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思いきってバッサリいくのも、たまには必要。 〜花を楽しむお手入れのコツ 【水あげ編 その3】〜

母の日で家族からお花をもらい、お手入れをしながら大切にしてこられた方も多いと思います。ですがそろそろ、どうしても花がぐったりしやすくなったり、傷みやすくなったりすることも増えているのでは?今回は、そんな時にもオススメしたい、花の茎の丈や飾り方についてご紹介いたします。

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これまで2回にわたって、手もとに迎えた花を元気にする、水切りや深水など「水あげ」についてご紹介しました。(記事はこちらから↓)


この方法でほとんどの花はしゃっきり元気になりますが、残念ながら、どうしても元気にならない花もあります。

その場合は、
思い切って茎をバッサリ短く切ってみましょう。

切り花は丈が長いほど、吸い上げた水が花まで到達しにくくなります。そこで、短くカットしてからもう一度水切りをすると、元気が戻りやすくなります。

短い花01

さらに、飾る時のポイントは、茎がまっすぐになるようにすること。茎の内部で水を吸い上げる導管(どうかん)がまっすぐになると、花まで水がいきわたりやすくなります。花瓶のふちや他の花を上手に使って、支えるように飾ると良いでしょう。

短い花02

こうやって少しでも長く楽しんだら、最後は茎や葉をすべてバッサリ、カット。
花の部分だけを水に浮かべて飾ってみましょう。

短い花03

花びらが薄い花は、水に浮かべると腐りやすくなります。その場合は、お皿にごく薄く水を張り、お皿のふちを使って飾ってみるのもおすすめです。水はなるべく毎日かえてください。

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残念ながら元気にならなかった花だけでなく、日々のお手入れを続けて短くなった花の命と輝きを最後まで感じながら、花のある時間を楽しんでいただければ、私たちもとても嬉しく思います。

次回からは、日々のお手入れについてご紹介いたします。

公式サイト https://tasuhana.com/

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+hana ネネ(プロフィール)

『あなたの楽しみは花のために、花の魅力はあなたのために』をコンセプトとし、季節に合わせた素敵な花を、手ごろな価格でご自宅のポストにお届けするサステナブルな花の定期便「+hana(タスハナ)」の、立ち上げメンバー。元大手生花店で、店長を経験。皆さまのお困りごとが解決できればと、花のメンテや飾り方など、花についてのいろいろな知識をお伝えします。

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