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コロナで生まれた「ウェルビーイング」

column vol.125

おかげさまでフォローしていただいている方が300名を突破いたしました。

noteを始めて約4ヵ月。全く手応えの無かった1ヵ月目を思い返すと、夢のようです。とてもありがたいですし、幸せを感じます。

そこで本日は、この高揚感(幸福感)をテーマにお話しさせていただきたいと考えておりまして、コロナから生まれた「ウェルビーイング」の概念についてのトピックスをお届けしたいと思います。

本日もよろしくお願いいたします。

シニアと若者の新しい関係

ヨーロッパでは「ステイホーム」が各国で求められており、巣篭もり生活が再び始まっています。春夏が終わり、寒さが身に染みる季節に変わると、閉塞感孤独感は増す一方です。

そんな中、約1年前から始まったスウェーデンの実験的な共同アパートに注目が集まっています。

〈AMP / 2020年11月10日〉

シニアの孤独(孤立)問題移民問題を同時に解決することを目指す共同アパート「Sällbo(セルボ)」です。これはスウェーデン語の「Sällschap=社会」「Bo=生活」を組み合わせた名前。ここではシニアと若者が助け合って生活しています。

若者の半数はスウェーデン人で、彼らがシニアと移民の人々との橋渡し役に。

シニアが忙しい若者の生活をサポートしたり、移民の人々に語学を教える代わりに、若者はテクノロジーなどシニアの方々が困ることを手助けします。

コロナ拡大により、同アパートでは老人へのウイルス感染が懸念されましたたが、これまでのところ感染者は出ていないようで、シニアは部屋に篭り若者に買い物を代行をお願いしながら、「コロナ第1波」を切り抜けたとのこと。

コロナ禍で人々の孤独問題が改めてクローズアップされる中、老人の隔離や公共サービスへの依存によらない、この「第3の道」に光が当たっていくでしょう。

コロナで「人間関係」をリセット

オンラインでのコミュニケーションが増える中、リアルでの対面との違いに戸惑うことは誰しもあるはずです。そのことについて、実践コミュニケーショントレーナー・西田弘次さんのコメントが面白かったので共有させていただきます。

〈AERA.dot / 2020年11月15日〉

コミュニケーションの目的は「情報伝達」「感情共有」。この内、オンラインで果たしにくいのは「感情共有」であると西田さんも認めています。

ただし、だからこそ普段から相手の立場に立ち気持ちのこもった言動を心がけているかどうか、改めて見直すことの大切さを提言されています。

確かに…、対面でのコミュニケーションだとその場のノリと空気感で誤魔化せてしまうことがありましたが、オンライン化することで相手にかける言葉に対して非常に気をつけるようになったと感じます。

そして、この時期を利用して改めて「誰が大切か」を決めましょうと提案されています。

「誰と仕事をしたいか、誰に話を聞いてほしいか、不安な自分の心の現状を理解し共感してくれる人は誰かなど、自分の人間関係を再考して整理するチャンスだと」西田さんは語ります。

その心は「誰が大切か、人間関係を整理すれば、これまで以上にそのつながりを大切にしたいと思えるはず。そして、実際に大切にすると決め実行する。これだけで心の安定や幸福感につながります」ということ。

ちなみに、私の場合は惰性で付き合う関係はあまり見当たらなかったのですが、空気のように当たり前に感じていた仲間が改めて自分にとって価値のある人たちだったと思い知らされました。

特に会社の仲間に対して思いました。全く会えなかった2ヵ月間を経て、社員のみんなに会った時の高揚感は、芸能人と会った時以上の胸の高鳴りを感じました。

私はステイホームがあったことで、人間関係にプラスになったと実感しています。

リモートワーク対策の「ウェルビーイング」ツール

仕事仲間つながりの話題として、リモートワークのストレスを解消するさまざまなツールが増えているそうです。

〈AMP / 2020年11月11日〉

まずは、マイクロソフトが「Microsoft Teams」にて、バーチャル通勤モードを実装中と発表。カレンダー上で毎日一定の時間をおさえ、その日のゴールやタスクの整理、振り返り、次の日の目標など質問に答えるサービスとのことです。

今まではオンとオフの境目が比較的はっきりしていましたが、在宅ワークとなるとそれが曖昧になってしまいます。通勤時間はストレスの対象でしたが、結局はその時間も仕事に充ててしまう。

私個人の実感としても9月頃から徐々に業務量が戻ると、その傾向は顕著になってきていると感じています。メリハリをつける重要性は確かに必要だと思います。

さらに、気分転換を促すアプリも増えてきているようです。

マインドフルネスと瞑想を自宅で気軽に取り入れられるアプリ「Headspace」、オンラインでも参加できるワークアウトアプリ「OneFit」がヨーロッパで人気とのこと。

また、労働者のウェルビーイングをテーマにしたポッドキャスト(WorkWell)なんかもあるそうです。なかなか面白いですね。

ということで、本日はコロナで生まれた新たなウェルビーイングをテーマにお話しさせていただきました。

折々でお伝えさせていただいておりますが、コロナが無ければnoteは始めておらず、始めてなければ素敵なnoterさんたちにも出会えなかったわけで、今日の感動と感謝もコロナで生まれたウェルビーイングだと実感しております。

まだまだ至らない点は数々あるかと思いますが、今後と何卒よろしくお願いいたします。

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