#31 情報には質量がある

私の所属しているグループでは、みんなが参加できるイベントが定期的に催されている。イベント実施の際は、イベント内容のアナウンスと合わせて出席確認を取っているのだが、この出欠確認の集計がいつも思うように進まなかった。

そこで今回は、宛先の記載を少し細分化して連絡を行ってみたのだが、いつもより早い応答を貰えた。気がする。

実践はしていないがこの宛先の細分化を行っていき、最終的に各人名指しで連絡を行えば、一斉連絡よりも応答早く貰えるのは何となく想像できる。

その時私は、“情報には質量がある“のではと思った。

圧力の計算をするとき、力(ニュートン)のかかる当たり面を小さくしていくと、かかる力に変化が無くても圧力は大きくなっていく。先ほどのイベント参加の宛先を狭めていく行為は、あたり面を狭めていく行為と同じで、この法則が成り立つということは、情報は力であると考えられる。

さらに、運動の第二法則から力は質量×加速度で計算されるので、情報には質量があると結論付けられる。

情報に質量があると分かればだいぶ取り回しの考え方も変わってくる。マーケティングでターゲット層を絞るメリットも説明しやすいし、情報提供の初速に力を入れて、軌道に乗れば加える情報が少なくて済むのも理解できる。あるカテゴリの情報を知れば知るほど、密度の高い情報に惹(引)かれあい、出会うことができるのも情報に質量があるためだと考えられる。

さあて、やることに押しつぶされないよう早めに処理せねば。

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