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会社の自販機に100円入れるのをやめてビットコインに投資してみた。(183日目)~USJを劇的に変えたたった1つの考え方~

こんばんは。
tatsu_kuです。

ビジネスで成功するために絶対に必要なものがあります。

それは『マーケティング力』です!!

マーケティング=売れる仕組みを作ること

どれだけ才能があっても、どれだけ可愛いアイドルがいたとしてもマーケティングができなければ成功するどころか人に見つけてもらうことすらできずに消えていきます…。

僕たちが普段何気なく見ているYouTuberの動画や、何気なく手に取っているお菓子やAppleの新商品など、実はこれらは全てマーケティングを駆使しているものばかりなのです。

果たして『マーケティング』とは…

それでは見ていきましょう。

▶最重要の改善点を見つける

2021年3月に開業したUSJですが、上の図のように2004年からは入場者数は伸び悩んでいました。
そんな中、この本の著者である森岡さんがマーケティング責任者として入社することになりました。

まず彼がしたこと、それは
『映画だけにこだわるのをやめて、アニメやゲームなどを含めたたくさんのエンターテイメントのテーマパークにすること』でした。

開業当時、USJがずっと映画にこだわっていた理由は『東京ディズニーランド』を意識していたから。
当然、普通のテーマパークを作っても日本最大の東京ディズニーランドには勝てません。だから映画に特化することでディズニーランドとの差別化を図ろうとしていたというわけなのです。

しかし、この2つのテーマパークの距離は500kmも離れています。
どちらかと言うと、近い方のテーマパークに足を運ぶことが多くなりますよね。

にも関わらず、USJは映画に特化しました。
その結果、『関西の映画好きの大人』からしか支持されなかった…。
これが初期の低迷の原因だったのです。

つまり『映画の専門店』をやめたことで、大人から子供まで幅広い層に支持されるテーマパークとなったUSJは上の図のように見事なV字回復を成し遂げたというわけなのです。

このようにマーケティングでは、まず問題を解決するセンターピンを探すことが最重要事項なのです。

▶徹底したお客様目線

お客様目線=お客様が喜ぶことをする
みなさんも当たり前のことだとお思いでしょう。

しかし言うのは簡単なのですが、実行するのはこれまたとても難しい…。

なぜなら、
お客様が喜ぶもの=お客様が喜ぶだろうと思って作っているもの
ではない
からです!!

提供する側は当初の『普通でシンプル』なものに飽きてきてマニアックになっていく傾向があります。
そしていつしか無意識のうちに『作り手本位』になってしまい、お客様が置いてけぼりになっていることが原因なのです。

そこでUSJはお客様から『生のダメ出し』をもらうことで、クリエイターが好きなものを作るのではなく、お客様が好きなものを作るように徹底したのです。

こんな話があります。
モンハンやドラクエを導入する際、ゲームファンの心理を理解するために
モンハン999時間、ドラクエ5000時間以上プレイしたそうです(゜-゜)

自分自身が一度消費者になり、とにかく何でもやってみることで徹底的にお客様目線に立ったということですね。

▶良いイメージを植え付ける

マーケティングをする時にまず大切なのは『知ってもらう』ことです。
人は知らないものに興味を持ちませんから。

しかし、USJは開業当時は順調で多くの人に知ってもらっていました。
そこから集客を上げるためには『良いイメージを持ってもらうこと』

USJはこんな感じ↓↓↓


『関西・映画専門のテーマパーク・大人しか楽しめない』
⇓  ⇓  ⇓  ⇓  ⇓
『関西・面白いエンタメを集めたテーマパーク・誰でも楽しめる』

どうですか??
行きたくなりません??(笑)

このように、ブランド名を聞いた時に頭に良いイメージを浮かばせるのがマーケティングの真髄と言えます。

▶口コミを増やす

人は最初の期待や想像を超えたサービスやもてなしを受けた時に、リピーターになったり友達に教えたくなるものです。

そのためには何をすべきか。
最初にも言った『本当に消費者が喜ぶものをあらかじめちゃんと作っておくこと』です。

そしてそれを踏まえてUSJがやったことは、次の2つです。

①ハロウィンのイベント
②ハリーポッターのアトラクション

このあと、それぞれ見ていきましょう。

▶しっかりとした情報収集

お客様のことを理解するために、行動する前には必ずデータ分析を行います。若い人が何を期待しているのかをお金を払って調査するのです。

そこで分かったことは、
『ストレスを発散するために、素の自分をさらけ出して弾けたい』ということでした。

そこで、なんちゃってお化けではなく、お客様にガチのゾンビメイクをしてもらい、パーク内を自由にウジャウジャと練り歩いてもらうイベントを開催しました。

このハロウィンイベントの結果、2015年10月に東京ディズニーランドを超える175万人という集客に成功しました。

▶自分の資源を1点集中する

ここで言う資源=お金・人・時間

売り上げや集客を上げるために、いろいろなものにお金や人、時間をかけてしまいがちですが、大事なことに集中して他のどうでもいいことは捨てる決断をすべきなのです。

当時低迷中のUSJも使えるお金は少なかった…。
そこで著者は、無駄なことにお金は使わずにハリーポッターのアトラクションに450億円をかける決断をしました。

結果、USJのV字回復はこのハリーポッターの影響が大きいと言われるほどのアトラクションになったことは言うまでもありません。

そしてこれは経営だけに限ったことではありません。
仕事や受験勉強にも当てはまります。

つまり何が一番大事なのかを知らない人は『何も選ばない』『すべてに手を出してしまう』といった最悪のやり方をしてしまいます。

選ぶ=その他を捨てる

このことを覚えておきましょう。

▶ライバルとの差をうまく活用する

USJのライバルはディズニーランドです。
そこでUSJにできてディズニーランドにできないものを考えてみます。

例えば、ゲームや漫画とのコラボが挙げられます。

ディズニーランドのキャッチコピーは『夢と魔法の王国』ですから、そのブランドイメージを崩すようなことは絶対にしません。

このように相手と自分の違いを有利に活用することが大事なのです。

▶価値を上げると値段を上げられる

USJのチケット代:開業時5500円⇒現在8200円

これもこの本の著者が行ったことです。

理由は、お客様は
『チケット代が高いか安いか』ではなく『楽しいか楽しくないか』でテーマパークに行くか行かないかを決めていると確信していたからです。

お客様のために限界まで安くするという方法は頭を使わなくても誰にでもできることです。
しかしそれをすると、

利益率を圧迫
  ⇓  
サービスの質が低下

新しいアトラクションが作れない

従業員の給料カット

日本の景気低迷

こういった地獄のサイクルが始まるのです…( ゚Д゚)

つまり本当に改善すべきものは、値段ではなく価値なのです。
現にチケット代が2000円高くなっても入場者数は増えているのですから。


▶まとめ

日本はこれまで、高い技術力はあるのに価値を伝えるというマーケティングを軽視する傾向にありました。
つまり日本は、良いものを作れば売れるだろうと考えていたのです。

しかし海外では違います。
海外では、売れたものが良いものだと考えます。

現にiPhoneよりも安く性能がいいスマートフォンはたくさんあります。
にも関わらず、iPhoneが売れるのはマーケティングが上手いからなのです。

売れるためには性能や技術力、才能よりもマーケティングが大事だということなのです。

ながら聴きに最適なオーディブルもおすすめです!!

それでは今日の結果です!!




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