カルニボラ

口内はボロボロですが肩は凝りません

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最近の記事

#31 情報には質量がある

私の所属しているグループでは、みんなが参加できるイベントが定期的に催されている。イベント実施の際は、イベント内容のアナウンスと合わせて出席確認を取っているのだが、この出欠確認の集計がいつも思うように進まなかった。 そこで今回は、宛先の記載を少し細分化して連絡を行ってみたのだが、いつもより早い応答を貰えた。気がする。 実践はしていないがこの宛先の細分化を行っていき、最終的に各人名指しで連絡を行えば、一斉連絡よりも応答早く貰えるのは何となく想像できる。 その時私は、“情報に

    • #30 身勝手な論理(青年編)

      テーブルに残された朝食のレーズンパンを口に咥えて冷蔵庫に食べ物が無いかと漁る。冷蔵庫の引き出しにあったチーズとハムを左手に、もうぬるくなってしまったブラックコーヒーをカップに注ぎ入れたら、一口かじったパンとチーズ、ハムを皿に乗せてコーヒーと一緒にテレビ前のソファまで運ぶ。 ローテブルに朝食を置いたら、ポケットに入れていたスマホを取出し画面にタップする。 2時間後には勤め先に向かわないといけないことを確認し、ソファに持たれながら自分の耳にも届かないほどの声量でつぶやいた。

      • #29 生物生存戦略記④

        「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、人間社会の常識と比較したときに、自然界で起きている事実はまさに、この「事実は小説よりも奇なり」ということがたくさん起きています。 今回は生物生存戦略における、海洋生物の“性別”について紹介していきたいと思います。 今回は海洋生物の社会で起きている現象として、オレンジと白のカラーリングが特徴のカクレクマノミの生態に面白い話がありましたので、ディズニーアニメーションの「ファインディング・ニモ」を例に紹介したいと思います。 まず

        • #28 記憶のアウトソーシング

          私の同居人はあまり料理が得意ではない。包丁の扱いが下手とか、火加減や調味が下手というわけではないが、レシピが無いと料理を作ることができないといった感じだ。 同居人が料理をしてくれる時に決まって作ってくれるのが“塩肉じゃが”で、同居を始めてからもう5、6回は作ってくれている。ただ、いまだにスマホで作り方を調べながら全ての工程を確認して作っている。 一回私もこのレシピ通り作ってみたが、特殊な工程はなく、味付けもいたってシンプルだったので一度作ってしまえば、あとは分量を確認すれば問

        #31 情報には質量がある

          #27 つぶやき投稿①

          腐りかけが一番うまいという言葉があるが、炎上する情報も腐りかけのモノをよく取り扱うように思う。取り上げられたくなかったら、常に新鮮な状態にするか完全に腐らせるほうが良いのかも。

          #27 つぶやき投稿①

          #26 多様化

          最近様々な場面で多様であることが重要なテーマになってきている。そこで私も多様であるということに自分なりの見解を持っておくべきだと考え、下記文章にまとめてみることにした。以降は私の独断と偏見で書き進めていくので、軽い気持ちで見てもらえると幸いです。 まず、言葉としての多様化とは何かというところで、インターネットで調べてみると「様式・傾向が、さまざまに分かれること。」と解説されている。合っているかは分からないが、様々に“分かれる”ということから考えると、多様であると言える状態は

          #25 話し合い

          我々はあるモノの処理について話し合いをするため、毎年この場所に会している。そして、今年もこの話し合いは行われるのであった。 すみません、遅れてしまいました 豪華絢爛な椅子に腰かけて、退屈そうにしている3人に向かって謝罪をする。 はよう席につきんしゃい 自分を含めた中で一番年上の者が怒気交じりに声を発した。 今年もまたこの時が来てしまいましたね そんなことを言いながら、いそいそと自分に用意されている席へと座る。 年長者が一つ咳払いをして言葉をもらす。 毎年毎年人

          #24 生物生存戦略記③

          皆さんは「目が前向きについているのはなぜか」と問われたときに、どのように返答するでしょうか。かの有名な漫画ドラえもんに登場する、のび太の先生は「前へ前へ進むためだ」と、とても良い解釈を示していました。 ただ、現在ではこの人間の目の付き方について、生物の身体機能を考察し、観測したいモノとの距離を測るためだと結論付けています。 このように生物の身体構造にはそれぞれ理由があり、構造の理解を進めていくことでその生物がどのような生存戦略を取ってきたのかが少しずつ見えてきます。 こ

          #24 生物生存戦略記③

          #23カエル化現象

          ねー、しょうこはカエル化現象って知ってる? ショート動画を編集しながらゆっこが訪ねてきた。 んーまあ、さすがにね。 財布に入れていたレシート類を整理しながら答える。 あれでしょ?自己評価が低くていざ恋人同士になった時に、こんな自分を好きになる人も価値が低いって感じちゃうってあれでしょ? そう!・・・だけど!そっちじゃなくて。ふとした行動で急に冷めちゃうってやつ。 ああ、誤用のほうか。 そそ。あれってさぁ。あるあるみたいな感じで流行ってるけどさぁ、実際どう思う?

