HSPでACな私が生きられてるのは

「生きる」ことについて。
私は10代後半から30歳くらいまでずっと、生きづらさを感じていました。人とは違う、見えない「何か」を感じて、密かに消えたいと思いながら生きていました。社会人になってから、ときどきアダルトチルドレンのカウンセリングを受けるようになったり、発達障がいの検査を受けたり、女性の発達障がいについての本を買って調べたりするようになりました。そのころから不眠にも悩むようになりました。

カウンセリングは、ぐちゃぐちゃにもつれた心の糸を、少しずつ少しずつほぐしていくような作業の連続でした。
精神科に行ってみたり、心療内科に行ってみたり、アダルトチルドレン専門のカウンセラーのところへいってみたり。自助グループに顔を出してみようかと思いましたが、勇気がでなくてできませんでした。

ひとつのきっかけが、オンラインでのアダルトチルドレン自助グループの「言いっぱなし聞きっぱなし」の対話にありました。声しか知らない人たちでしたが、確かにそこには同じ思いをした人たちがいました。何を話してもいいその場所で、私ははじめて、自分の生きづらさを訥々と話すことができました。

「言いっぱなし聞きっぱなし」は、話し手の話に聞き手は反応はせずに黙って聞きます。一人ひとりが話したいことを自由に話します。
ただ、そこに人のいる気配があるだけで、居心地がよい、わかりあえる、不思議な感覚を覚えました。
心理カウンセリングとは違う何かを感じました。

そこから劇的に何かが変わったわけではありません。ただ、自分の生きづらさを、自分の手のひらで確認できたような感覚をおぼえました。
その時期から仕事の人間関係に悩むようになり、うつ状態になりました。高速道路を運転しながら、このままガードレールに突っ込んで死ねたらいいのにと本気で思っていました。

それから異動して心が折れ、半年間休職しました。それからずっと抗うつ剤を飲んで生きています。薬を飲むことで、この自分は本当の自分なんだろうかと思うこともありますが、そうしなければ生きていられないのだから、仕方ないです。

そんな私ですが、そのあとも色々とカウンセリングを受けてアダルトチルドレンを克服しつつ、HSPを知ったことで全てが腑に落ちています。周りの人に助けてもらいながら、なんとか、生きることを諦めなくてよかったと、いまでは思っています。人との出会いで救われた部分が大きいかもしれません。

※『ヒアアフター』という映画があり、そんな自分の人生とオーバーラップする部分があり感動しました:ぽっ:

言葉にしたくなったので、自分の現在地を確認するためにも振り返ってみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?