3月は落ち着かない
異動が決まった。
異動先でどのような業務につくかまだ私は知らないため、こわい。
異動がかなったことはうれしい。
希望がかなったからだ。
適応障害でずっと苦しかったこの一年を考えれば、喜ぶべきことなのだ。
適応障害の原因となったものから離れることができるからだ。
それでも不安はある。
新しい環境に不安はあるに決まっている。
がんばらなくていいから、楽しめ。
そう言ってくれた人がいた。
どうしたら楽しめるのだろう。
仕事が楽しいと思いたい。
目の前の一瞬一瞬を楽しみたい。
転職活動もしてみたけれど、ほとんど辞退してばかりだった。本当に仕事をやめる気が今はないのだ。
恋人は優しい。けれど将来のことにはお互いの考えがすれ違っている。そろそろ潮時かもしれない。
かつての恋人とは、異動が決まって疎遠になるだろう。寂しいとは言ってはいけないかもしれないけれど、あったものが無くなるのは寂しい。心の拠り所であったことは確かである。
ただ、安堵もしている。もう会わなくていい。会わない方がいい。
復職してからまともに仕事はできていなかったけれど、資格をひとつとれた。国家資格だ。
それが少しの自信になっている。
適応障害のさなかでも、気を紛らわすための勉強は楽しかった。
秋から、また別の勉強をはじめたい。
やりたいことはたくさんある。
けれど、彼はどう思っているだろうか。
気にしてしまって、身動きがとれない。
色々なことが頭に浮かぶ。
一ついえることは、よくここまで頑張ってこれた。自分を誉めてあげてほしい、ということ。一度かぎりの人生、楽しめ。大丈夫。なにもこわくない。
ここまでこれたのは、抗うつ剤や、セルフケアとしてのナラティヴセラピーのおかげである。
こうした経験も楽しみたい。
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