織笠志保

ぷすっと、こころにつまようじを。 ことばを書く人になりたくて、いろいろ文字にしてみる。…

織笠志保

ぷすっと、こころにつまようじを。 ことばを書く人になりたくて、いろいろ文字にしてみる。そんな感じのです。

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フィルムカメラとの出会い

私の持っているカメラのはなしだ。 このカメラは両親のおさがりで 「フィルムカメラとか持ってない?」 という私に母が押し入れから出してきてくれたものだ。 社会人になったらカメラが欲しい! ずっとそう思っていたのだが、買ったは良いがあまり使っていないという友人の言葉を聞いて気が変わったのだ。 「iPhoneで十分かなって感じ」 確かにデジタルカメラならば性能の違いはかなりあるが、どんどん機能が良くなっているiPhoneでも近いものは撮れるかもしれない。それに、プロじゃないし。

    • 20年来の友人のはなし

      小学1年生の頃に出会った友人と飲みに。 彼女とは小学1年生で同じクラスになり、それからずっと一緒というわけではなく、なんなら離れている時間の方が長かった。彼女はお父様の仕事の都合で出会ってすぐに、小学1年生の時点で東京に転校してしまうのだ。私達は青森と東京とで文通をしていた。後から聞いた話なのだが、私ほど長く文通が続いた人はいなかったそうだ。 『いちばんすきな花』の話ではないが、交換ノートも文通も私で止めるということは基本的にしないタイプだった。だって私は本当にその子のこ

      • noteに投稿を始めて半年

        noteに投稿し始めて半年が経った。 いつからか毎週火曜日に更新、と心に決めてことばを並べる。 たくさんの記事を読む機会が増えて、面白いとか心地いい文章が本当に多いなと感じている。noteに投稿しているぐらいだから、私自身も文章を書くのは好きで、いつか形になったらという思いもある。 少しずつ続けて自分のスタイルが見えてきたらと考えていたが、気付いたのだ。 私は型にハマるのが好きじゃないんだった! 自由だとか適当(テキトーの場合も多々ある)がとにかく好きで「なんか、いい感じ

        • 続 梅酒づくり

          既に泣きすぎている。 梅酒づくりの回で前述しているが、『愛の不時着』を見ているのだ。 今はまだ10話だというのに、こんなにも泣かせにくるドラマがあるのだろうか。私はもともと感受性が豊かな方で、登場人物が泣いたら私も泣く。なんなら先に泣く。 だってユン・セリがずっと泣いてるんだもん。 私も一緒に泣くよそれは。 少しばかりキリがいい場面なので、なんだかやる事が多い7月末まで続きはお預けだ。10話の最後を思い出すだけでまだ泣けてくる。もう2週間も前に見たというのに。 梅酒づ

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        フィルムカメラとの出会い

          新緑と剪定

          伸びてきたなと思っていた街路樹が土曜の朝に剪定されている場面に遭遇した。 普段は登校する学生や出勤する人で溢れていて、流れる時間は相当早く感じる。それと比べて土曜日は穏やかな時間が流れる。ランニングをする人、散歩をする家族、大きな犬を連れて歩く人々は、気持ちの良い木漏れ日を浴びて一日の始まりを迎えている。 私は出勤しているのだが。 土曜日の出勤は好きだ。電車が空いているし遅延も少ない。それに加えて天気の良い日は、緑の多い道をゆったりと歩ける。私も素敵な一日の始まりを迎える

          新緑と剪定

          ドラマ『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』が映す日々

          このドラマが好きなことも、「あなたが好きだと思うよ」と好きな友人が思ってくれていたことも、嬉しい。 私はヨシヲみたいな性格だと思う。 子どもっぽくて、楽観的、よく笑うし、よく食べる。 ヨシヲみたいなポジティブとは違うけれども、自分が落ち込まないように傷付かないように、機嫌を取ろうと努力はする。それでもダメな時は食べる一択だ。 でも食に妥協はする。面倒な時はカップラーメンに素そうめん、お湯を入れるだけの味噌汁。速くて美味しいは大好きだ。しんどい時は買うこともあるし、食べるの

          ドラマ『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』が映す日々

          梅酒づくりが進まない

          今年の夏のやりたいことその一。 暑い暑いと言いながら唐揚げを揚げたい! そしてつまみ食いが一番おいしいと搾りたてのレモンでハイボールを飲むのだ。 そういえばウイスキーを飲み切ってしまったから新しいものを買わなくてはいけないと思い出す。昨年初めて漬けた梅酒がうまくできたからと、今年はウイスキーで漬けようと企んでいるのだ。そして残りのウイスキーを少しずつ飲む予定だ。 気付くと6月になっていて、ダラダラしている間に梅仕事の時期になってしまった。 重い腰を上げてスーパーに向かう

          梅酒づくりが進まない

          夢のキッチン

          私は食べることが好きだ。 料理をすることも好きだ。 片付けは、あまり好きじゃない。 広いキッチンの家に住みたい。 私は30歳になったらマンションを買うという夢があったが、到底叶いそうにない。そのマンションにはアイランドキッチンがあり、大人が3人は並べるような広い作業台がある。 遊びに来た友人とわいわい呑みながら作って食べるのだ。 ここまで書いて、インスタでアイランドキッチンを調べてしまった。妄想の寄り道は良くない。本来の目的を忘れてしまうところだった。 私は実家に帰ると

