真意を知って、情報を拡散すること
人に言われたことをそのまま受け取ってはならない。
その言葉の真意・出所をしっかりと押さえなければいけない。
(新井白石)
例えば、親からお手伝いをお願いされたり、会社で仕事をお願いされる場合がある。この場合、事実を受け取るだけではなく、相手がなぜお願いをしているのか、相手の意図や言葉の裏にある思いを汲み取る事が重要である。
言われるだけではなく、きちんと理解した上で行動しよう。
今日この言葉を思い出したのは、夕方に、トイレットペーパーがなくなると言って、買い出しに走る人のニュースがあったからだ。
実はトイレットペーパーは殆ど国内で作られていて、海外製は3%。
原材料も国産である。静岡や高知、愛媛と分散して作られているので、原材料さえあれば、供給がストップすることはないのだ。
今回のニュースが生まれたのも、ネット上のデマを鵜呑みにした方が、そのまま情報をTwitterなどで拡散したことが理由である可能性が高い。
転じて、インターネット上の情報は、最後までよく確認して判断するべきであるし、ニュースも見出しだけではなく、最後まで読むべきである。
何故なら、最近のインターネット上のニュースは、見出しで引き付けてクリックさせて、読者を増やそうとしている記事が多いからだ。
実際にクリックして読んでみると、中身がなかったりして、がっかりしたことも多いだろう。また、記事の出所もきちんとしていない事も多い。
もし、ネット上で情報を発信したり拡散したりしたい場合は、きちんと情報の裏付けをした上で、拡散するようにすべきだ。
インフルエンサーになって、世の中に情報発信をする人に憧れる人も居るだろう。実際に今の社会では情報を拡散しやすくなった。しかし、その手にした情報は相手に有益な情報を与える場合ばかりではない。相手に害を与える場合もあるのだ。
だから私は、いつも強く言っている。
Twitterのリツイートは、情報を確認してから慎重にすべきだ。
(追記)
今回の話の続編は、こちらです。よろしければどうぞ。