うことが必要ですね。

「苦言」は見えない「死角」を映し出す

イーロン・マスクさんは、さらに誰かと話をする時は、このように考えているそうです。

「自分の話している相手が持っている情報が役に立つとしたら、どんな風に聞くだろうか?」

よく誰かと話していると、意見の違いから議論になることがあるかと思います。

そんな時、人はついつい議論に勝つこと(自分は間違っていないこと)に熱心になりがちになってしまいます。

しかし、イーロン・マスクさんはその逆で、なるべく異なる意見をいかに参考にするかを考えているそうです。

自分の意見(考え方)には死角がある。

人間の目は、肉体的に自分のことを見ることができないのと同じように、どれだけ自分を客観的に見つめようとしても、主観による「死角」が生まれてしまう。

イーロン・マスクさんは、その死角を他人の目で補おうとしているわけです。

つまり、(ダメ出しも含め)異なる意見を投げかけられたら、それをチャンスと見ているというわけです。

このことは、フォーブスジャパン【偉人たちの共通点から知る、「成功するか」よりも大事なこと】にも書かれていました。

〈Forbes JAPAN / 2022年3月18日〉

スティーブ・ジョブズさん、ココ・シャネルさん、マハトマ・ガンディーさんなどの成功者の共通点を明らかにした記事なのですが、ライフハッカーの記事に通ずるこんなことが書かれています。

日本企業によくある年功序列や階級社会を崩し、誰でもが意見やフィードバックを言える環境を作る。社員にいい仕事をしてもらいたかったら、自立した意見を持ち、それを伝えられる文化を作る。これはマネジメントの役割である。

これは、社員に「自立的思考」を持たせることがパフォーマンスを上げることに繋がるという話なのですが、マネジメントの重要な役割とは多様な意見を内包すること。

多様性を肯定し、自分の考えを凝り固めないようにすることが、リーダーとしてはもちろん、プレイヤーとしての成長に大きく寄与することになるはずです。

「透明な箱」になる

当社には社歌があり、その中に

「素直さだけが自分を磨く」

という一節があります。

毎週月曜日の朝礼で流れていた社歌ですが、コロナもあり朝礼がなくなり、2年ぐらい聴いてなかったのですが、1日の入社式で久しぶりに耳にし、ハッとしました。

これって、「成功習慣」の考え方だと。

そう言えば、当社代表の谷口は、当社を40年もの長きに渡って率いてこれた秘訣「透明な箱になることである」と語っておりました。

なるべくニュートラルな視点で情報と意見を集め、自分の考え方を固定化させない

歳を重ねたり職位が上がれば上がるほど、周りからの苦言は減っていく

だからこそ、意図して「多様な考え方」を取り入れていく

常に自分の中に奢りをつくらないように努力したことが、会社を続けてこれた理由であると話しておりました。

人は一生懸命な時ほど、自分を肯定してしまう。

そんなことを頭に浮かべながら、日々の自分に良い意味での疑いをかけていくことが成長、成果への着実に一歩になると感じております。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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