マガジンのカバー画像

歌詞と雑文。

36
運営しているクリエイター

#歌詞

no more war

no more war

すれ違う人たちがいる人生を重ねる
子供の頃に見てた夢は少しだけ似てる

もしこの世界中が小さな町だとする
支配も争い合うこともなくなればいい

明日、世界が滅びても
この思いは変わらない

明日、世界が滅びても
この思いが変わることはない

悲しい人たちがいる終わりの見えない
戦禍の中で震えながら涙に暮れる

分からない事は分からなくてもいい
本当の事は心が教えてくれる

明日、世界が滅びても

もっとみる
首都を目指す

首都を目指す

この山河の曙を静かに震わせて
重戦車は遠くに進む

怒りを内に鎮めた冷たい車体
重戦車は首都を目指す

人の澱んだ鼓膜には定かに聞き取れず
重戦車は静かに進む

いつかこの旗を彼の地に打ち立てん
重戦車は首都を目指す

隣の町

隣の町

昨晩の未明
隣の町で殺人事件があったって
近くの公園で、叫び声を聞いたって
お喋りなその子は、早口で話す
パトカーが沢山、集まって来たって

良くないと喋る友達と、一緒に、
その町の方へ歩いたよ
通りはしんと静まって
犬の声だけ聞こえていた
みんなと別れて一人で帰ろう
心がくるくる回ってくるから

怒ると意外と怖い人っているもんね
噂もあったけど誤魔化して逃げ出した
話し声が聞こえる

腐った臭い

もっとみる
犬矢来

犬矢来

舟を漕ぐ手を止めても直ぐに舟は止まらない
静かに時は流れる
流れ星の流れた先は愉快な掃き溜め
泥にまみれても穴を掘ろう

並べ替えた言葉で遊んでいる
欲張りな子供はいつも笑っていた
拾った糸を投げても届かない
雪の日に凍った窓を開けよう

カラのカバンを枕に眠ってる
水のない所で魚は生きて行けない

金の欠片の落ちてそうな辺りを駆け回る
鼻先に肉をぶら下げた犬のようだ

ボン

ボン

晴れた日の、土砂降り
恒例は、まだ未定、
終日の混雑は、つづく
しばらくは、もう終わる

とりあえず、行き止まり、デスね
途中まで、進めば、いい
迷わずいけば、チュウチョ、する
ヒントは、閉まっている、います

昼下がり、尻窄み、
みんな陽気になります
キイイロのボンの、むらさき
まん丸が、、ミードリ、ないん、ないん

49

49

足は上なので貴方はどなた
夢の中で腕はどこですか
三つの頭で地上は賛成です
輝く瞼に浮かんで沈みます
そやそや
机上で太陽は回りませんよ

見えやしない迷路に隠れています
かすかに聞こえるは
遥かです
知る方が無知です
扉の向こう側は飛び込みます
景色は変わります
そやそや

しいさいど

しいさいど

メロンの夏が恋しい
あなたは優雅な朝に憧れ
あなた優雅な明日に憧れ
ぼくは・・・
ぼくは指で塗装するように
風の隙間をふさぐ

メロンの夏が恋しい
汗の匂いに呼吸を止めて
熟れた匂いに呼吸を止めて
ぼくの・・・
ぼくの暮らしは日の目を浴びず
滑り台から転げた

メロンの夏が恋しい
貴方のバカンス夢にまで追って
ぼくはバカンス夢にまで追って
ぼくは・・・
ぼくは崩れたカボチャみたいに
ふさぎ込んでし

もっとみる
向日葵

向日葵

いつでも優しい人だった
失った時に思い知る
明けてゆく空が綺麗だね
虹を渡って行くんだね
太陽は昇ったよ
雨は止んだよ
雲の中に光が差した

悲しいことだけ多いけど
ぼくたちはいつも似ていたね
それでも微笑みを貰った
その思い出だけあればいい
夢のような夢から醒めた
ぼくはいつも夢中だった
あなたの笑顔だけ見ていた

闇を照らす向日葵だった
時に暗闇の中に立って
低く垂れ込めた厚い雲
あなたの笑顔

もっとみる
地下の楽園

地下の楽園

涙の船の上
手を振るけど
風が吹いて
見えなくても面影を
追いかけていけば
立ち止まり振り向いてみても
わからない事ばかりだった

言葉は知らない話したこともない
胸の奥で叫び続けてきた

横にいる人
最近見かけないと
言われることにこみ上げる
いつか会えると信じてここまできた
変わらないまま
時は止まってる
あの日のまま

夜の岸辺

夜の岸辺

悲しみ浮かぶ少女でも
百万の赤ん坊を集めても
流す涙は同じ10cc

心の奥つ深間には涙しずくと染み透る

日暮し汚れたシーツに沈み
もはや口には言葉もない
ただ溢れる涙ばかり10cc

明日を知らせる呼鐘が夜の静寂に鳴り渡る

芥の中に生まれ落ち
いつも心と共にある
寂しさに白く曇る10cc

不毛の地

不毛の地

青く磨いた窓を見上げて俯いた
知らない路地を漂い歩く

日暮れて丘に立ち 捨てられて古びた
舟の底で夢に沈んだ

油で汚れた両手洗って
いつも変わらないニュース見ている

水は枯れてもバケツを持って

ガラクタ積んだ町 頼りなき人々の
営み続き 陽はまた昇る

涙で乾いた土を湿らせて
汗で乾いた土を湿らせて

花は枯れても水差し持って
水は枯れてもバケツを持って