『隠し砦の三悪人』:1958、日本
戦乱の時代。百姓の太平と又七が、秋月領の荒野を当てもなく歩いていた。戦に出れば立身出世のはずが、戦に間に合わず、負けた方の雑兵と間違われて死人の後片付けをやらされ、何とか逃げ出したのだった。
2人は空腹と苛立ちから、些細なことで罵り合いを始めた。そこへ、衰弱した侍がフラフラと現れた。その男を追って、騎馬侍たちが入って来た。彼らは男を斬り、馬で走り去った。
太平と又七は再び言い争いになり、そこで別れることにした。太平は、関所に見つからないよう逃げてきた男たちと一緒になっ