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4時半

4時半に起床。グッドモーニング。
 
ベッドから起きると、まず小窓を開ける。
 
誰もいない道路目掛けて、全力深呼吸。
 
冷たい空気が僕だけに流れ込んでいく。
 
その後、温かいココアをいれて、
 
チョコレート食べて、口動かして。
 
5時くらいから
 
英語の教科書を広げる。
 
朝に向かって、シャドーウィング。
 
声を出して、頭を起こしていくのだ。
 
5時半になった。
 
朝との時間はまだまだある。
 
単語帳を広げて、昨日を思い出す。
 
新聞配達のバイクの音が鳴り響いた。
 
郵便箱を閉めるガチャンの音と共に
 
単語の世界にまた入り込む。
 
6時になった。母親が起床したようだ。

僕の勉強は止まらない。
 
英語で文章を書いたり、読んだり。
 
好きな読書をしたり
 
新聞の記事をスクラップしたり。
 
7時半。リビングに降りる。
 
ようやく、僕の朝にお別れする。
 
毎日、毎日、変わらない朝。
 
毎日、毎日、前進していたのだ。
 
夢があったから。
 
10年が経った。
 
日差しが目に入らないように
 
顔を枕に押し込んで寝ている男性がいる。

毎日、夜に溶け込んでるんだって。
 
たまには、朝にも顔を見せなよ。
 
まずは、ココアを飲んでいるだけでもいい。
 
迎えてくれるさ。

朝は君との日々が大好きだったから。

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