まんまる

1988年生まれ。 ノンフィクションとフィクションの間に興味がある。

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1988年生まれ。 ノンフィクションとフィクションの間に興味がある。

マガジン

  • エッセイ

    今まで、書くといったらコピーライティングしかしてこなかったけど、エッセイに挑戦してみます。

  • 毒舌な繊細さんが「嫌われる勇気」に気づくまでの血風録

    独身アラサー。内向的HSS型HSPの約12年間の奮闘記。椎名誠の『本の雑誌血風録』をもじってます。アダルトチルドレンとか発達障害とか愛着障害とかHSPとか、心の内の探検をしている足跡を残しながら、言葉を紡ぐことを楽しみます。

  • 心理学超入門

    学問としての心理学の勉強内容をアップしていきます。 臨床心理学・社会心理学・発達心理学など。

  • 読書感想文

    好きな本の感想、読書体験などを書きます。

  • 素人の観劇感想文

    ストレートプレイ、ミュージカル、コントからライブまで、舞台鑑賞の感想文です。マニアじゃなくてただのミーハーです。

最近の記事

  • 固定された記事

HSPだから考えてしまう。“自分語り”の大義名分。

目的を考えていると書けない。いざ書き始めると目的が見えない。 ずっとnoteを更新したいと思いながら、なかなかできずにいた。 コピーライターのはしくれをしていた私は、書くという行為は、 「商品やサービスの価値を届けるため」にある、と無意識に思っていた。 コピーライティングは、「その商品の価値」を見い出して、言葉で表現するものだと思っている。 自分の人生や経験に価値を感じられないから、書き始めることができなかった。“自分語り”に嫌悪感を抱いてしまうのだ。 でも、書い

    • 抗うつ剤を飲み始めて7年が経ちました。

      わたしって、うつ病患者だったのか。 今になって、気づいた。 うつ病って、目に見えないから、 病気の感じがしないし。 薬を飲んで安定していたし、 薬なんて御守り代わりだと思っていた。 ただ、ここ最近忙しくて体調が崩れ、 何もないのに泣きたくなるし、 夫に苛々するので、 自分でも変だなと思って頓服したら、 ビックリするくらい気持ちが落ち着いた。 あ~わたしのうつ病って、 大したことないと思ってたけど、 結構重いのかな。 仕事はサポート業務で、 プレッシャーは少ないし、残

      • 適応障害で休職、復職後2年が経って

        最近思うことを、つらつらと書いて頭のなかを整理してみたい。 わたしが適応障害になったのは、職場の人が原因でした。 (自分の認知のゆがみも原因のひとつではある)。 その人に振る舞いや物言いが似ていると感じると、反射的に「近づいたらいかん」という危険信号が頭のなかで鳴ります。 それと同時に思うことは、「こういう人は世の中に一定数いる」ということです。 単に苦手な人というレベルを越えて、他人を攻撃する人は世の中に存在する。「なにがその人をそうさせているのか」は考えてはいけな

        • HSPでACな私が生きられてるのは

          「生きる」ことについて。 私は10代後半から30歳くらいまでずっと、生きづらさを感じていました。人とは違う、見えない「何か」を感じて、密かに消えたいと思いながら生きていました。社会人になってから、ときどきアダルトチルドレンのカウンセリングを受けるようになったり、発達障がいの検査を受けたり、女性の発達障がいについての本を買って調べたりするようになりました。そのころから不眠にも悩むようになりました。 カウンセリングは、ぐちゃぐちゃにもつれた心の糸を、少しずつ少しずつほぐしていく

        • 固定された記事

        HSPだから考えてしまう。“自分語り”の大義名分。

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        • エッセイ
          2本
        • 毒舌な繊細さんが「嫌われる勇気」に気づくまでの血風録
          1本
        • 心理学超入門
          1本
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          2本
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          2本

        記事

          異動4日目   

          念願の異動がかなった。 不安な初日を終えて、4日目。 まだまだ緊張はつづく。 どう思われてるだろう? という考えが頭から離れない。 自己紹介は苦手だ。 つかれた。 楽しいことはなくてもいいから、 自分がいた証を残せるような仕事がしたい。 でも、まだまだ肩の力を抜いて大丈夫。 大丈夫だぞ、わたし。 みんな、4月はがんばっているはずだ。 大丈夫だからね。わたし。 恋人もつかれてるみたい。 あまり頼りすぎもよくない。 がんばった自分にご褒美をあげよう。 大丈夫。誰か

          異動4日目   

          3月は落ち着かない

          異動が決まった。 異動先でどのような業務につくかまだ私は知らないため、こわい。 異動がかなったことはうれしい。 希望がかなったからだ。 適応障害でずっと苦しかったこの一年を考えれば、喜ぶべきことなのだ。 適応障害の原因となったものから離れることができるからだ。 それでも不安はある。 新しい環境に不安はあるに決まっている。 がんばらなくていいから、楽しめ。 そう言ってくれた人がいた。 どうしたら楽しめるのだろう。 仕事が楽しいと思いたい。 目の前の一瞬一瞬を楽しみたい。

          3月は落ち着かない

          頭も心も、せわしない

          今日、小説をひとつ読み終えた。 夢中になって読んだ。 久しぶりに、高揚した。 今日、ある事が終わりを迎えた。 さみしかった。 さみしさを実感したくて、泣きたくて涙を流した。 今日、彼から返事があった。 他愛もないことだ。 素っ気なくて、気が休まらない。 旅に出たい。けど面倒くさい。 どこか行きたいのに、どこにも行きたくない。 きっと家にいたくないだけだ。 今何を求めているといったら、 言葉、だ。