          #23カエル化現象

          #22 喉から手が出る

          近年、若者のディスコミュニケーションが話題になることが多くなった。ように感じる。 かく言う私もコミュニケーションというものに日々悩まされながら生きているクチなので、このコミュニケーションの問題は、他人ごととして流せる話題ではない。 特に最近は、コンプライアンスや○○ハラスメント等といったしがらみや規制が多いわりに、自由に、好きなように、あるがままに、が美徳とされてきている。個人が尊重されるためは、「自由」であるということが非常に重要な要素の一つであるため、様々な立場や背景を持

          #22 喉から手が出る

          #21 批判力

          「批判する」という言葉を聞いたときに多くの人はマイナスなイメージを想起するかと思う。かく言う私も“批判”に対して良いイメージがあるわけではない。 だが、ネットで調べると「物事の可否に検討を加え,評価・判定すること」と定義されており、否定や揚げ足取りのことではなく、フラットな物事のとらえ方となっている。 また、上文の定義から言うと、批判を行う際は検討することを伴うため、最終的に客観的じゃないあるいは根拠の薄い状態では批判できたとは言えない。 これらの前提を踏まえて、今回は「批判

          ♯20 心

          深層心理というものが研究されて、目線の動きや手の動きなんかで心理状態が分かるみたいだ。 自分の心を読まれたくないという人以外でも、案外知識として知っている人も少なくないだろう。 今私の目の前にいる人物は、私を敵であると考えているだろうと直感的に感じている。 ただ、これも長年人と対面してきた経験による知識にしかすぎないのであろう。 こんなことを考えながら話を聞いていると相手はさらに不機嫌になる。 おそらく私が真面目に話を聞いていないことを感じ取ったのだろう。 心、心情という

          #19 アンチ

          ねぇねぇ、何でどこにでもアンチって湧いてでてくんだろうね 爪で紙ナプキンに跡を付けながらゆっこが聞いてきた アンチィ?なんで? 急な問いかけに関連動画のスクロールを止めて答えた いゃあね、私さこう見えても絵の投稿してんだけどさ うん あれ?驚かないね まぁなんとなく知ってたからね あっそうなんだ。別に隠してた訳じゃないけど知られてんのはちょい恥ずいな まあそれは良いとして、最近コメントでさちょっとだけアンチコメ貰うようになったんだよね そうなんや、まあ人気になっ

          #18 生存生存戦略記②

          皆さんこんにちは! 今回は地上に数多く存在する生物達の巧みな生存戦略について書いていきたいと思います。 今回ご紹介したい内容は"リスク分散"です。 リスク分散という言葉は経済界などでもよく耳にする言葉かと思いますが、生物生存戦略においても非常に重要な内容となってきます。 我々人間にとって天敵と呼ばれるものがいないため命を脅かす存在を意識したことは少ないかと思いますが、その他の生物、特に小型の動物や魚類昆虫類なんかは常にこの天敵への対抗策が必要になってきます。 この対抗策の

          #18 生存生存戦略記②

          #17 料理から学ぶ解析学

          皆さんこんにちは! 直近で数値解析をする機会があり、数値解析は料理と似ている部分が多かったので文章にしてみました。 数値解析と書いていますが、ここでいう数値解析はたいそうなことではなくて得られたデータから読み取れるものとそれを人に分かりやすく伝えられるように可視化させていくということだけなので、多くの人が学校や職場、私生活の中で経験していることではないでしょうか。 ただ、やはり自分を含めてこういう数値解析の作業が苦手だったり、どういう風に進めていけばよいのか分からない人も少

          #17 料理から学ぶ解析学

          #16 騙されない方法

          皆さんこんにちは! 私は数年前まで専攻していたわけではないですが大学で心理学を学ぶ機会があり、その時に学んだ騙されないようになる方法について五つ紹介していきたいと思います。 まず相手を騙すためにとられる方法として、うそをつくというものがあります。このうそをつくという行為には、必ず事実と矛盾しているという特徴があります。ですので、一つ目の騙されないようになる方法としては、話の矛盾点を探すことを心がけるということです。当たり前のことのようですが、うそをつく人の心理としては気づ

          #16 騙されない方法