          夢のキッチン

          月とアイスと酔い覚まし

          「なんか、今日の月いい感じだね」 「満月?」 「そうかも。満月だって、21時30分に満月」 「時間とかあるの?」 「そこがいっちばん満月って時間なのかな」 「いちばん、満月?」 「なんか、あるんじゃない満月にも」 「じゃあまだ満月じゃないってことか」 「ねぇ、忘れてたやっぱり」 「あ、満月」 「見逃しちゃったね」 「見逃したね」 「お店出た頃がちょうど満月だったよ、きっと」 ほろ酔いでコンビニでアイス買って もう帰路では満月のことなんて忘れていて 月が綺麗ですね、なんて言

          月とアイスと酔い覚まし

          ドラマ『いちばんすきな花』とわたしのすきな花

          放送中に珍しくリアタイしていたドラマだ。 ありそうな日常の中で生きていくドラマが好きだ。 そして、私は物語の終わりを見届けられないことがよくある。終えるのが、なんだか、とても寂しいのだ。ドラマに限らず、漫画やアニメ、家で見る映画なんかもそうだ。 終わるための心の準備が相当必要で、どんな最後を迎えても頷けるまで続きが見られない。 だから映画館で見る映画は、まだ終わってほしくないなと思って頭が追いつかなくて、数日は抜け出せないことが多い。 『いちばんすきな花』はずっと欠かさず

          ドラマ『いちばんすきな花』とわたしのすきな花

          最寄りが渋谷の人

          いつかの昼休憩、蕎麦屋にて、向かいに座る2人の会話。 「休みの日とか、何してるん」 「ジム行ったりとか、ですかね」 「ええなぁ、ジム。他にはなんかあるん」 「色々、忙しくしてますよ」 「どんな」 「いやぁ、何があるって訳じゃないですけど、色々です」 関西訛りの先輩と、どうやら関東出身の後輩だ。 注文していた蕎麦が席に届く。 私のもとにも続々と届き、七味をたっぷりかける。 私は辛いものが好きだ。特に唐辛子の辛さが好きだ。 唐辛子にハマったのにはきっかけがあるのだが、それはま

          最寄りが渋谷の人

          ぶつかられる側の人

          朝の通勤では特に、そうじゃなくても人にぶつかられることが多いという側の人がいる。 私は完全にそちら側だ。 こちらから言わせてもらうと、ぶつかってくる側の人は絶対に人を選んでいる! たまに間違えるからトラブルというものが発生するのだが。 大事になるのが面倒だし、もう私はこちら側だと自覚しているから諦めているのだ。あと電車遅れるの嫌だし。 心穏やかに、やり過ごすのだ。 トラブルはできるだけ避けたい。 まぁ、痴漢とかハラスメントとか諸々が同じようなことだが。相手を選んでやっ

          ぶつかられる側の人

          テーブルいっぱいの中華と1曲目と

          中華は3人以上で行くとたくさん食べられるから楽しい。 それに、いつもは食べないものにもチャレンジできる。 それでもまずはいつもの餃子に炒飯。 私は餃子が大好きだ。 私の友人は餃子を頼むかもう確認しないのだ。 「しほちゃんは餃子でしょ」 「あ、はい!」 飲み物が運ばれ、ひと口ふた口と飲むとすぐに餃子が届く。これだから中華は。 私は、早い安い美味いが大好きだ! パリッと焼かれた餃子は大ぶりで、肉汁が溢れる程だ。 まだ食べられそうよねと、よだれ鶏と棒棒鶏の2択で選ばれたのは

          テーブルいっぱいの中華と1曲目と

          はじめての半休

          もう5年目に突入するぞという時に、初めて半休を取った。急に私用が入ってしまったのだが、休みが取れずに半休ならばという流れだ。朝は普段通りに出勤し、お昼休憩を取らずに12時45分に退勤となる。 「半休ね、いいよね、お昼どこいくの?」 「え、決めてないです」 「決めとくでしょ、半休なら」 「あ、そういうもんなんですね」 「俺はね、勧めてもらった皿うどんの店に行ってきたよ」 「ちゃんぽんじゃなくて皿うどんにしたんですね」 「そう、美味しかったよ」 なんて話を前日にしたもんだから

          はじめての半休

          私が渡したいもの

          OVER THE SUN が好きだ。 ジェーン・スーさんのことばが好きだ。 堀井美香さんのテキトーさが好きだ。 いや、他にも好きなところはある。 ありすぎて語り尽くせないのだ。 OVER THE SUN の中でも好きなエピソードは文字起こしをしていて、読み返したり聞き返したりしている。 おばさんから学ぶことは本当に多くあるのだ。 おばさん最高! いつか私もこんな風になってダラダラ友人と語り合っているのだろうか。 たくさんの好きなエピソードの中でも、仕事をしていく上でこん

          私が渡したいもの

          はじめて手にした音楽

          あの出会いは衝撃だった。 今でも鮮明に覚えている。 Mステにて。 ドラマ「歌のおにいさん」主題歌 矢野健太 starring Satoshi Ohno “曇りのち、快晴” 「え、え、すごい!だれ!」 その歌声に痺れたのだ。 当時、12歳、小学6年生。 これが私と嵐との出会いである。 その時の嵐は既にデビューから10年が経っており、相当の人気があっただろう。それでも私はアイドルに全く興味がなく、もっと言うとドラマも映画もほとんど見たことがなかった。「野ブタ」も「プロポー

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