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「お宅の藻塩は、他の藻塩と何が違うの?」と言われて・・・

おはようございます。
昨日は「この店の藻塩は他のと何が違うの?」と、お客様から質問があり、改めて勉強させて頂きました。
だいぶ前になりますが、この藻塩と出会った後に塩問屋さんの営業マンが話してくれたことを思い出しながらの再確認です。もし間違っていたらごめんなさい。

藻塩は主に3種類に分かれるそうで、
1,天日干しにした海藻の表面に浮き出た塩を集めた物。
2,海水に海藻を混ぜた物を煮炊きして塩にした物。
3,海藻が豊富な海水を煮炊きして塩にした物。

2と3は微妙な違いですが、海藻を一緒に煮るか否かということになり、当店で扱っている藻塩は(3)にあたります。
どの製法で作っても素晴らしいミネラル分を含んだ美味しい塩になる事は間違いないのですが、最近ではミネラル分を後で添加したり、ミネラルが沢山入っている様に見せたくて着色したりする藻塩もあり、塩問屋さんの話では当店で扱っている藻塩は本当に自然で美味しいと太鼓判を押して頂いた物になります。

では、藻塩と一般的な食卓塩と何が違うのか?という事ですが、食卓塩は不純物を取り除いているのでミネラル分が藻塩と比べて少ないです。
また、不純物が少ない分、塩分濃度も高い。という事で味も尖ったシャープな印象で、藻塩は柔らかく丸みのある味となっています。

ミネラルが豊富だと体の中に滞留しづらいという効果もあり、塩分を気にする方なら藻塩は最適と言えるかもしれません。
さらに、食卓塩は精製時に炭酸マグネシウム(固結防止として)を使用しますが、炭酸マグネシウムは発酵を抑止する効果があるとして一般的に漬物には向きません。

粗塩など自然塩を漬物で使用するのはそういう事なんですね!
という事で、私の勉強にお付き合い頂きましたが、是非!美味しくて健康的な藻塩を普段の料理や味付けで使ってみませんか!


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