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「遊んで稼げる」がスタンダードに

column vol.602

三連休最終日となってしまいました…。

皆さまは、しっかりと楽しめたでしょうか…?

とはいえ、コロナの状況もあり、なかなか派手には遊べない…。自宅に篭って…という方も多いのではないでしょうか?

自宅での遊びの最高峰と言えば、最初にゲームが頭に浮かびます。

私が子どもの頃は、ゲームをやり過ぎると怒られていたものですが、今はeスポーツが活況を見せ、ゲームは「稼ぐもの」という印象も広まってきましたね。

eスポーツで稼ぐ選手はまだまだ一握りではありますが、一方、「ゲームで稼ぐ」ことをスタンダードにしつつあるものがあります。

それが文字通り、「Play to Earn」でしょう。

ということで、本日はこのキーワードについてお話ししたいと思います。

「Play to Earn」とは何?

Play to Earnを略して「P2E」と表記される場合もあります。

ブロックチェーン上に開発された「NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)」をプレイして、お金を稼ぐことを指します。

NFTをご存知ない方はこちらをご覧くださいませ。

「Play to Earn(P2E)」では、ゲームブロックチェーン仮想通貨を組み合わせることで、対戦での勝利報酬だけでなく、「クエスト報酬」「アイテム販売」など、これまでになかった稼ぎ方が可能になりました。

「クエスト報酬」とは、ゲームで設定されている課題をクリアすると貰える成功報酬のこと。

「アイテム販売」とは

●一部の人にだけアイテムが配布される
●キャラクターが成長する
●ランダムでレアアイテムが手に入る

など、キャラクターアイテム希少性が生まれるので、希少性の高いキャラクターやアイテムはNFTマーケットで高値で取引されるのです。

また、一部のゲームでは、アイテムを自作することも可能なので、それを売って稼ぐ人もいます。

Play to Earn(P2E)での稼ぎ方

ちなみに、国内最大級のブロックチェーンゲーム(BCG)と言えば、「クリプトスペルズ」が挙げられるでしょう。

そこで、公式大会2度優勝、海外最大級BCG「Splinterlands」チャンピオンリーグ世界ランキングでも6位を達成した「廃猫」さんが、P2Eの稼ぎ方を指南している記事がありますので共有させていただきます。

〈COINPOST / 2022年3月19日〉

廃猫さんは、日本初のブロックチェーンゲームの解説書を出版したことでも有名です。

〈ブロックチェーンゲームの始め方・遊び方・稼ぎ方〉

「ゲームで稼ぎたい!」と思った方はぜひぜひご覧ください。

また、P2Eの最近のメジャーなニュースと言えば、ワーナーミュージックグループスプリンターランドP2Eゲームを開発したことではないでしょうか。

〈新しい経済 / 2022年2月24日〉

アーティストとその音楽に焦点を当て、トークン(象徴)化されたゲームを共同で開発・維持するというものです。

アーティストの新たな収益源をもたらし、ファンに対しても新しい価値創造ができるものとして、非常に注目されています。

ゲームはすでにビジネス(マーケット)のど真ん中にあり、さまざまな分野から企業が参画されていくでしょう。

P2Eにより貧困から脱出

ちなみに、ブロックチェーンゲームと言えば、ベトナムの開発企業SkyMavis社によってリリースされた「アクシー・インフィニティ」も人気ですが、このゲームに出資するアレクシス・オハニアンは、P2Eゲーム5年以内にゲーム市場の90%以上を占めると予言しています。

〈Forbes JAPAN / 2022年3月19日〉

一方で、P2Eを始めるあたってネックとなるのが、初期投資が大きいことでしょう。

例えば、アクシー・インフィニティなら、対戦に参加するには、最低3体のアクシー(キャラクター)を持っていなくてはならず、少なくとも200ドル前後の初期投資が必要です。

そこで、既存ユーザーがアイテムやキャラクターを貸し出すことができるようにするなど、新規プレイヤーがP2Eを無料でプレイできるような工夫が施されるようになりました。

また、競争コストが急激に上昇するなか、プレイヤーには金銭的支援が必要になり、裕福なマネージャーが「奨学金」としてこれを提供しています。

銀行家は、モンスターを販売したり、モンスターのチームを貸し出す代わりに、勝利報酬であるSLPの一部を徴収する形で投機を行っているのです。

さらには、プレイヤーを雇用するコミュニティマネージャー、新規プレイヤーにノウハウを教えるコーチ、メタバース内に土地を所有する地主などが登場しています。

アクシー・インフィニティのデイリー・アクティブユーザーは約250万人で、このうち40~50%フィリピン人という推定もあるのですが、月に数千ドルを稼いでいるプレイヤーもいて、世界全体で見ても、メタバース内で稼ぐことで貧困から抜け出した人々が大勢いるようです。

P2Eが変える未来

ということで、いずれ日本でも「ゲーム副業」は当たり前の光景になり、「ゲームで稼ぐ」というテーマの有料記事がnote内でも増えるでしょう。

引きこもりで四六時中ゲームをしていた人が一気に億万長者になる可能性も多分にあります。

今年、日本初のeスポーツ専門高校が誕生したことを話題にしましたが、ゲーム学校も10年後には常識になっていそうです。

また、失業した人を対象に「職業訓練」の一つとして「ゲーム学習」に行政が力を入れてもおかしくはありません。

海外では投資など資産運用を子どものうちから学ぶことが一般的で、日本でも「お金」のことをもっと勉強しないといけないと、今年4月から高校「金融教育」がスタートしますが、今後は「ゲーム教育」が導入されることだってあるような気がしますね。

2050年頃の若者の中には、「あぁ…、子どもの頃にもっとゲームを勉強しておけば良かった〜……(涙)」と叫んでいる人も出てくるかもしれません。

私は甥が順調にいけば、ゲーム業界に就職する予定なので、甥からいろいろと勉強させてもらおうと計画しています(笑)

もちろん、極論している部分はあるかと思いますが、ゲームはますます私たちの生活に大きな影響を及ぼしていくことは間違いなさそうです。

ぜひ今後とも注目していきたい分野です。

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