          頭も心も、せわしない

          落ち着かない3月

          適応障害になり、復職してから9ヶ月を乗りきった。念願の異動が決まった。 落ち着かない。異動先への気持ちを今の職場で出しすぎないように、そわそわした日々を過ごしている。 異動先に夢がたくさん詰まっているわけでもない。何が起こるかは、ふたを開けてみないとわからない。だから落ち着かない。 先週から落ち着かないのはなぜだろう。 眠れないのはなぜだろう。 彼氏とのこと。元恋人のこと。 何がトリガーなのだろう。 イメージしていた3月と違ったからだろうか。 大きな変化を求めていたから

          落ち着かない3月

          新しい経験~繊細さんが興奮するとこうなる~

          今までにない経験をして、頭が興奮状態。 アドレナリンがでまくっている!! なぜこんなに楽しかったのだろう!! 面白い経験ができることが、新鮮な経験をできることが、 私は大好きなのだ。 それでお金をもらえようが、もらえないだろうが、 かまわないのかもしれない。 ただ、同じことを何度も繰り返すのは好きではない。 常に、やったことのないことを試してみたいのだ。 それでたとえ、失敗しようとも。 わくわくしすぎて、目の前がみえない。 アドレナリン大爆発である。 私は、どこか

          新しい経験~繊細さんが興奮するとこうなる~

          抗うつ剤をのんでいる人はみんなうつ病なのか?

          私は抗うつ剤を飲んでいる。 でも、自分を「うつ病」だと認識したことがない。 少しだけ現実を生きやすくするために、化合物を毎日飲んでいる。 ただそれだけのことだ。 ひとは、わたしをうつ病患者だと思うのだろうか。私は精神疾患者なのだろうか。考えたこともなかった。 毎日ひいひい言いながら仕事に行っているけれど、私はうつ病なのだろうか。 うつ病、うつ状態、いろいろなレベルがある。 端からみたら普通の人も、実は普通ではない。 異常に視える人も、実は普通だったり。 そもそ

          抗うつ剤をのんでいる人はみんなうつ病なのか?

          正月早々、罪悪感。

          2023年が始まっていた。 私は実家に帰ったとたんに、熱を出してしまって、とんだ帰省になった。 家族に申し訳ないと思いながら、実家から帰ってきた。 あのときの忘年会がよくなかったかな? など心当たりがあるものの、 親にはごまかして、罪悪感。 のみに出歩いてるわけじゃないんだから、 そうそうコロナにはかからないわよ。 そう母にいわれ、罪悪感。 のみ歩いてたんです。 年末の雰囲気に浮かれてたんです。 油断してたんです。 自分を責めつつ、 いまの時代、仕方ないことだと思い

          正月早々、罪悪感。

          振り返りたくないけど

          振り返るのがつらいから、嫌だけど、2022年を総括してみる。 ▼適応障害で休職 ▼復帰 ▼休職 ▼オンラインサロンに3つはいる ▼Twitterはじめる ▼コーチング始める ▼彼氏ができる ▼復帰 ▼コーチングやめる ▼転職活動はじめる ▼内定 ▼内定辞退 ▼抗うつ剤飲み始める ▼資格勉強 ▼転活 ▼いったん全部やめてみる ▼プロボノ 仕事納めてイマココ 2022年はどんな年だったか? 人生のどん底を、私なりのどん底を味わった年だった。 出会いや別れもあった。新しく取り組ん

          振り返りたくないけど

          Twitterに書くことがない理由が分かった

          3月にTwitterをはじめて、9ヶ月がたった。 特に何を発信してるわけでもない。 何かテーマを決めてるわけでもない。 日々のつぶやきをしたいわけでもない。 何のためにやってるのか分からなくなった。 途中やめようと思ったが、ちょっとしたつぶやきが600いいねをもらったので、まだ続ける余地はあるかと思ってだらだらと続けている。 でも、相変わらず、何を書いたらいいのか分からない。自分のブランディングなんて分からない。 けれど、いまふと、分かってしまった。 なかには、うつ

          Twitterに書くことがない理由が分かった

          現在地はどこか

          現在地はどこか、書きながら考えたい。 適応障害から復職して半年が過ぎた。 その間に色々なことがあった。 休職中は、焦りから色々なことをしていた。 思い返せば、だ。  ・オンラインサロン1入会 ・オンラインサロン2入会 ・コーチングを始める ・オンラインイベントに毎週参加 ・仕事に復帰する  ・コーチングやめる ・恋人ができる ・内定をもらう ・内定辞退 ・転職活動 ・オンラインサロン1で、プロジェクトに応募するも辞退する→オンラインサロン1やめる ・9月に入って体調崩す

          現在地はどこか

          寒い

          私は、彼にとってなんだったんだろう。 さびしくなった。 最高の気分を、最低にさせる人。 すぐ落ち込んでしまう自分がめんどう。 あの人は、いま、何を考えているのかな。 あの人は、私にとってどんな人。 私はあの人に、何かを与えられているかな。 あたえられてばかりな気がする。

          『何者』を読んで

          朝井リョウの『何者』を読んで、 胸がざわついて、胃がキュっときしんだ。 拓人は私じゃないか、と。 読者にそう思わせる作者はやはりすごい、 といいわけじみた感想を思いつつ、 ここにいるのは私なのかもしれない、 私はこんなに醜いのかという絶望感だ。 人はみんなもがいてる。 私ももがきたい。でも、こわい。 もがいてるひとを、痛い、とか カッコ悪いとか、あがいててみっともないとか、 どこかでそう思っていたのだろうか。 Twitterを眺めていると、 まゆをひそめたくなるのは

          『何者』を読んで