『かくも長き不在』:1961、フランス
パリ祭の日。テレーズが営むアルベール・ラングロワのカフェは、常連客のフェルナン、ファヴィエたちで賑わっている。テレーズは店員のマルティーヌと2人で、明るく仕事をしている。
恋人のピエールからバカンスの予定を訊かれたテレーズは、故郷のショーリュへ行く予定を話す。ピエールが「地元のバンヌから近い。一緒に行こう」と誘うと、彼女は「いいけど、長くても1週間よ。いつも1日か2日で飽きて、この店が懐かしくなる」と告げた。
バカンスに入って住民は次々に町を去り、カフェの客も少なくな