森田碧

小説家。デビュー作『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社) …

森田碧

小説家。デビュー作『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社) 新作→『余命88日の僕が、同じ日に死ぬ君と出会った話』

記事一覧

よめぼくスピンオフのあとがき

今回は巻末にあとがきがないので、こちらに書きます。まだスピンオフを読んでいない方は、先にそちらを読んでからあとがきを読むことをおすすめします。一応ネタバレには気…

森田碧
4か月前
58

最近の出来事と新作の裏話(ネタバレ注意)

執筆が落ち着いたので久しぶりの投稿です。 先日、と言っても2ヶ月くらい前ですが、新作の作業(よめぼく4の)がひと通り終わったタイミングで6泊7日の国内旅行に行ってきま…

森田碧
11か月前
32

よめぼく3について

久しぶりの更新になってしまいました。 今は新作の執筆が一旦落ち着いて、ひたすらプロットをつくってます。 今回は最新作の『余命88日の僕が、同じ日に死ぬ君と出会った話…

森田碧
1年前
38

本当はデビューしたくなかった。

現在4作目の小説を執筆しながらnoteを更新しています。いい気分転換になるので、なんとか続けられてます。 前回の続き。 デビュー前の僕はプロットを一切作らずに、書いた…

森田碧
1年前
45

森田、重労働で死にかける。

一応二つ目の記事。重度の飽き性のせいか早くも心が折れかけていますが、頑張って書きます。 以下、前回の続き。 初めて書いた小説を新人賞に応募し、あっさり落選したこ…

森田碧
1年前
39

小説との出会い

noteを始めてみたはいいものの、なにを書けばいいのかわからないので、まずは森田碧が出来上がるまでのお話を何回かに分けて投稿しようと思います。 僕が小説に出会ったの…

森田碧
1年前
53
よめぼくスピンオフのあとがき

よめぼくスピンオフのあとがき

今回は巻末にあとがきがないので、こちらに書きます。まだスピンオフを読んでいない方は、先にそちらを読んでからあとがきを読むことをおすすめします。一応ネタバレには気をつけます。

「続編を書きませんか?」

 担当の編集者から打診を受けたのは、デビュー作が発売してから1週間が経った頃でした。

「いや、無理です。これ以上書きようがないです」

 とそのときはお断りしました。1巻の後半で続編は書いたつも

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最近の出来事と新作の裏話(ネタバレ注意)

最近の出来事と新作の裏話(ネタバレ注意)

執筆が落ち着いたので久しぶりの投稿です。

先日、と言っても2ヶ月くらい前ですが、新作の作業(よめぼく4の)がひと通り終わったタイミングで6泊7日の国内旅行に行ってきました。

仙台→横浜→名古屋→京都→大阪(2泊)

京都と大阪は高校の修学旅行で行きましたが、仙台横浜名古屋は初でした。
特に仙台は裏設定として、よめぼく1と2の舞台となっていたので行けてよかったです。

仙台は友達の家→仙台城跡→

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よめぼく3について

よめぼく3について

久しぶりの更新になってしまいました。
今は新作の執筆が一旦落ち着いて、ひたすらプロットをつくってます。
今回は最新作の『余命88日の僕が、同じ日に死ぬ君と出会った話』について。
軽く内容にも触れるので、未読の方は気をつけてください。
ほぼ読み返してないので多少の乱文はお許しください。

発売してから三ヶ月が経った。この小説は書く前から頭の中で完璧にイメージができていたので、今までで一番すらすら書け

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本当はデビューしたくなかった。

現在4作目の小説を執筆しながらnoteを更新しています。いい気分転換になるので、なんとか続けられてます。

前回の続き。
デビュー前の僕はプロットを一切作らずに、書いた一文に対し次の文を考えるといった、今思えば効率の悪い執筆スタイルで書き進めていた。
余命一年〜も設定以外は何も決めずに書き始め、けれど筆が止まることは一度もなかった。
ただ、この小説を書いている時、仕事のストレスがピークに達していて

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森田、重労働で死にかける。

一応二つ目の記事。重度の飽き性のせいか早くも心が折れかけていますが、頑張って書きます。

以下、前回の続き。
初めて書いた小説を新人賞に応募し、あっさり落選したことを受け、自分なりに分析してみた結果、圧倒的に読書量が足りなすぎると僕は結論づけた。
とにかく日本語を知らなすぎたし、小説の書き方を全く理解していなかった。
そこで小説を買い漁り、ひたすら読んで勉強した。わからない言葉はすぐに調べ、吸収す

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小説との出会い

noteを始めてみたはいいものの、なにを書けばいいのかわからないので、まずは森田碧が出来上がるまでのお話を何回かに分けて投稿しようと思います。

僕が小説に出会ったのは2018年9月。北海道胆振東部地震があった年だった。真っ暗な部屋でロウソクの火を頼りに、小説を読んでいた。
活字が苦手でそれまでは漫画しか読んだことがなかった。
大の小説嫌いだった僕がなぜ読もうと思ったのか、それは単なる思いつきだっ

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