ほめ言葉はギフト

褒められた時に、素直に喜べる？謙遜してしまう？
「ほめ言葉は相手からあなたへのギフト。なのでありがたく頂いて、いつか貰った以上のお返しすればいいんだよ。」
謙遜しがちな社内のチームの合言葉。

わたしも、褒められるのはなんだかむずがゆくて、恥ずかしくて、「そんなことないです。」と謙遜しがちだったのだけど、3年前くらいから恥ずかしくても100％貰うようにしています。まだ、完璧ではないけれど。

それは、YOGA教室の先生に本気で叱ってもらったから。その先生は、ポジティブ解釈のうまい人。
私が「仕事が忙しい。」とぼやいても「和子さん人気者だからですね。」
「最近、だらだらしてしまう」と言っても「転機に向けての準備期間ですね」とか。行動面だけでなく見た目や趣味のこととかいろいろ褒めてもらっていたのだけど、いつも「そんなことないですよ～わたしなんて…」と答えてた。

いつものようにそのような返しをしていたのですが、ある日、、、
「私が心から思って言ってるんだから、そうやって私の気持ちを否定するのはやめてほしい。和子さんが思ってる話じゃなくて、私が思ってるっていう話を私はしているの」と。

はじめて、自分の長年の癖を指摘されて、ああ今まで多くの人たちの優しい気持ちを私は自分の自信のなさから否定してきたんだな。と大反省。
それからは、自分の思う現実は置いておいて、相手が思ってくれた気持ちを100％貰うようにしている。

そのことで、他の人が「コイツめちゃくちゃ自信満々だなあ」と思われる可能性はあるのだけれど、ただほめ言葉をくれた人に「ありがとう」が伝わることの方が大切だなあと感じている。

～ありがたくいただいた方が注目度が実は低い～

自分が褒められた時に、否定してしまう人のあるあるで自分に話題が集中するのが怖いとか恥ずかしいがあると思う。私は、早くその話題を早く終わらせたい一心で「そんなことない。私なんて」と言っていたから。

でも「そんなことない。私なんて」という事により、相手は「あなたはそうである」を伝えたいから、ますます褒められループに入っていく。

そんなときの最強ワードは「ありがとうございます。○○さんに言われたら調子乗っちゃいます。」とか「わー、今日一日最高な日になること確定しました」と言って相手に伝えてよかったと思ってもらう事。

それによって、褒めの対象を相手に返しながら、その話題を終わらせる。
褒められた方も褒めた方もうれしくて、自分が注目される時間も時短できる最高の技だと感じているのでぜひお試しを。

～仲間からの褒め言葉はしっかりといただこう～

友人関係と同僚のほめ言葉ってまた少し種類が違うのかなと思う。
友人関係だと褒めの部分の相手の関与って少ないのかなって思うのだけれど、仕事での褒めって相手の関与が大きい。

自分の成長を褒めてもらう事が仕事だと多いと思うのだけど、その時「そんなことない。」っていうのって、相手の存在価値を否定している部分があるんじゃないのかな？

例えば、「今回の企画書うまくかけていたね！」と言われて、「そんなことないです。私なんて、まだまだなんで。」と返すか、「ありがとうございます！うれしいです。○○さんに指導していただいたおかげです。これからもご指導お願いします。」というかで、全然印象が違う。

前者より後者の方が、周りを幸せにしているし、より一層関わりたいと思ってもらえるはず。

自分の謙遜が、実は自分の周りの人たちまで「大したことない」って言っているかもしれないとしたら、本当に申し訳ない。

だから、褒め言葉はいただいて、相手や周りにきちんとお返しをすることがマナーだと思う。

文章を書いていて、仕事仲間だけじゃなくて、家族とか友達にもおんなじかも。多かれ少なかれ、自分の存在には他者の影響が関与しているから。

～そして、自分も貰ったほめ言葉以上のサプライズを渡せる人になろう～

今まで私は多くの人の優しいギフトを「そんなことない。」と受け取り拒否してきたことを反省している。だから、貰った以上のほめ言葉を渡せる人でありたいなと思ってる。

できれば、本人が気づいていないようないいところか、他の人は知らないような本人だけが知っているようないいところ。
ジョハリの窓で言う「盲目の窓」「秘密の窓」を開けていきたい。

ジョハリの窓については、またいつの日か。

日常の会話でも自分を下げることで相手を上げる謙譲言葉よりも、自分をフラットにおいたままで相手を上げる尊敬言葉を使う方が今の時代に合ってるし、自分の為にも相手のためにもなるんじゃないのかなって思う。