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宗教への依存と瞑想の効果

こんにちは。TASです。思い出したものから記事にしており、脈略がなくてすみません。今日は宗教と瞑想について、自身の体験からお話しさせてください。宗教はどちらかというと私の教訓的なお話、瞑想は体調改善に効果があったというお話です。

宗教への依存

これは確か1回目の休職後、メンタルの状態がまだかなり辛い時期だった頃のお話です。私は元々かなりの負けず嫌いの性格で、病気・休職もあり、会社の同期との出世争いから脱落した(と当時は思ってしまっていた)自分を認めることができませんでした。周囲からも自分は負け組と見られていると劣等感の塊になっていました。もうこれ以上今の環境にいたくない、誰も自分の事を知らないような土地で静かに暮らしたいと思うようになりました。
何が具体的なきっかけだったか詳しくは思い出せないのですが、たしかネットで在家で僧侶になれるという宣伝を見つけました。その当時の私は僧侶になって俗世間から離れたいと、もうそれ以外考えられなくなり、すぐに資料請求をしました。
後日私の妻が、何か変なものが家に送られてきたと送付物を持ってきてくれました。包みを開けてみると、何か非常に安っぽい仏具が入っていました。これは何事かと妻に尋ねられ事情を話すと、妻からはこんな怪しいものに引っかかってはだめだ、これはやめてと厳しく諫められました。またどうしても今の環境が嫌なら、会社を辞めてもいい、そして東京を離れ家族で移住しようとも言ってくれました。その妻の言葉が私の胸に刺さり、私は未練を残しつつも諦めました。
宗教の勧誘の全てが怪しいとは決して思いませんが、この件は今から考えると、どう考えても怪しいものだと思います。宗教に依存したい気持ちに付け入るような話は世の中にたくさんあると思いますし、あの時の妻の言葉に従って良かったなと思っています。

瞑想の効果

瞑想は、3回目の休職を経て転職した先の上司に勧められました。”マインドフルネス瞑想”、という言葉をお聞きになっている方も多いのではないと思います。休職経験があることは伏せて入社しましたが、転職後の慣れない環境で休みがちだった私を見て、上司は私の状態を察していたのだと思います。ある時薦めて頂いたのが”マインドフルネス”について書かれた本でした。
上司の心遣いが嬉しくて、この瞑想は実際にどのようにしたらできるのだろう、と色々調べてみて見つけたのが「最高の休息法」という本で(今でもアマゾンで検索すると出てくると思います)、付属CDを聞きながら瞑想に取組み始めました。ナレーションに従って、暗くした部屋の中で目をつぶり、呼吸を意識しつつ瞑想に取り組みましたが、「無」になるというのは難しく、気付いたら考え事をしてしまいます。ただこの本の、考え事をするのは全然かまわない、気づいたらまた呼吸に意識を戻して仕切り直せばよい、というのが自分に合い、頻繁にこの瞑想に取り組むようになり、瞑想の仕方もどんどんうまくなっていきました。
マインドフルネス瞑想は、色々な感情や情報が錯そうしている頭の中をリセットしてくれるので、気持ちを落ち着かせることができますし、仕事をこなす助けともなってくれました。瞑想を続けることで徐々に気持ちの安定度が増していきました。今も疲れた時は10分ほど会社のトイレにこもって瞑想して脳の休息をとっています。

またとりとめもなくお話しさせて頂きました。記事のタイトルに戻りますと、体調の悪いときは宗教のような心の拠り所となるようなものに依存したくなる気持ちが強くなると思います。ただ体調の悪いときは判断力も鈍っていますので、やはり周囲の信頼できる人(私の場合は妻でした)の意見を聞いて、私のように怪しいものに付け込まれないようにする必要はあると思います。一方で、宗教の長い歴史の中で積み重ねられてきた知恵、この記事でいうと”瞑想”、これらの知恵のうち自分に合うものはうまく取り入れて、少しでも体調のコントロールができるといいのかなと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

TAS

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